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【UFC326】前代未聞、2Rだけで2度の減点を受けたシャオ・ロンが27-28×3でガーブラントに敗れる

<バンタム級/5分3R>
コディ・ガーブラント(米国)
Def.3-0:28-27.28-27.28-27
シャオ・ロン(中国)

インローを蹴ったシャオ・ロンに対し、距離を詰めてショートのコンビを放つガーブラント。一旦落ち着き、ガーブラントが右に回りつつローを蹴る。シャオ・ロンは左ハイを当て、右オーバーハンドで前に出る。逆に蹴りを受けそうになったシャオ・ロン。組んでヒザを入れたガーブラントが、すぐに離れる。シャオ・ロンが右オーバーハンドを空振りし、組んだガーブラントのエルボーで腰が落ちる。両手を挙げて大丈夫だとアピールするシャオ・ロンは、左ミドルを蹴られても高いガードを続ける。

ガーブラントはスピニングバックエルボーを見せ、インローを蹴られても左右に回る。USAチャントを受けたガーブラントは、頭を下げてパンチを狙ったところで左ハイを蹴られる。やや距離を取った展開から、ガーブラントがステップインにダブルレッグを合わせてテイクダウンを決める。シャオ・ロンは立ち上がり、エルボーを受けそうになって離れた。距離を詰めてフック&アッパーのコンビを見せたガーブラントが初回を取ったか。

2R、互いにカーフを蹴り、打撃の間合いの取り合いのなかでシャオ・ロンがダブルレッグ。切ったガーブラントが前蹴りをタイミングよく入れる。ガーブラントは右アッパーで前に出るが、これはクリーンヒットしない。シャオ・ロンは左ミドルを決め、インロー。さらに右オーバーハンドのフェイクから左ハイを狙う。

前進にローを蹴れて、姿勢を乱したガーブラントがすぐに臨戦態勢に戻り、ダブルレッグからケージにシャオ・ロンを押し込む。離れたガーブラントはミドルを蹴られるが、レベルチェンジからテイクダウンを狙う。前足の蹴りを多用するシャオ・ロンが、跳びヒザを見せ、ガーブラントにパンチの距離を取らせない。ならばと首相撲からヒザを狙ったガーブラントだが、ガードが甘くなる場面がある。残り15秒、ダブルレッグを狙ったガーブラントの頭が、シャオ・ロンの顔面を直撃する。尻餅をついたシャオ・ロン。不満気な表情を浮かべたが、すぐに笑顔を取り戻しガーブラントとハグをして2Rが終わった。

最終回、ガーブラントが右カーフを蹴り、蹴りを掴んでテイクダウンを狙う。この蹴りが急所に当たっており、試合が中断される。再開後、スイッチを織り交ぜて間合いを測るガーブラントだが、シャオ・ロンの右ローがまたも急所に入る。前回と違い、悶絶したガーブラントがヒザをキャンバスに手足をつく。2分以上かけて立ち上がったガーブラントが怒りの表情を浮かべると、シャオ・ロンが頭を下げる。

そのシャオ・ロンがペナルティで1Pを失い、試合は再開。跳びヒザを見せたガーブラントが組みへ。と、クリンチの展開でシャオ・ロンのヒザがまたも急所を捉える。レフェリーが通訳を呼び、「次に急所攻撃があったら、失格にする」と伝え、さらに1Pの減点が命じられる。

跳びヒザでリスタートに応じたシャオ・ロンは、逆転を賭けて「打ち合え」ポーズを続ける。ガーブラントはワンツーで前に出ると、すぐにサークリングを多用する。両手を広げて追いかけるシャオ・ロンが跳びヒザ、跳び蹴り、とさながら鬼ごっこのような状態に。焦るシャオ・ロンは動きが多く、ガーブラントは苦も無く間を外す。左回りを続けるガーブラントは距離を止めるとワンツー、ショートのコンビでシャオ・ロンの攻撃を許さない。

テイクダウン狙い&組みの展開から離れて、サークリングに入ったガーブラントの顔面をシャオ・ロンの右ハイがかすめる。守りのファイトのガーブラントはダブルレッグを切られ、がぶりからヒザを顔面に受ける。10秒を切り、テイクダウンからマウントを取られたガーブラントは試合終了と同時に、急所を押えてしゃがみこんだ。

結果はジャッジ3者とも28‐27で、ガーブラントの手を挙げられる。つまり2つの減点が無ければ、シャオ・ロンは29-28×3で勝利をしていたことになる。


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