【RISE WS 2026 TOKYO】原口健飛と注目の日本人対決、YURA「みんな僕に期待と幻想を持っている」
【写真】RISEでは無敗の快進撃を続け、トーナメント準々決勝では元RISE2階級王者のイ・ソンヒョンにもKO勝ちしたYURA。いよいよ準決勝では原口と拳を交える (C)RISE
6日(土)東京都大田区のEBARA WAVE ARENAおおた(大田区総合体育館)で開催されるRISE WORLD SERIES 2026 TOKYO。GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT準決勝でYURAが原口健飛と対戦する。
Text by Takumi Nakamura
BreakingDown王者という肩書を持ち、RISEにも定期参戦していたYURA。昨年からスタートしたGLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENTはYURAにとってキックボクサーとして真価が問われるものだった。
YURAは2回戦こそチャド・コリンズの負傷欠場による不戦勝だったが、1回戦では中国のコン・デシャン、準々決勝では元RISE2階級制覇王者のイ・ソンヒョンにKO勝ちし、準決勝まで駒を進めた。そして準決勝では日本65キロ最強の呼び声高い原口と対戦。この大一番に臨むYURAのインタビューをお届けしたい。
――GLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENT 準決勝で原口健飛選手と対戦するYURA選手です。準々決勝のイ・ソンヒョン戦は3R終了間際にパンチを効かせてからの逆転勝ちでしたね。
「客観的に見ていたら面白い試合だったと思います。最後は判定決着になるだろうなと思っていたところで決めきれたのでよかったです」
──ソンヒョンのカーフキックに苦しめられる展開でしたが、インターバル中はセコンドとどういうことを話していたのですか。
「セコンドからは『カーフは大丈夫か?』と『コーナー(に詰められること)を気をつけろ。コーナーから出ろ』と言われていました。細かいことまでは覚えていないですけど、僕が『カーフは効いてない』と言っていたみたいで、セコンドは絶対嘘だろ!と思っていたらしいです(苦笑)。実際にカーフは効いてはいましたけど、これ以上もらうのは無理というほどではなかったですし、痛くても絶対に耐えようと思っていたので、正直にそう言いました」
──最終ラウンドに右フックを効かせてダウンを取ったことがフィニッシュにつながりましたが、あのパンチは手応えがあったのですか。
「なんでそんなに効いたのかは分からなかったんですけど、ソンヒョン選手がグラッとなったのが分かったので『効いた!』と思ってすかさず行きました」
──あの右は自然に出た一発だったのですか。
「自然だったと思います。もう最後だったので行こうと思って行った感じだったので」
──あのままダウンを取れなかったら勝つのは厳しいかもしれないと思っていましたか。
「本戦で負けはないだろうとは思っていましたけど、延長に入ったら嫌やな、キツいなと思っていました」
──ソンヒョン選手はYURA選手が今まで勝ってきた相手の中でも名実ともにトップの選手だったと思います。あの試合に勝てたことはYURA選手にとっても大きな勝利でしたか。
「めっちゃデカかったと思います。試合前から(YURAが勝つのは)キツいという声が多かった試合で、勝てるとしても1Rで倒すしかないという意見ばかりで、3Rまでいったら判定負けするみたいに言われていたんですよ。そういう予想があるなかで3Rに倒せたことがすごい自信につながりました」
──実際に僕もそういった試合展開を予想していた一人なのですが、YURA選手自身は3Rまでもつれると展開的に厳しくなるという予想はしていましたか。
「もちろん予想していました。去年の僕は全試合1Rで終わっているので、3Rやるスタミナに自信がなくて不安だったんですよ。スタミナが最後まで続くのかなって。だから最後までちゃんと動けてよかったです」
──あの試合に勝って自信になったこと・得られたことはなんですか。
「自分はガードの上からでも効かせるパンチを打てていないと思っていて、自分ではパンチ力がないと思っていたんですよ。でも案外効くパンチを打てていたかなと思って、そこも自信につながりました」
――YURA選手はKO勝ちも多いですが「自分ではパンチ力がないと思っていた」というのはどういう感覚なのでしょうか…。
「アゴとかに綺麗にパンチが当たればスコーン!と倒れてくれるんですけど、自分はガードの上からでもなぎ倒すようなパンチとか、振り回してドカーン!という剛腕みたいな、そういうパンチ力が欲しいんですよ。それを考えるとまだまだパンチ力がないなと」
──急所に当てて倒すパンチではなく、相手のガードも関係なく倒すようなパンチですね。
「はい。本当にゴリ押しで倒すみたいな。急所に当てて倒すパンチと問答無用で倒すパンチ、どちらも打てるようになりたいし、もっともっとパンチ力をつけたいです」
──そして今大会では原口選手と対戦することとなりました。原口選手が勝ち上がって来ることは予想していましたか。
「予想していたし、望んでもいました。準々決勝の笠原弘希戦は笠原選手がめっちゃ強いのを知っていたし、原口選手は相性が悪いのかなと思っていたんですけど、そこで対策を立ててしっかり勝つところはさすがだなと思いました」
──対戦相手として見て、どんなところに原口選手の強さがあると思っていますか。
「以前も言ったことなんですけど、タコみたいに色んなところから技が出てくる。僕にはない多彩な技があって、技術が本当に凄いなと思います」
──原口戦に向けてどこかに出稽古や練習に行かれたりはしたのですか。
「今までは結構出稽古に行ってスパーリングしていたんですけど、あまりスパーリングをやり過ぎると怪我しちゃうんですよね。だから試合前はスパーリングを減らして、コンディションを整えて調整するイメージで練習しています。あと今回は宮崎まで助っ人というか秘密兵器が来てくれるので、そこで原口選手対策を練ろうと思います」
──今回の試合はYURA選手にとってターニングポイントになる試合だと思います。原口選手に勝って格闘家として飛躍したいという気持ちはありますか。
「ありますね。原口選手は格闘技をやっている人なら誰もが知っている存在で、僕からしてもレジェンドなんで絶対に勝ちたいです」
――今回は1日2試合のワンデートーナメントです。原口選手に勝てばペットパノムルンとミゲール・トリンダーデの勝者と優勝を争うことになります。決勝のことは意識していますか。
「先のことは考えていないですね。注目されている日本人対決ですし、原口選手はRISEの顔と言っていい選手なので、僕は原口戦が一番大事だと思っています」
──今回、取材する前に色々とテーマを考えていて、YURA選手はどこまで勝ち続けるんだろう?という幻想を持った選手だと思っています。逆に原口選手はしっかりと実績を残して世界に挑み、その結果も含めて現実を見せてきた選手だと思います。そういった2人の対決という図式は意識していますか。
「やっぱりみんな僕に期待してくれていて、幻想を持っていると思うんですよ。原口選手は実績も何もかも僕より上で、僕が原口選手に勝ったら本当に凄いことだと思います。原口選手は凄くプレッシャーを感じていると思いますが、僕はプレッシャーを感じず、気負わずにやれたらなと思います。思いっきりぶつかって、みなさんの期待に応えたいです」
──YURA選手自身も周りの期待を感じることは多いですか。
「そうですね。『次は原口とやるの? 嘘やろ?すごいね!』みたいな声が本当に多くて、そう言われることも嬉しいですし、それだけ勝てば凄いことになるというのも分かっているので燃えますね」
──YURA選手に期待しているファンのみなさんに向けてメッセージをいただけますか。
「今回、原口選手という本当に強い選手が相手なんですけど、みんなが思ってくれている期待に応えられるように頑張るんで応援お願いします」
■視聴方法(予定)
6月6日(土)
午後12時20分~ ABEMA


















