【DEEP132】格闘百般Kidから、久保優太の内弟子に。石坂空志「どっちが上に行くかが試される試合」
【写真】このポーズは印象に残る。それもファイトが積極的だから(C)MMAPLANET
5日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP132 IMPACT。同大会で石坂空志が矢野武蔵と対戦する。
Text by Takumi Nakamura
石坂は幼少期から柔術とキックを学び、17歳でプロMMAデビュー。3戦目で初黒星を喫したが、元K-1王者でもある久保優太に弟子入りすると無傷の5連勝を収め、バンタム級の新世代ファイターとして注目を集めつつある。
ジムの内弟子として寮生活を送りながら格闘技漬けの毎日を送っている石坂。久保優太の秘蔵っ子の初インタビューをお届けしたい。
やっぱり打撃のレベルが格段に上がりました
――石坂選手はMMAPLANET初登場ということで、これまでの経歴から聞かせてください。もともと格闘技を始めたのは何がきっかけで、何歳の時だったのですか。
「僕が格闘技を始めたのは親の影響です。8歳の頃に親が道場に連れて行ってくれて、ブラジリアン柔術を始めました。僕は愛知県豊橋市出身で、ちょうど愛知と静岡の県境に住んでいたので、最初は静岡県湖西市にあるセキタニゴールドチーム(現SEKITANI JIUJITSU ACADEMY)で練習していました。そこに少しだけ通って、豊橋にあるEBOX BJJで練習するようになりました。本格的に柔術を練習するようになったのはEBOX BJJに移ってからで、そこでホジェリオ(・クリスト)先生に一から柔術を教えていただきました」
――打撃の練習はそのあとから始めるのですか。
「10歳の時に白心会に入会して、白心会はMMAも教えてもらえるところだったのですが、僕はずっと打撃をやっていました」
――井上直樹&魅津希選手がもともと所属していた白心会ですね。
「はい。子供の頃は井上直樹選手とも一緒に練習させてもらっていました」
――当時から柔術とキックを並行して練習していて、いずれはMMAをやりたいという考えもあったのですか。
「そうですね。まさに井上直樹選手がDEEPで活躍していましたし、自分もぼんやりとMMAを始めて、DEEPからRIZINに出て…みたいなことを考えていましたね」
――そして高校在学中にMMAでプロデビューを。
「17歳の時にプロデビューしました。練習環境でいくとEBOX BJJで柔術、白心会でキックをやっていて、中学に入ってからは鈴木博昭さんのBELLWOOD FIGHT TEAMでキックをやるようになったんですね。そうやって柔術とキックを別々のジムで練習していたのですが、高校に入ってから浜松のK.O.SHOOTO GYMに移籍して、そこで本格的にMMAを始めました。なのでデビュー戦はK.O.SHOOTO GYM所属として出ています」
――そこからどういった流れで久保優太選手に弟子入りすることになるのですか。
「高校在学中から上京したいという気持ちは持っていて、高校卒業後に出たプロ3戦目の試合で負けてしまったんですね。その時にこのままではダメだと思って、上京しようと決意しました。ただ東京には色んなジムがあって、どこがいいか模索していたんですけど、ちょうどそのタイミングでXに久保優太さんの弟子を募集する企画のニュースが回ってきて、これだ!と思って応募しました」
――では久保選手の企画が1年ずれていたら、久保選手に弟子入りしていなかったかもしれないですね。
「そうですね。本当は高校卒業のタイミングで上京しようかと思っていたんですけど、とりあえず就職して地元で格闘技を続けていて。もっと本格的にプロでやりたいと思ったタイミングで、弟子募集の情報を目にしたので、もし募集の時期が1年でもずれていたら、上京して格闘技はやっていなかったかもしれないです」
――久保選手のことはファイターとして、どのような印象を持っていたのですか。
「優太さんはK-1・キックの元世界チャンピオンで、打撃は世界トップレベルだったけど、MMAに参戦して最初の頃は勝てていなかったと思うんです。でもそこから少しずつ強くなって、MMAにも適応していって5連勝したじゃないですか。しかも斎藤裕選手や強豪選手にも勝つ姿を見て純粋にすごいなと思って。シンプルに優太さんは打撃、MMAの打撃という面では本当にトップレベルだと思うので、その人に打撃を教えてもらいたいという想いでしたね」
――今はクボジムの内弟子として練習と生活を送っているとお聞きしました。
「そうです。クボジムでトレーナーの仕事をしながら、寮に住んで生活しています。このプロジェクトが決まるまでは、上京したらバイトを探して仕事をしながら練習するんだろうな…と思っていたのですが、今は仕事も住む場所も用意してもらって、色んな面で支援していただいていて、安心して格闘技に専念できる環境を作ってもらっていると思います」
――久保選手のもとで練習するようになって、どこが一番変わったと思いますか。
