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【RIZIN LANDMARK14】トニー・ララミー戦へ、元谷友貴「勝って大晦日の名古屋大会でベルトを獲りに」

【写真】画として面白かったので、そのままスクリーンショットを撮影させてもらいました(笑)(C)SHOJIRO KAMEIKE

6日(土)、宮城県仙台市のゼビオアリーナ仙台で開催されるRIZIN LANDMARK14で、元谷友貴トニー・ララミーと対戦する。
Text by Shojiro Kameike

昨年3月、井上直樹とのRIZINバンタム級タイトルマッチで敗れた元谷は、約10年振りにフライ級に戻り、7月からの同級GPに出場。ヒロヤ、神龍誠に完勝しながらも、大晦日の決勝で扇久保博正に敗れた。あれから約5カ月、再びベルトを目指す元谷が再起を果たす。狙うは今年の大晦日、名古屋大会でのベルト獲得——そんな元谷に5月23日に都内で行われた公開練習の数時間後、ララミー戦について語ってもらった(※取材後、ララミーの負傷&治療のため契約体重がフライ級リミット=57キロから59キロに変更されている)。


今日は朝から20キロ走って、スパーリングしてから東京に

――えっと……これは、どのような状態なのでしょうか。

「すみません、整体を受けているところで(苦笑)」

――今日は東京で公開練習のイベントに参加していましたが、名古屋に戻ってから整体に!?

「今日は朝から20キロ走って、スパーリングしてから東京に向かい、公開練習に出たあと名古屋に帰ってきてから、今ここですね」

――ぜひしっかりと体をケアしてください。何より、そんななかインタビューを受けていただき、ありがとうございます。

「アハハハ、大丈夫です。ということで整体が終わりました(笑)」

――よろしくお願いいたします。昨年は3月のRIZINバンタム級タイトルマッチで井上直樹選手に敗れ、フライ級に再転向しGPに出場しました。約10年振りにフライ級で戦った感想を教えてください。

「最初は『こんな感じか』というぐらいでしたけど、試合をするごとに、だんだんフィットしてきている感覚はありますね。次もしっかりと体重を落とすことができれば、良いコンディションをつくることができると思います」

――以前のフライ級時代は減量に苦しむ時があり、またコンディション面でも不安はあったかと思います。それが昨年はなかった、と。

「そうですね。最近は動いていても調子は良いですし、自分もフライ級が合っているなと思っています」

――試合の翌日は例年通り名古屋に戻って、そこから地元の石川に戻ったのですか。

「家族と一緒に温泉へ行ったりして、疲れは結構取れましたけど悔しさは残っていましたね(苦笑)」

――家族と一緒に過ごしている時間の中で、なかなかその悔しさを表に出すこともできないかと思います。どのようにして気持ちの折り合いをつけていたのでしょうか。

「いやぁ、それはもう『次やるしかないな』と考えていくしかないですよね。あとは時間とともに解決していくしか」

――なるほど。今年の1月末、別取材で名古屋の寒天ファイトスピリットに行った際、元谷選手と偶然お会いました。

「あぁっ、そうでしたね」

――その時に元谷選手は顔の腫れもなく、しっかりと動いていました。大晦日のダメージは残っていなかったのですか。

「いつも顔の傷はすぐに治るんですよ。ダメージも特になく、しばらく休んでから試合の2~3週間後には動いていた気がします。だからちょうど名古屋でお会いしたのが、練習を再開した頃ですね。

あの時は『次はどうしていこうかな』と考えながら練習していました。何がダメだったのか、と技術的な面で改善点もあったので『こういうことも考えていかないといかんな』とか」

米国に行けないなら行けないで、新しいことではなく今までやってきたことを整理する

――自身のYouTubeチャンネルにアップした動画では、当初「5月の神戸大会に出ることも考えていた」という発言がありました。

「本当は5月に試合をするなら――と、3月に米国へ行く予定だったんですよ。でも出発する2~3日前に怪我をしちゃって。そのまま1カ月ぐらい何もできなかったです」

――1カ月も!?

「そうなんです。それで6月には完全に治っているだろうから、仙台で試合をしようと。そのために整体に来てしっかり良くしてもらっています」

――これまでは試合前に米国のATTで練習することが多かったと思います。しかし今回はATTで練習することができなかった。そのために軌道修正する点などは出て来るのでしょうか。

「米国に行けないなら行けないで、新しいことではなく今までやってきたことを整理するというか。米国で練習したことは頭の中に入っているし、それをどこでどう使うべきなのかをスパーリングで確認しています」

――大晦日からここまでの5カ月間は、いろいろなものを整理する時期だったということですね。

「ゆっくりと考えることができました。試合間隔が短いと、何か新しいことを詰め込むというより、ササッと仕上げるような感覚になってしまうので。これだけ試合間隔が空くと、今の自分が持っている技術などを再確認できました」

