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【SUPER RIZIN04】シングルを切られても組み続ける。扇久保がトーレスとのタフファイトを制す

【写真】組みはもちろん、ジャブを起点にした打撃でもトーレスに譲らず。扇久保が厳しい戦いを制した(C)RIZIN FF

<RIZIN WORLD GP2025フライ級T1回戦/5分3R>
扇久保博正(日本)
Def.3-0
ホセ・トーレス(米国)

扇久保がすぐに左ミドルを蹴り、サークリングしながら左ミドルを蹴る。そこから扇久保はシングルレッグに入ると両差しでトーレスをロープに押し込む。トーレスはコーナーを背にしてテイクダウンディフェンスし、扇久保は右腕を差した状態から左のヒザ蹴りを入れる。トーレスも右のヒザを蹴り返す。これを嫌ってか、扇久保が一旦離れる。

スタンドの攻防に戻ると扇久保が右ボディから左フック・左ミドル、トーレスはジャブで前に出る。扇久保もジャブから右ロー、ジャブから右ハイ、トーレスのカーフに右ストレートを合わせてダブルレッグで押し込む。トーレスもロープに体を預けて扇久保の組みを切る。扇久保はジャブと右カーフ、シングルレッグも見せつつ、離れ際に左ミドルを蹴る。

扇久保はシングルレッグから組みつくと右腕を差して押し込み、足をかけてテイクダウンする。そのままサイドを取った扇久保。トーレスも足を一本戻すが、扇久保がパスガードをしながらバックに回ってRNCへ。トーレスが立ち上がると、扇久保はRNCを外してバックコントロールに切り替えて後ろからヒザ蹴りを入れる。

2R、トーレスがじりじりと前に出る。扇久保がシングルレッグに入って右脇を差す。トーレスは小手を持って投げを狙うが、扇久保がテイクダウンを許さずにロープに押し込む。扇久保は1Rと同じように足をかけてテイクダウンすると、トーレスも足で距離を取りながら立ち上がる。扇久保はボディジャブから右フック、シングルレッグからロープに押し込む。ここで扇久保がボディロックからテイクダウンするが、その際でトレースが上を取りかける。

扇久保もすぐに立ち上がり、右腕を差してトーレスをロープに押し込む。トーレスが離れて右アッパー、ロープに詰められてもヒザ蹴りを突き刺す。扇久保がシングルレッグでトーレスを押し込むが、トーレスが離れ際に右ストレートと左ミドルを蹴る。扇久保がトーレスの蹴り足を取ってロープに押し込み、足へのヒザ蹴りを入れる。一度離れた扇久保は左フックからダブルレッグに入ってバックへ。トーレスが正対すると、再び扇久保がダブルレッグに入る。

スタンドで組みの攻防になるとトーレスが距離を作ってヒザ蹴り。スタンドに戻るとトーレスが右アッパーをヒットさせ。ジャブ、左ボディ、飛び込むような右ストレート。扇久保は左ジャブから左ハイ、右カーフを蹴る。トーレスがワンツー、扇久保もジャブを返して右フック。トーレスは左ミドルと右フック、組みになるとヒザ蹴りを突き上げる。終了間際、扇久保が左ハイを蹴った。

3R、扇久保がインローを蹴ってシングルレッグに入るが、トーレスが切る。トーレスは右アッパーから細かい打撃をまとめる。扇久保がシングルレッグから組んでテイクダウンしてバックへ。扇久保はトーレスをグラウンドに持ち込もうとするが、トーレスはその度に立ち上がり、コーナーに体を預けつつ正対する。ここでトーレスはボディへのパンチを入れ続け、扇久保が離れる。

扇久保はジャブと組みのフェイントを入れつつ、トーレスはジャブから前に出て左の前蹴り。扇久保はシングルレッグに入りつつ、インローと内回しの顔面前蹴り。トーレスはジャブを突き、扇久保はしつこくシングルレッグに入るがトーレスに切られる。扇久保は左右のロー、シングルレッグ。トーレスは右ストレートと左ボディ。扇久保はインローでトーレスの前足を削って、トーレスの右の蹴り足を取ってロープに押し込む。

ここでトーレスが小手を巻いて投げへ、扇久保の体がロープの外に出かけるが扇久保はそのままバランスをとって立ち上がり、クリーンテイクダウンを許さない。シングルレッグに入ってロープ押し込む扇久保。距離が離れるとジャブの差し合いから、トーレスが右ストレート。トーレスがこの右を立て続けに当てる。扇久保がシングルレッグに入り、ここもトーレスが離れる。扇久保も右アッパーからワンツー、右ボディから左フック。トーレスも左ジャブ、ボディジャブから右ストレート。扇久保も右フックを打ち返して試合終了となる。

判定は3-0で扇久保が勝利。事実上の決勝戦と言われたトーレス戦を制した扇久保は「マイク短めと言われたので、一言だけ。絶対に優勝するんで応援してください。ありがとうございました」と優勝宣言した。


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