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【UFN277】Fight&Life#115より。UFC初勝利、朝倉海「あの瞬間、『俺、結構きつかったんだな』って」

【写真】とにかく晴々としていた朝倉海だった (C)AP.inc

29日(火)に発売されるFight&Life#115に5月30日(土・現地時間)、マカオはコタイのギャラクシー・アリーナで開催されたUFN277でUFC初勝利を挙げた朝倉海のインタビューが掲載されている。
Text by Manabu Takashima

世界フライ級王座挑戦というUFC初陣に続き、ティム・エリオット戦と連敗を喫し、「負けるとリリース」もある3戦目でバンタム級に階級を上げる。そして1R1分52秒、左フックからパウンドの連打でキャメロン・スマーザーマンを倒した。

エリオット戦の敗北後、金原正徳氏がチームに加わってからの変化。スマーザーマンから最初のダウンを奪ったコンビネーション。バンタム級の今後、等々が語られた9000文字以上のロングインタビューから、オクタゴン初勝利直後の心境についた朝倉が話した部分を抜粋してお届けしたい。


――スマーザーマン戦は、やるべきことをしっかりと遂行できましたか。

「できましたね。全然、やってきたことを出す前に終わりましたけど。あのフィニッシュまでの間に、やるべきことはやれました。試合前から、やるべきことをやってきましたし。それは今年になって、ずっと気を付けてきたことです。年が変わると『今年の目標は何ですか?』って、よく聞かれるじゃないですか」

――ハイ、インタビュアーはまず尋ねます。

「今年の僕は毎日、自分に負けないということを目標にしてやってきています。1日の終わりに『今日は自分のやるべきことをやりきったか?』と、毎晩確認して。日々、追い込んできました。目標があるからこそ、そこに向かって1日、1日とやり続けることが大事で。これからもやり抜くことが目標です」

――まず、その目標を達成できたスマーザーマン戦。試合後、勝ち名乗りを受けるまで、かなり観客席に目をやってキョロキョロとしていたのですが、あれはどなたかを探していたのでしょうか。

「誰かを探すとではなく、お客さんの反応を見ていました」

――!!

「『どうだっ!』、『見たかっ!!』という気持ちもありましたけど(笑)。でもファンは凄く興奮していて、マカオ大会に来ていたファン、中国のファンは日本とは違って、米国のようですよね。ブーイングもしてきますし。自己表現が豊かで、分かりやすかったです」

――そして勝利者インタビューの時に、感極まっていました。あの時、何が海選手の胸に去来していたのでしょうか。

「アレは演技で(笑)」

――演技?

「そういうシーンを見たら、皆、共鳴するかなと、意図的にちょっとアクターしてみました」

――……。

「フフフ、嘘ですけど。何かねぇ、いや何か……これまで自分のことに対してグッとくる、感情的になることって、あんまりなかったんですよ。それがあのインタビューを受けている最中に急にこう、こみ上げてくるものがあって。多分、それまでプレッシャーを感じていたことやストレスとか……を耐えて、やってきた。そのやってきたことが報われた瞬間というか。そういう感情が一気にこみ上げてきて、何かよく分からない感情になっていました」

――過去に試合後に、感情がこみ上げてくるようなことは?

「ないスね」

――やはり、UFC連敗からの日々はそれだけしんどかったのですね。

「あの瞬間、『俺、結構きつかったんだな』って思いました」

――綺麗な光景でした。そしてインタビューの締めは『いつ、どこで、誰とでも戦う』という言葉でした。その、いつ、どこで、誰ということを考えたうえで、すぐに練習を再開したという理解で良いですか。

「最初に言ったように、本当にすぐに戦いたいですね。それが2カ月後でも、3カ月後でも。というか3カ月以内に戦いたいと思います。今、UFCが発表しているスケジュールだと8月末(※29日)に上海で大会があって。上海は近いし、準備もしやすいので、そこで戦うのが理想的だと思っています」

※金原正徳氏の指導を受けるようになり、ヘッドコーチに就いたことで何が変わったのか。フライ級とバンタム級の違い。スマーザーマン戦で取り戻した自信と、これからを朝倉海が語ったインタビューが掲載されたFight&Life#115は29日(火)から発売されます。

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