【RIZIN LANDMARK14】Fight&Life#115より。新フライ級チャンプ神龍誠「求めているのは、ガチの緊迫感」
【写真】杜の都らしいコーデの新RIZINフライ級王者 (C)MMAPLANET
29日(月)から発売中のFighT&Life#115に、6日にRIZIN LANDMARK14で扇久保博正を破り、RIZINフライ級チャンピオンの座についた神龍誠のインタビューが掲載されている。
Text by Manabu Takashima
長い因縁が清算されたかのような、爽やかなエンディングを迎えたタイトル戦から一夜明け、翌7日の早朝7時に実施されたインタビュー。なぜ、インタビューが朝の7時に指定されたのか――を皮切りに、殻を破ったATTでの練習で自らのMMAが如何に変わったのか。そして初防衛戦と、RIZINフライ級王者としてのチャレンジについた語られたインタビューから、スペースの都合上掲載されなかった部分をここで紹介したい。
――元谷友貴戦のあと、自分の殻を破るためにATTに行き、成長も感じた。今回の試合前にATTに行かなかったのは、前回の試合から期間が短かったからですか。
「ハイ。僕、時差のダメージが凄くあって。日本からフロリダに行った時は、1週間ほど時差ボケが続き、すぐに動ける体にならないです。戻ってきてからは、それが2週間になる。試合まで2カ月で3週間も失うなら、日本でこれまでやってきたように、戦略を練りながら練習した方が良いと判断しました」
――そのなかで国内での準備期間で、練習方法に変化もありましたか。
「そこでいえばガチスパーを日本でもやりましたね」
――失礼な言い方になりますが、同じガチスパーでもスパーリング・パートナーの技量が違うかと。
「求めているのは、ガチの緊迫感だったので。相手云々ではなくて、大切なのはやられる覚悟をして、ガチスパーをする。その意識の方が大事だと思います」
――なるほどです。ではホセ・トーレスをパートナーとして呼び寄せたのは、なぜですか。
「インファイトが出来て、レスリングが強い。似ていたからです。凄く強かったですけど、ちょっとデカすぎました(笑)。72キロとかあったみたいで、さすがにガチスパーをやると死ぬなと思ったので、ライトスパーぐらいにしました(笑)」
――アハハハハ。
「2週間半ぐらい来てもらったのですが、色んなことを学ばせてもらいました。僕はこれまで目の前のことしか見ていなかったけど、ホセ・トーレスから『オウギクボは二手、三手先を考えることに秀でている。そこはやり合わないとダメだ』とアドバイスをもらいました。
――ガチスパー、そしてホセ・トーレスのアドバイスの成果があったと試合で感じられましたか。
「ハイ。以前は近い距離になったら、打ち合わなくても『ヤバい、どうしよう』というメンタルになって、スタミナも切らしていました。今回の試合ではそういうことがなくなり、『コレを合わせよう』とか考えて冷静に勝負することができましたね。
セコンドの声も聞こえていましたし。試合がスパーリングのようでした。だから、今回の試合は1戦目とは全てが違っていたと思います。組みの技術から、打撃の冷静さだったり。対策もいくつも考えて、イメージトレーニングをしてきました」――試合後の会見では1勝1敗で、3度目……つまりは決着戦という声も記者からありました。でも、もうこの顔合わせは打ち止め。美しいまま終わってほしいという気持ちもあります。
「今は全然考えていないけど、勝ち上がってきてやらざるを得ない状況になったら、やるしかないですよね。ちゃんと強いし、ここから3、4連勝したらやらざるを得ないじゃないですか。そこは……試合は、試合なんで」
――そうなると扇久保選手はもう特別な1人ではなく、数ある対戦相手の1人になるという感覚ですか。
「う~ん、やっぱり想うものはあります。僕は中学生の時から、クラスで教えてもらっていたので。あの時の思い出もあるし、チャンピオンからベルトを奪うことができた。ただの対戦相手とは感覚は違いますね。だから、特別なままです」
※ケージの中で扇久保が詫びた、過去2年以上のいざこざ。その個人的な感情が、2年前と違い試合に影響しなかった神龍が振り返った――今回の扇久保戦。UFCという言葉も訊かれた神龍誠インタビューが掲載されたFighT&Life#115は29日(月)から発売中です。




















