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【JMMAF TOKYO IFM】日本強化策。画期的=アマMMAで国際戦大会実現。世界5カ国から9選手が来日

【写真】今大会が行われるきっかけとなりながら、自らの試合はアマ・パンとなったモハメド・カルーム (C)JMMAF

9日(日)、東京都港区の品川インターシティホールでJMMAF国際交流ワンマッチ交流試合が行われる。この日は午後12時半よりPancrase BLOOD12、夕方よりアマチュア・パンクラスとJMMAFの国際戦が実施されることとなっている。
Text by Manabu Takashima

アマチュアMMAで国際戦ワンマッチ大会が開かれるのは、画期的といえる。そのきっかけは8日に来日を果たす1人のファイターのコンタクトがきっかけだった。

2026年よりパンクラスのスタッフとなり、海外招聘の窓口等の業務についている元パンクラス・フェザー級コンテンダーの中田大貴氏の下に、モハメド・カルームというサウジアラビア在住のモロッコ人アマチュアMMAファイターから、「パンクラスで試合をさせてほしい」という打診があった。


しかし、プロの経験がないファイターを招聘するわけにはいかない。中田氏は「パンクラスはアマチュアもあるので、日本で試合がしたいならアマの試合は間違いなく出られる」と返答したという。

アマチュアの試合に出場する。当然、渡航及び滞在費は自己負担だ。実はパンクラスに限らず、日本で試合がしたいというコンタクトは各団体が受けている。なかにはプロでも、自らのスポンサーや日本在住の同朋のサポートを受けて、渡航費をカバーするなどして日本で試合機会を得る選手も存在している。

カルームと同じようなファイターからの問い合わせを日頃から受けている中田氏は、「JMMAFとして大会を開き、日本のアマ選手に国際戦の経験が詰めないか」という提案をJMMAFに申し出た。

ご存じのファンも多いかと思うが、パンクラスの福井幸和代表はJMMAF代表理事でもある。現在、福井氏はアマチュア・パンクラスとJMMAFに明確な線引きをして、ユニファイドMMAで世界に挑むファイターのプロキャリアのスタート時点を変化させようと試みている。

日本修斗協会理事で、アマチュア修斗委員長の佐藤ルミナ氏や同副委員長の大内敬氏という面々と福井氏は交流を始めており、佐藤氏も「僕は以前から言っているように、名前はなんでも良い。これをやって日本が強くなること。アマチュアとして確立することが大切で」と同じ志を持っている。

いえば日本に数あるアマチュアMMAの多くが、アマ大会を開く先に統括プロモーションが存在している。そんな個々のアマ大会の活動は続け、JMMAFはプロ大会直下の競技かいではなく、フラットにアマMMAの日本一を決め、プロデビュー前にIMMAFの国際トーナメントに出場できる道の確立を目指している。

日本人ファイターの強化に通じる――そんなアマ大同団結(という考え方が、競技としてのMMAとして整合性を持たないが)に向かうなか、今回の国際交流試合は日程的な問題からアマ・パンの選手が戦うこととなっている。

そんな未来に通じるJMMAF国際交流ワンマッチ交流会にはカルームを始めタジキスタン、ロシア、スウェーデン、台湾から9名の海外勢が来日する。

ただし今回の交流試合を実現させるうえで、IMMAFはシニアとユースの試合は組まないというレギュレーションが存在するため、シニアとユースのマッチアップではアマ・パンのルールが採用されることとなった。

しかも、同大会が開かれるきっかけとなったカルームがJMMAFでなくアマ・パンの国際戦で戦うのも人生の妙か。

左上からサイン・ヘレル・コンチュクパンとトゥベトオール・クデルのロシア勢。台湾のヤン・ハオシャンとリン・ボシュ(C)JMMAF

ともあれ、海外からの出場選手の多くがIMMAFに限らず、母国でアマMMAのキャリアを積んでいるファイターばかりだ。

データサイトに自らが発信し正確な戦績が繁栄されやすい台湾勢などは、リン・ボシュンが戦績4勝2敗で、ヤオ・ハオジャンは5勝1敗というレコードを持っている。

タジキスタンのナヴルズ・カホロフとネマトフ・ジャムシェド。ロシアのオチュル・ビリナイ。スウェーデンのアラン・ザンガナ(C)JMMAF

写真を見る限り、間違いなく強いと思われるタジキスタン勢の2人はユースの国家代表。さらにオマー・ブイシェ率いるスウェーデンのパンクラス・ジムから参戦するアラン・ザンガナはGAMMAの欧州王者で、ロシア勢もマゴメド・アンカラエフ、アントリー・マレキン、シャミル・ムサエフらを輩出したRUSSIAN MMA Unionで戦績を積んできている。

このような背景を知れば知るほど、アマから団体系アマ大会の日本王者でなく、真の日本王者を世界に派遣しなければ勝負にならないと危惧してしまう。

それゆえのJMMAFの今回の試みは世界を知るうえで貴重な機会であり、また日本のアマMMAが競技として発展する一歩になることを期待したくなる。そんなJMMAF国際交流ワンマッチ交流試合だ。

■視聴方法(予定)
2026年8月9日(日)
アマチュア・パンクラス 午後5時00分~ Pancrase公式YouTubeチャンネル
JMMAF国際交流ワンマッチ交流会 午後6時00分~JMMAF公式YouTubeチャンネル


■JMMAF国際交流ワンマッチ交流会対戦カード

<フェザー級/3分3R>
ナヴルズ・カホロフ(タジキスタン)
浜名海歩(日本)

<バンタム級/3分3R>
オチュル・ビリナイ(ロシア)
松本佳剛(日本)

<バンタム級/3分3R>
アラン・ザンガナ(スウェーデン)
向山仁(日本)

<バンタム級/3分3R>
トゥベトオール・クデルメルゲン(ロシア)
木下由人(日本)

<58.9キロ契約/3分3R>
ヤン・ハオシャン(台湾)
高田真音(日本)

<フェザー級/3分3R>
リン・ボシュン(台湾)
西嶋珀(日本)

■アマチュア・パンクラス

<アマチュア・パンクラスSルール・ライト級/3分3R>
ネマトフ・ジャムシェド(タジキスタン)
谷村武佐士(日本)

<アマチュア・パンクラスSルール・ライト級/3分3R>
モハメド・カルーム(モロッコ)
林田大寿(日本)

<アマチュア・パンクラスSルール・フライ級/3分3R>
サインヘレル・コンチュクパン(ロシア)
長谷川凌生(日本)

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