【DEEP133】椿飛鳥に訊く、平本×ダウトベックの裁定とCEO発言「MMAだからテイクダウンにいきます」
【写真】試合前のインタビューでも分かるとおり、椿はMMAについて本当によく考えている。だからこそ彼の試合が楽しみになってくる(C)MMAPLANET
本日13日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP133 Impactの計量が12日(土)に行われた。
Text by Manabu Takashima
同大会で中村大介と戦う椿飛鳥に、先の平本蓮×ダウベックの裁定と、その後の論争について一言コメントを求めた。
組み技系MMAファイター、大砲を持たずMMAで勝つために工夫と努力を惜しまない椿は、一言どころからMMAを見る上、そして楽しむ上で大いに参考になる自論を述べてくれた。
――平本×ダウトベックの判定問題が大きな論争となっています。自らの試合の3日前ですが、ライブで視聴されていましたか。
「ハイ、リアルタイムで視ていました。ジャッジ椿としては29-28でダウトベックでしたね。1Rと3Rがダウトベックで。だから平本選手が勝ったことには正直、驚きました。ジャッジが10人いれば、7人はダウトベックだったんじゃないかと。で、平本選手に入れるのが3人。そのうちの2人が、たまたまこの試合のジャッジだったのかと。そういう試合に見えました」
――打撃から逃げるテイクダウンは評価しないという榊原CEOの発言が、それではMMAでなくなってしまうという論争を呼びました。
「それだとダウトベック勝利が妥当かと思います。でもテイクダウンを逃げといわれると……逃げのテイクダウンって存在するんですかね(苦笑)。逃げのテイクダウンダウンがあるなら、逃げの打撃も存在すると思います。僕、思うんですけど、『ダウトベックがテイクダウンしてからフィニッシュを狙わなかった。ダメージを与える攻撃がなかった。平本の方がダメージを与える攻撃があった』という説明なら、ここまでの反論は出なかったと思うんです。『そうだよね』となっていたと」
――打撃で勝てそうにない相手と、最後の1R勝負になった。ファイター椿なら、どのような戦いをしますか。
「相手がゴリゴリのストライカーで、グラップリングに穴があるなら迷わず組みを選択します。それがMMAです。組んだことで、僕の打撃が当てる確率も上がりますし」
――RIZINの裁定基準としてはフィニッシュする攻撃を評価し、判定勝ちを得ようとする動きは評価しないと。そこが根本になるなら、自分のMMA感云々でなく、RIZINでは平本勝利で間違いないのかと。
「それなら、そうだと僕も思います。それでも判定が割れるということは、やはりジャッジの人もそれぞれのMMAの見方が存在しているということになりますよね」
――3Rのダウトベックのテイクダウンはセーフティゾーンを得るため。だから、評価されなかったということも聞きました。評価されない攻撃なら、してもしょうがない。なら、もっとブレイクが早くなる。極端な言い方をすると「逃げのテイクダウンはするな」というレフェリーの指示が入るのも、裁定基準に則した競技運営でないかと。
「ちょっと難し過ぎます……(苦笑)。セーフティゾーンか、そうでない勝ちに行っている動きなのか。ただ、効果がないという判断なら、教えてくれて立たせてほしいです。でも、そうなってくるとMMAじゃないですよね……」
――効果がない攻防を1分とかお客さんに見せる必要はないかと。
「そうなるとUNLIMITEDで良いかと……。ただ、MMAっぽくなくても……教えてくれれば何とかします。その方が整合性があると思います」
――ダウトベックが、裁定基準を把握していなかったのは、そのルールで戦ううえで間違いです。でも効果がないとレフェリーが指導していれば、彼もダメージを与えに行ったかもしれないし、打撃で勝負をしたかもしれないと。
「セーフティゾーン……、それでも僕は足を止めて打ち合わないです。MMAだからテイクダウンにいきますよね。それが試合のなかの流れで必要だから。重要なのはテイクダウンではなくて、その後の動きだと思います。だってテイクダウンを防げなかったのは、事実で。スタンドをキープできないというのは、やりたい試合じゃない。倒されて立つのは、したい試合をするための対処で。
繰り返しになるのですが、ダウトベックがテイクダウンから与えた攻撃よりも、スタンドで平本選手が与えたダメージの方が大きかったと言われるなら納得できます。でも、テイクダウンがダメというのは……」
――試合前日、計量後だというのにありがとうございます。しっかりと話をしてもらって。
「いえいえ、MMAの話をするのはいつだって楽しいです。あと、これからいう僕の意見は必ず書いてもらえますか。今回疑惑の判定と言われたり、論争が起きていますが、それは平本選手が頑張ったからです。あの頑張りがないと、テイクダウンされて負けていた。論争にもならなかった。
ここで得た勝ちは、ある意味KO勝ちより大きいと思います。『すげぇ』だけでなく、この勝ち方は今後の強化につながる。そういう勝利を手にすることができたのも、初回にヒザをつくほどダメージを受けていたのに、2Rを頑張って取り返して、3Rも長座で殴って頑張った。下になってもヒジを入れて頑張った。諦めなかったから、この勝ちがある。それは絶対です。
そしてMMAを戦う上での逃げのテイクダウン、安全なところを目指す云々というのは……僕は分からない。難しいです。セーフティゾーンなのか、デリケートゾーンなのか分からないです(笑)」
■視聴方法(予定)
9月13日(日)
午後5時30分~U-NEXT、DEEP/DEEP JEWELS YouTubeチャンネル メンバーシップ
■DEEP133 計量結果
<63キロ契約/5分2R>
髙尾凌生:62.9キロ
NAOTA:63.0キロ[/caption

























