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【Pancrase355】初回は大塚、2Rが濱田。まさかっ……3Rに頭が当たり、フライ級王座決定戦はNCに

【写真】バッティングはある。しかし、1大会で2度とは……(C)MATSUNAO KOKUBO

<フライ級KOP決定戦/5分5R>
濱田巧(日本)
NC.3R0分31秒
大塚智貴(日本)

ジャブからローを狙う大塚。濱田は左リードフックを打っていく。右を伸ばした濱田、その打ち終わりに大塚も右を見せる。大塚は左ハイ後から、ダブルレッグからケージに押し込む。離れて左右のフックを振り回す大塚に対し、浜田はシングルレッグからバックに回る。左足を差し込み、ヘンゾフックの濱田は左足を四の字に挟む。一度正対し、再度バックに戻った濱田がヘンゾフックから後方に倒れこみ両足をフックする。残り30秒、大塚はワキで濱田の腕を挟んでRNCを許さなかった。組みでラウンドを支配した濱田だったが、ジャッジは意外も3者とも大塚につけた。

2R、濱田のローに大塚がダブルレッグを仕掛けるが、止められワキを取られて後方に送られそうになる。踏みとどまってトップをキープした大塚は、シングルをがぶる。ここで引き込んだ濱田がディープハーフからバックを伺う。左足をいれ、体を起こした濱田をレッスルアップからケージに押し込んだ大塚が倒しなおしてトップ、リバーサルを成立させるここから濱田が立ち上がろうとすると、大塚はダブルからリフトしてテイクダウンを奪う。バックを取りに行った大塚は、前方に落とされ濱田がハーフで抑える。

大塚は左腕を差し当て右側に巻き込んでトップを取る。すぐに立ち上がった濱田が頭を抱えると、大塚は引き込む。濱田のトップの状態が続き、大塚が下からコツコツと殴る。濱田は残り5秒ほどパンチを纏め、ジャッジ3者とも濱田のラウンドとした。

3R、濱田がロー。濱田は前蹴りを繰り出すが、大塚がボディを抉る。ここで頭が当たったとアピールした大塚がブレイクを要求する。左目を気にする大塚は、回復に時間をかけたが目が塞がり、ドクターチェックが入る。大塚は試合続行不能となり、試合が成立しているラウンドでなくノーコンテストという結果に終わった。


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