【RISE WS 2026 TOKYO02】白鳥大珠、YURAと初防衛戦「練習でやっていることは裏切らない」
【写真】5月のキックボクシングフェス.2GOATで連敗脱出を果たし、ISKA世界王座のベルトを巻いた白鳥。この試合が根本的な練習内容を見直すきっかけになった(C)GOAT
13日(日)、東京都大田区のEBARA WAVE ARENAおおた(大田区総合体育館)で開催されるRISE WORLD SERIES 2026 TOKYO.2で、RISEスーパーライト級(65キロ)王者の白鳥大珠が初防衛戦でYURAと対戦する。
Text by Takumi Nakamura
昨年11月に笠原弘希、今年3月にカピタン・ペッティンディーアカデミーに敗れて連敗中だった白鳥。5月のキックボクシングフェス.2「GOAT」でアンソニー・ヴェレイを下して連敗脱出を果たし、ヴェレイ戦が練習方法を見直すきっかけになったという。挑戦者は白鳥が初戦敗退に終わったGLORY×RISE LAST FEATHERWEIGHT(-65kg)STANDING TOURNAMENTでベスト4進出を果たし、勢いに乗るYURA。白鳥はこれまでのキャリアと経験を総動員して、王座防衛に臨む。
前回が消化不良の試合だったからこそ、練習方法そのものを見つめ直す機会になった
──5月のGOATではアンソニー・ヴェレイに判定勝利し、ISKAのユニファイドルール王者になると共に連敗脱出を果たすことが出来ました。あの試合を振り返ってもらえますか。
「それまで2連敗していて、2連敗していた相手はそれぞれスタイルが違ったんですけど、自分の中で噛み合っていなかったというか。練習でやっていることが噛み合わない部分があって、単純に相手のスタイルと噛み合わなかったのかなと思ったんですけど、5月の試合で相手の問題ではなかったんだなと思いました。結果的に勝つことが出来て、連敗ストップしたことはメンタル的に大きかったんですけど、自分の練習方法そのものや格闘技を見つめ直すいい機会になったと思いますし、あれはあれで良かったと思います」
──あの試合以降、練習方法や練習のアプローチが変わったのですか。
「そうですね。自分は何年も格闘技をやってきて、もともと自分が持っていたものに頼りすぎていたところがあったんです。でも年々格闘技のレベルは上がっていますし、その中で新しい技術を取り入れる・戦い方を変えることを避けてきた部分があったのですが、一度そういう自分の気持ちや考えを取っ払って、那須川会長に言うようにやってみようと思ってやってみました。例えば自分の練習はミットがメインになっていて、対人練習が極端に少なかったんです」
──元々そういう練習スタイルだったんですか。
「いや、昔はスパーもやっていたんですけど、試合でダウンするようになってからはスパーリングはマススパーだけにしていたんです。ただこの3戦ぐらいを振り返ると、やっぱり実戦練習でしか得られないものがあると思って、今回はスパーリングの数を増やしました。その中で会長と一緒に作った新しいスタイルや新しい技術を取り入れて、それを実戦で使えるかどうかをスパーリングで試してきた感じです」
──新しい技術やスタイルを試すというテーマがあると、同じスパーでも強度ではなく内容や密度が濃くなりますよね。
「そうなんですよ。昔スパーをガチでやっていた頃は、力任せにやっちゃっていたんですけど、今やっているスパーはしっかり自分の距離をキープしたり、練習でやっている技術を出したり、そういう意識でやっているんです。そこを変えただけで練習の質も変わるし、練習で得られるものがあるなと実感しています」
──なるほど。自分でも知らなった新しい自分にも気付けていますか。
「無茶苦茶気付きますね。もし前回の試合であっさりKOしていたら、改めて練習内容を見つめ直すことはなかったと思うし、ああいう消化不良の試合で自分が納得のいかないものだったからこそ出来たことかなと思います」
下から来た選手の踏み台には絶対になりたくない。30歳を超えても成長できるところを見せたい
──今大会ではYURA選手と対戦することになりました。いずれはやることになるだろうなという予想はしていましたか。
