【UFN277】Fight&Life#115より。鶴屋怜「今回はしっかりぶん殴って、いい感じに極めることが出来た」
【写真】試合までのアクシデントをどう乗り越えたのか。鶴屋自身、そしてチームとしても大きい、そして意味のある勝利だった (C)YUSUKE MIYASHITA
6月29日(月)から発売中のFighT&Life#115に、5月30日に行われたUFN277「Song vs Figueiredo」でルイス・グーロォに一本勝ちした鶴屋怜のインタビューが掲載されている。
Text by Takumi Nakamura
鶴屋にとってジョシュア・ヴァン戦以来、約1年2カ月ぶりの復帰戦は、試合決定直後に足首を骨折し、試合直前には対戦相手と階級も変更というアクシデントが続く一戦だった。しかしいざ蓋を開けてみれば序盤から鶴屋が鋭い左ストレートを効かせ、得意のバックコントロールからRNCを極め、復活の勝利を収めた。
今回のインタビューでは復帰戦に向けてどんな準備を続けてきたのか、試合そのものの振り返りを中心に話を訊いた。ここでは鶴屋自身が一本勝ちまでの流れを話している箇所をピックアップして公開したい。
一度は立たれる前提で試合を考えていた。打撃戦になっても大丈夫だろうという自信はあった
――試合ではジャブ・左ストレートが伸びていて、打撃でペースを掴んでいたと思います。序盤は打撃で削っていくプランだったのですか。
「最初からタックルで行くと疲れるんで、1Rは出力を使わずに半分ぐらいは打撃をやろうというイメージでした。怪我で蹴りができなかった分、パンチはかなりやり込んでいたので、ちょっとパンチで行ってみた感じです」
――かなりパンチのスキルが伸びているように感じたのですが、試合間隔が空いた期間にボクシングの練習に力も入れていたのですか。
「いつもとちょっと違うというか、ホン・ドンシク先生という韓国のボクシングトレーナーの方についてもらって、ボクシングだけ週3日ぐらいでやっていたんですよ。ホン先生は自分が小さい頃からお世話なっていたトレーナーさんで、その人と久しぶりに会って練習を見てもらうことになって。ホン先生は内山高志さんを教えていた有名なトレーナーで、ホン先生にミットを持ってもらうようになって、だいぶパンチが良くなりましたね。あと相手は変わったんですけどヘスウ・アギラーとグーロォはスタイルが似ているというか、背格好も似ていたので、アッパーからストレートとか、そういうコンビネーションを結構練習していたので、それが上手くヒットしたと思います」
――バックを取る前にも左ストレートが当たっていましたよね。
「軽く当たったと思ったんですけど、そのままグルレーが前に倒れてきて、がぶった時に全然力が入っていなかったんですよ。ガツンと拳が当たった感じはなかったんですけどストレートが効いていたのかなと思います。バックに回ってコントロールしている時も、そんなに抵抗してこなくて。ただいつもの自分だったら一本を狙いすぎて、焦って疲れちゃっていたんですけど、今回はコントロールすることを意識していたので、コントロールして、しっかりぶん殴って、いい感じに極めることが出来たかなと思います」
――例えば仮に1Rでフィニッシュできなくても、また2Rから作り直してフィニッシュすればいいという考えもありましたか。
「最初に打撃をやった時、もしテイクダウンに失敗してスタンドの攻防が続いても、打撃でいけそうだなという手応えはありました。あとは試合前からテイクダウンは出来るけど、絶対に一回は寝技をエスケープされて立ち上がられると思っていたんです。最初からのそのつもりでいれば、いざ試合で立たれても動揺しないだろうって。だから一度は立たれる前提で試合を考えていたし、展開的に打撃戦になっても大丈夫だろうという自信はありました」
――なるほど。あえて逃げられる・エスケープされることを想定していたんですね。
「はい。今までの自分は極めなきゃと思って焦りすぎて立たれて、打撃になってキツいという経験をしてきたので、最初から一度は立たれるものだと思ってやりました」
グーロォ戦の振り返りだけでなく、これからのUFCにおける目標とビジョンなどを語っている鶴屋怜インタビューが掲載されているFighT&Life#115は6月29日(月)から発売中です。


