――たとえば、どのような点を再確認し、整理してきたのでしょうか。

「いやぁ、それは言えないですね(笑)。技術的な流れの面で、結構やってきましたから」

――ということは「とりあえずココを見直しておこう」といったレベルではなく、ファイターとしての根幹を見直すような……。

「はい、そういうことです」

――これだけキャリアを重ねてきたなかで、改めて自分自身を根幹から見直す。それは大変な作業ではなかったですか。

「そんなこともないですよ。自分はそうやって考えることが好きで。大晦日の試合が終わってから『ここは良くなかったな』『次はこうしなきゃいけないな』と毎日考えながら――もう癖みたいになっていて。そうやって考えていることを練習で試してみるというのが大事だし、しっかりとハマれば上手くいくと思っています」

――現在はNTT=寒天練をはじめ、名古屋の練習環境もどんどん進化してきていますし。

「今、強いメンバーがたくさんいますからね。強い選手が多い場所は他にもあるけど、練習場所もたくさんあるから分散しているような感じはあって。それが名古屋は一体になっているというか、NTTにバンッと集まっていると思うんですよ。集まっているメンバーはそれぞれの強さを持っていて、そのぶん質の高い練習ができていますね」

――NTTに参加しているメンバーに訊くと、「それぞれのジムで練習してきたことをNTTで試す」という意識で臨んでいるようです。

「おぉ、そうなんですね」

――ファイトスピリットジムを練習拠点としている元谷選手と、出稽古に来ているファイターでは意識も異なるかもしれません。いずれにしても『今、自分が何をやるべきか』という目的意識の高いファイターが集まっているのではないか、と。

「確かに、考えてきている人は練習していて分かります。やっぱり考えて練習しに来ている人に比べて、そうでない人は半年前と何も変わっていないこともあるし」

――この期間に、いろいろと自分の中で整理してきた。ひとつ理想の形があるとして、どれだけ練り上げることができたと考えていますか。

「一通り自分の中で、『ここはこうしたほうが良い』という流れは出来てきました」

『今年ベルトを獲る』と考えているなら誰でも倒さないといけない

――具体的にはいつ頃から6月の仙台大会で戦おうと考えていたのですか。

「そんなに前でもないです。怪我の治り具合を見ながら、おそらく6月であれば間に合うだろうと考えて」

――そのなかでララミー、あるいはララミークラスの相手と戦いたいという希望を出したのですか。

「いや、特に自分から希望とかはあまり出さないですね。プロモーター側が思う相手と戦う。『仙台でララミーと』と言われたら『はい、やります』と答えるだけです」

――復帰戦でララミーというのは、なかなかリスクの高い相手です。

「強いですよね。でも、リスクといっても『今年ベルトを獲る』と考えているなら誰でも倒さないといけない。だから選択肢はないです。チャンピオンになるなら『誰でも来い』という感じでないとダメなので」

――では再びベルトに挑むための再出発となる一戦、相手のララミーについて印象を教えてください。

「フィジカルが強いハードパンチャーですよね。どうなんだろう……自分の中では『もしかしたら相性は良くないかもな』とは思ったりします。メッチャ相性が良い、というわけではないですよね。フライ級でもいろんなタイプと戦ってきましたけど、今まであまりいなかったタイプで。でもちゃんと自分の力や作戦を発揮することができれば、絶対にいけるとは思います」

――ストライカーのイメージが強いララミーですが、組んだらどうなると思いますか。

「かなり強いと思います。身長が低くて、あのボリューム感ですから。筋肉粒々で掴みどころがない。ああいう球体みたいな体系の選手って、なかなか組みづらいんですよ。あの体型の選手って、なかなかいないじゃないですか。計量後のリカバリーも大きいでしょうしね。

自分としてはアグレッシブに戦いたいですね。ララミーを相手にしたら、自分も自然とアグレッシブになるでしょうし。どうなるにしろ良い試合になると思います」

――そのうえでメインイベントのフライ級タイトルマッチも気になりますか。

「気になるかと言えば……試合が終わったあとに、ちょっと視ようかなっていう感じですね(笑)。自分はここで勝って、大晦日の名古屋大会でベルトを獲りに行くだけなので」

■視聴方法(予定)
6月6日(土)
午後1時~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

<RIZINフライ級選手権試合/5分3R>
[王者] 扇久保博正(日本)
[挑戦者] 神龍誠(日本)

<59キロ契約/5分3R>
元谷友貴(日本)
トニー・ララミー(カナダ)

<ヘビー級/5分3R>
酒井リョウ(日本)
貴賢神(日本)

<ライト級/5分3R>
ブラックパンサー・ベイノア(米国)
芳賀ビラル海(日本)

<ライト級/5分3R>
矢地祐介(日本)
ISAO(日本)

<フライ級/5分3R>
冨澤大智(日本)
加藤瑠偉(日本)

<フェザー級/5分3R>
直樹(日本)
黒井海成(日本)

<バンタム級/5分3R>
赤田功輝(日本)
井上聖矢(日本)

<フライ級/5分2R>
颯斗(日本)
湯浅帝蓮(日本)

<キック 67.5キロ契約/3分3R>
齋藤紘也(日本)
TAaaaCHAN(日本)

<キック 56.5キロ契約/3分3R>
赤平大治(日本)
内田晶(日本)

<キック 62キロ契約/3分3R>
岩城悠介(日本)
中泉翔(日本)

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