【Ki MMA】スコット・コーカーの新団体=Ki MMA。世界4大陸で32人参加、18~25歳のフェザー級GP開催
【写真】メジャーを目指すMMAではIFL、Affliction以来のリング導入か(C)Ki MMA
14日(月・現地時間)、ニューヨーク州ニューヨークのロウアー・マンハッタンでスコット・コーカーによる、新たなMMAイベント=Ki MMAのローンチ・イベントが行われた。
Text by Manabu Takashima
リングが設置されたイベント会場には、出席者の入場に合わせてイベント及びライブ配信が開始され、ホイス・グレイシー、ランディー・クートゥアー、エメリヤーエンコ・ヒョードル、クリス・サイボーグ、ネイト・ディアス、マーク・コールマン、リッチ・フランクリン、フランク・シャムロック、ジョシュ・トムソン、ギルバート・メレンデス、タイロン・ウッドリー、エディ・アルバレスらのゲストの名が、MMAロイヤルティーという名称の下に呼ばれた。
クートゥアーの挨拶のあと、スコット・コーカーの歴史を振り返る映像が流されると、Ki MMAのメインコンテンツとなるワールドGPの概要が――これもムービーで発表された。
32名出場のGPは北米、南米、ヨーロッパ、そしてアジアの4地区で8人参加の地区トーナメントが実施され、各地域のウィナーが4人制ワンナイトトーナメント=ワールドGPファイナルで戦うことになる。
地域トーナメントは各3大会、決勝大会が1大会。つまり計13のKi MMAイベントが世界四大陸で行われることが紹介されると、マッチメイカーのリッチー・チョウ、共同創始者のピーター・レヴィンに続き、Ki MMAスコット・コーカーCEOが登壇する。ちなみにレヴィンはかつてランペイジ・ジャクソン、マーク・コールマン、ランディ・クートゥアーらのマネージャーを務めていた人物で、今ではゲーム業界で注目を集めるベンチャーキャピタル=グリフィン・ゲーミング・パートナーズの3人の創始者のうちの1人として成功を収めている。
コンテンツ、インフラ、ソーシャルプラットフォームなど、ゲーム業界のエコシステム全般に投資を行う企業の代表が、スコットにMMAプロモーションの起ち上げを持ちかけた。結果、2人は資金の確保を優先とし、14カ月で6千万ドル(約93億円)を調達するや、今年の5月にコーカーはカムバックをアナウンスした。
ステージ上でコーカーは、そんなKi MMAの立ち上がりについて話し、Strikeforce時代のタイロン・ウッドリー、Bellatorのウスマン・ヌルマゴメドフ、アーロン・ピコらを例にとり、キャリアの少ない選手と契約しトップファイターに育てていく方向性を明示し、「これまで2度続けてきたことを、継続して3回目もやっていく」という言葉がきかれた。
リング使用に関しては、もともとMMAのオリジナルはリングだった――「1950年代にエリオ・グレイシーがヴァルデマール・サンタナと戦ったのはリング。日本では1985年からリングが使われている。MMAをリングで見るのは、本当に面白いよ」という説明がチョウからなされた。
コーカーは「マーシャルアーツはK-1やPRIDE、Strikeforce、Bellatorとトーナメントが行われ、退屈だったことがない」と話し、ここでフェザー級でGPトーナメントが行われることがチョウから発せられ、「MMAのワールドカップ。18歳から25歳、キャリア10戦以下のファイターで行う」ことが明言された。
「我々は本当に多くの通訳が必要になる」と言うコーカー。日程、出場選手は改めてアナウンスされることになるが、2027年の第一四半期からスタートをし、北米トーナメントはコーカーのホームであるサンノゼが開幕戦となる可能性が高いことが示唆される発言があった。
同時に欧州ではダブリン、ブダペスト、アジアでは日本と韓国が開催候補地として挙がっている。ところで8月に来日をした際にコーカーは、MMAPLANETの取材で「アジアでのイベントは2度日本、1度韓国で行う」というアイデアも聞かれていたが、果たして……2027年最初の3カ月で日本大会の実施は可能なかのか。
と同時に18歳から25歳、キャリア10戦以下と条件……。水野新太、轟轟、敢流、相本宗輝、栁川唯人、水野翔、三井俊希、ネイン・デイネッシュ、トミー矢野等々、力があるという保証付のファイターの多くが、この10戦前後から25歳という酒条件をギリギリのところでオーバーしているケースが少なくない。上に挙げた選手でいえば、来年時でこの条件をクリアしているのは水野翔、三井俊希、トミー矢野らとなってくる。
90億円の資金を元に世界規模の人材発掘及び育成トーナメントを開くというKi MMA。日本大会の有無、日本からの出場選手、いずれにおいても――正式発表を待ちたい。


















