【Pancrase355】残念!! 好勝負の予感も2度、頭が当たり井村が試合続行不能に。テクニカル判定で高城を下す
【写真】2度、同じような形で頭が入った(C)MATSUNAO KOKUBO
<バンタム級/5分3R>
井村塁(日本)
Def.3R0分21秒 by テクニカル判定
髙城光弘(日本)
グローブタッチに応えなかった高城。井村が左を伸ばし、高城はサイドキックを繰り出す。ならばと左ミドルを返した井村が、圧を掛けていく。左フックをダックでかわした高城が、左ミドルをキャッチ&リリース。ゆっくりしたリズムでスイッチする高城は、ボディストレート後に組んでクリンチへ。井村は首相撲も、高城がレベルチェンジでダブルレッグを決める。三角狙いを潰した高城、井村はシングルレッグでレッスルアップからバックへ。
左足を入れさせない高城に対し、井村は右足から入れてスタンドで両足をフックする。襷&オタツで寝技に持ち込んだ井村。高城は足を払って反転する。スクランブルの最中にパンチを入れた高城のダブルレッグに井村がギロチンをセット。タイトな絞めも、時間が足らずタイムアップに。初回はジャッジ1人が高城、2人が井村をつけた。
2R、両者のステップインで高城の頭が、井村が顔面に当たり乾いた音が響く。左目が塞がりつつある井村が、時間をかけて立ち上がる。ここからもすぐに試合は再開とならなかったが、井村が再開に応じる。すぐにシングルからバックに回った井村が、再びスタンドでボディトライアングルに。井村は後方に倒れ込み、初回と同様に足を払いに来た高城の背中について正対することを許さない。
高城は反転できないまま時間が経過し、後方からパンチを入れる。高城はケージキックも井村のバックグラブのままラウンドが終了となり、ジャッジは3人とも井村につけた。
最終回、高城のハイキックが井村の顔面を捕らえる。直後の接触で再び頭が入り、井村が顔をしかめる。左目が塞がった井村に、ドクターチェックが入る。結果、偶然のバッティングにより試合続行不可能となり、テクニカル判定3-0で井村に勝利した。