「薄々は、ですね。僕が防衛戦をやることになって、挑戦者が誰かを考えた時にYURA選手が有力候補だと思っていたんで、YURA選手の原口(健飛)戦も自分が(YURAと)やる目線で見ていました」
──YURA選手はパンチという大きな武器があるスタイルですが、どんな印象を持っていますか。
「みんなの印象と一緒だと思うんですけど、パンチのスピードや瞬発力、ワンツーの伸びだったり、ボクシングが上手い・強いなという印象ですね。その中でジャブでも倒しているし、かなりパワーもある印象があります。ただ、そういう分かりやすい特徴があるからこそ、対策を練りやすい側面もありますね。今回はジムに所属選手以外にも、パワーがある選手とか色んなタイプの選手をジムに呼んでもらっています」
──今回は白鳥選手にとって防衛戦であり、若い世代の挑戦を受ける試合にもなります。今回の試合のシチュエーションで感じることはありますか。
「僕も彼ぐらいの年齢の時って勢いだけでいけるところがあったんですよ。でもそれだけじゃ通用しないことがあるし、自分もキャリアを重ねて得たものがたくさんあるんで、それを試合で教えたい・見せつけたいなと思います」
──白鳥選手も練習方法や練習へのアプローチを変えて、まだ強くなっている姿を見せたいですか。
「そうですね。自分自身も練習でやっていることは裏切らないと思っているし、それをみなさんにも試合で再確認してほしい。試合を通して伝えたいものもあります」
──今回は世代交代的な見方をされますけど、白鳥選手もまだ30歳なんですよね。
「今年2月に30歳になったんですけど、世代交代と書かれているのを見て自分でもビックリしました(苦笑)。ただYURA選手は23歳で、僕が梅野(源治)選手とやった時が23歳だったんです。その時に年齢差がある相手とやるんだなと思った記憶がありました。僕自身、下から来た選手の踏み台には絶対になりたくないんで、まだまだ30歳を超えても成長できるところを見せたいです」
──今日の取材を通して白鳥選手が今の自分と真摯に向き合っていることが伝わりましたし、より今回の試合が楽しみになりました。
「ありがとうございます。今までも自分の頭で考えてやってきたと思うんですけど、ここまでシャードにしろミットにしろ考えて練習したことはなかったと思います。当時も一生懸命やっていたと思いますが、今振り返るとただこなすだけの練習になっていたと思いますし、それに気付けたことは経験だと思います。だからこそここまで来た過程も含めて、次の試合で見せたいものがあるし、まだまだ行けるよということを証明したいですね」
■視聴方法(予定)
9月19日(土)
正午12時00分~ABEMA
<RISE世界スーパーフライ級(53キロ)選手権試合/3分5R+ExR>
[王者]大﨑一貴(日本)
[挑戦者]那須川龍心(日本)
<RISEスーパーライト級(65キロ)選手権試合/3分5R+ExR>
[王者]白鳥大珠(日本)
[挑戦者]YURA(日本)
<RISEフライ級(51.5キロ)選手権試合/3分5R+ExR>
[王者]松本天志(日本)
[挑戦者]塚本望夢(日本)
<フェザー級(57.5キロ)/3分3R+ExR>
安本晴翔(日本)
ペットパヤータイ・ソープーンサワット(タイ)
<バンタム級(55キロ)/3分3R+ExR>
花岡竜(日本)
堀本祐惺(日本)
<バンタム級(55キロ)/3分3R+ExR>
鈴木真彦(日本)
ジラリー・キャルービー(フランス)
<バンタム級(55キロ)/3分3R+ExR>
玖村将史(日本)
山田貴紀(日本)
<バンタム級(55キロ)/3分3R+ExR>
伊東龍也(日本)
大鹿統毅(日本)
<ライト級(62.5キロ)/3分3R+ExR>
奥平将太(日本)
麻火佑太郎(日本)
<フライ級(51.5キロ)/3分3R>
水野夢斗(日本)
小池空(日本)
<スーパーフライ級(53キロ)/3分3R>
小野琥大(日本)
井上蓮治(日本)
<スーパーフェザー級(60キロ)/3分3R>
石川龍之介(日本)
谷川蒼哉(日本)



