「やっぱり打撃のレベルが格段に上がりましたね。打撃と言ってもテイクダウンありのMMAの打撃という面でスキルアップできているなと感じます。特に優太さんは距離感が本当に上手くて、距離の制し方とか、打撃そのものがロジカルなんですよね。テクニック1つ1つをしっかりロジカルに教えてもらえるので理解しやすいというか、教えてもらったことが自分の動きにも適応させることが出来ますね」
――実際にクボジムに入ってから5連勝と負けなしですし、自身のレベルアップを感じていますか。
「そうですね。打撃のなかでも倒す打撃というか、よく優太さんが言うことなんですが、自分だけ打撃を当てて倒す技術が少しずつ身についてきていると思います。優太さんに比べれば全然まだまだなんですけど。あとは宮田和幸さんのBRAVEでも練習させてもらっていて、組みや寝技の練習もしっかりやっているので、組んだ展開でも戦える自信があるし。組まれても大丈夫という自信があるからこそ、打撃も思い切っていけますね」
優太さんの弟子として名前も売って実績も積んで有名になりたいと思っています
――対戦相手の矢野選手にはどんな印象を持っていますか。
「年齢は僕の1つ上で、若くて勢いがある選手だなと思います。打撃も寝技もできるオールラウンダーですよね。バックボーンは空手なんですけど、フィニッシュしている試合は一本勝ちなので、打撃も寝技もどちらも気をつけないといけないなと思います。ただ僕も小さい頃から柔術をやってきて、今はクボジムで打撃、BRAVEで組み技の練習をしているので、どんな展開になっても圧倒できるかなと思います」
――今の石坂選手の言葉にもあったように、この試合は同世代で好成績を誇っている選手同士の潰し合いの試合でもあると思います。
「僕も若い選手同士の戦いというか、どっちが上に行くかが試される試合ではあるかなと思っています」
――今回の試合に勝つことも含めて、今後の石坂選手の目標を聞かせてください。
「自分は上京する前のデビュー戦からDEEPに出させてもらっていて、まだまだなんですけどDEEPのベルトを巻きたいですね。で、やっぱりその先にはRIZINに出てインパクトを残して、RIZINでチャンピオンなるという目標があります」
――いちファイターとしては久保選手のように打撃で仕留める選手になることが目標ですか。
「そうですね。打撃で相手を支配して倒しきれる選手になりたいです。やっぱりKOが一番インパクトが強いと思うので、打撃で倒してビッグインパクトを残せる選手になりたいです」
――また久保選手の教え子として最初に自分が結果を出したいという気持ちもありますか。
「クボジム所属のプロMMAファイターは僕、RIZINにも出たヴィニシウスさん、能坂陸哉選手、田中仁選手の4人なんですけど、僕はクボジムで育ててもらっていますし、優太さんのネームバリューは大きいと思うので、優太さんの弟子として名前も売って実績も積んで有名になりたいと思っていますし、ベルトも狙っていきたいと思っています」
――今日はインタビューありがとうございました。一点ずっと気になっていたのですが石坂選手は試合前後にウルトラマンのスペシウム光線のポーズをやるじゃないですか。あれはどういう理由があるのですか。
「初めてRIZINに出た時に前日計量の様子がRIZINの公式YouTubeチャンネルでライブ配信されると言われて、普通に計量をやっても味気ないじゃないですか。ちょっとでも自分のことを覚えてもらいたい、インパクトを残したいと思って、なぜかスペシウム光線のポーズをやったんですよ(笑)。それから入場や試合の後にもやるようになりました」
――なるほど。決してウルトラマンの大ファンというわけではないんですね(笑)。
「そういうのは本当になくて(笑)、他の人がやってないことで、みんなが知っていて覚えやすいポーズがなんだろう?と考えた時に頭に浮かんだのがスペシウム光線でした(笑)。でもおかげさまでたまに会場で『ウルトラマンのポーズの人ですよね?』と声をかけてもらうこともあって、これからも自分のトレードマークにしたいと思います!」
■視聴方法(予定)
7月5日(日)
午後1時45分~U-NEXT、DEEP/DEEP JEWELS YouTubeチャンネル メンバーシップ
■DEEP132対戦カード
<引退エキシビション・グラップリング/2分3R>
越智晴雄(日本)
斎藤裕(日本)石渡伸太郎(日本)上田将勝(日本)
<ライト級/5分3R>
相本宗輝(日本)
山田聖真(日本)
<58キロ契約/5分3R>
猿寿健太(日本)
火の鳥(韓国)
<フェザー級/5分3R>
五明宏人(日本)
太田将吾(日本)
<ライト級/5分3R>
神田コウヤ(日本)
ケンシロウ(日本)
<バンタム級/5分3R>
河村泰博(日本)
山本有人(日本)
<フェザー級/5分2R>
鈴木大晟(日本)
高橋正親(日本)
<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ(日本)
斎藤璃貴(日本)
<フライ級/5分2R>
松井優磨(日本)
石原射(日本)
<バンタム級/5分2R>
石坂空志(日本)
矢野武蔵(日本)
<フライ級/5分2R>
武利侑都(日本)
横内三旺(日本)
<アマチュア・フライ級 /3分2R>
秋元優志(日本)
荒井夕翔(日本)

















