【写真】S04の一回戦ラウンド、最終試合はS03のフェザー級ファイナルが組まれている(C)Zuffa/UFC

23 日（金・現地時間）、中華人民共和国は上海のUFC PI上海で開催されるRoad to UFC S04 Ep03 & Ep04の計量が22日（木・同）に行われた。
text by Manabu Takashima

昨日のEp01とEp02と比べると、選手の計量時間にばらつきが見られたものの出場全20選手が問題なくクリア。そんなRoad to UFCオープニングラウンドのエンディングで組まれたのはS03 フェザー級決勝戦=チュウ・カンチエ✕シェ・ビンの一戦だ。

この両者は昨年11月のマカオ大会で他の3階級と同様に決勝戦を戦う予定だったが、チュウ・カンチエの負傷欠場で実に対戦が半年も延期されてしまっていた。

そのチュウ・カンチエは初戦で安藤達也に的確な打撃でダメージを与えて判定勝ちを収めると。準決勝で原口伸のテイクダウン&コントロールに苦戦しながらも、打撃の手数でスプリット判定勝ち。決勝戦進出を決めていた。

他方、シェ・ビンは準決勝で河名マストの一発を被弾しダウンを喫する場面も見られたが、ここから長いリーチを生かして圧を変え、河名に組むことを許さなかった。手段がなくなった河名の一発狙いに右フックを合わせ、追撃の右で失神KO勝ちでファイナル進出となった。

過去の試合からジャブで自分の距離をシェ・ビンが確保できれば、削ってKO決着もありうる。対してチュウ・カンチエが、シェ・ビンの領空を侵して乱打戦に持ち込めば、逆も然り。いずれにせよ、また新たなに中国人UFCファイターが誕生することになる。

過去3度のRoad to UFCを通して実施された3階級=フライ級、バンタム級、フェザー級で日本人選手が決勝の舞台に立っていないのは、このフェザー級のみ。23日の締めの一番の前日にフェザー級1回戦の結果は出ているが。改めて、この上海2daysのとりの一番がチュウ・カンチエ✕シェ・ビンであることを考えると、（ファイターは一切関知する必要はないが）青井人と中村京一郎にはぜひとも初戦をクリアしてもらいたいものだ。

■Road to UFC S04 Ep03視聴方法（予定）
5月23日（金）
午後8時00分～UFC Fight Pass
午後8時00分～U-NEXT

■Road to UFC S04 Ep03計量結果

＜Road to UFCバンタム級T準々決勝／5分3R＞
ソランランポ: 135ポンド（61.24キロ）
ピーター・ダナソー: 135.5ポンド（61.46キロ）
(C)Zuffa/UFC

＜Road to UFCライト級準々決勝／5分3R＞
レン・ヤーウェイ: 156ポンド（70.76キロ）
デニ・ダファ: 155ポンド（70.31キロ）
(C)Zuffa/UFC

＜Road to UFCバンタム級準々決勝／5分3R＞
伊藤空也: 135.5ポンド（61.46キロ）
カイ・シャン: 134.5ポンド（61.0キロ）
(C)Zuffa/UFC

＜Road to UFCライト級準々決勝／5分3R＞
ジャック・ベッカー: 156ポンド（70.76キロ）
パク・ジェヒョン: 155.5ポンド（70.53キロ）
(C)Zuffa/UFC

＜ウェルター級／5分3R＞
佐藤生虎: 171ポンド（77.56キロ）
キット・キャンベル: 170ポンド（77.11キロ）
(C)Zuffa/UFC

■ROAD TO UFC S04 Ep04視聴方法（予定）
5月23日（金）
午後10時00分～UFC Fight Pass
午後10時00分～U-NEXT（Ep03から続き）

■ROAD TO UFC S04 Ep04計量結果

＜Road to UFC S03フェザー級決勝／5分3R＞
チュウ・カンチエ: 145.5ポンド（66.0キロ）
シェ・ビン: 146ポンド（66.22キロ）
(C)Zuffa/UFC

＜Road to UFCライト級準々決勝／5分3R＞
エフェヴィガ雄志: 155ポンド（70.31キロ）
ドン・マーファン: 156ポンド（70.76キロ）
(C)Zuffa/UFC

＜Road to UFCバンタム級準々決勝／5分3R＞
チャン・シンクゥ（中国）
ローレンス・ルイ: 135.5ポンド（61.46キロ）
(C)Zuffa/UFC

＜Road to UFCライト級準々決勝／5分3R＞
キム・サンウク: 156ポンド（70.76キロ）
神谷大智: 155ポンド（70.31キロ）
(C)Zuffa/UFC

＜Road to UFCバンタム級準々決勝／5分3R＞
井村塁: 135.5ポンド（61.46キロ）
ヴァン・イ・ギエム: 135ポンド（61.24キロ）
(C)Zuffa/UFC

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