【RIZIN54】体重超過のパッチーにインロー、打撃で攻勢も組みに押し切られ――減点こみの3-0判定勝ち
<63.85キロ契約/5分3R>
佐藤将光(日本)
Def.3-0:28-27.28-27.28-27
パッチー・ミックス(米国)
体重超過のミックスと、リングインと同時に握手を求めた佐藤将光。サウスポーのミックスに対し、佐藤将光がインローを蹴る。ミックスは右リードフックを伸ばす。左を返した佐藤将光は、インローを蹴られる。ならばとインローを蹴り返した佐藤将光が左に回る。ミックスは左を当て、佐藤将光のスイッチからの右に合わせて組んだミックスが、バックに回る。と、一気に自ら背中をつけグランドに持ち込み、ボディトライアングルに取る。右、左と絞めを伺うミックスが、左腕をワキ下の襷から右腕を喉下に差し込む。
右腕のリストを掴んで逃れた佐藤将光だが、ミックスは左手で自身の右腕を掴んで肩固めを狙う。一瞬腹ばいになり、上を向き直した佐藤将光がタイムアップまで耐えきり頭を捻った。
2R、打撃の間合いのなかでカーフ&インロー、サイドと蹴りを見せる佐藤将光。ミックスは左を伸ばすが、佐藤将光がしっかりとインローを蹴り込む。蹴って→移動という動きの佐藤将光が、ステップインから右をヒットさせる。さらにインローでバランスを崩させると、右を伸ばす。インローに左を返したミックスだが、引き続き右インローを蹴られる。佐藤将光はワンツーでステップイン、戻ってサイドキックを狙う。
サークリングから、距離を詰めて右アッパーの佐藤将光は、インローを続ける。右ボディを被弾したミックスは左フックから組みにいき、ヒザをボディにもらう。そのままケージに押し込んだミックスだが、回って離れた佐藤将光がインローを続ける。インロー&右フックのコンビの佐藤が、ワンツーと打撃で優勢に。スピニングバックエルボーを最後に狙った佐藤が時間になると拳を振り上げた。
最終回、佐藤将光がインローを蹴り、続くインローにミックスが組んでテイクダウンを決める。ハーフでトップのミックスが、しっかりと足を絡めていく。佐藤将光は下から左右の細かいパンチを見せ、ミックスがボディロックからパスを決める。左足を太腿の上に置き、リストコントロールのミックスがしっかりと抑え込む。
残り半分、鉄槌を落とすミックスに対し、佐藤将光は頭を巻いた状態から、自らの左足を取って頭を抱えにいく。レフェリーがアクションの声を掛け、ミックスがパンチを落とす。ここでレフェリーがブレイクを命じ、スタンドに戻った佐藤将光が右アッパーからワンツー、右フックと打撃で攻勢に出る。最後の10秒で右フック3発、左フック、さらに前に出て右。ミックスも右を返しタイムアップとなった。
同時に手を合わせて客席に詫びた佐藤将光が、ミックスに2Pの減点もあり――ジャッジ3者が28-27をつけ3-0の判定勝ち。減点が泣ければ――という「たら・れば」はなし。バンタム級よりフェザー級に近い体重で、減点2からスタートだった試合で佐藤将光は判定勝ちを手にした。通常の白星としてカウントして、次戦を組んでほしい。
「凄く良い大会のなかで、分かりにくい試合をしてゴメンなさい。言いたいのは、パッチー終わったと言う人もいるけど――。彼が今後、どういう選択をするか分からないけど、真摯に誠実に向き合っていれば、必ず見てくれている人もいる。チャンスをくれる。なんでしっかり自分の行動で示す。そういうことで、しっかり信頼を取り戻せると思うから。誠実に真摯にやりたいようにやって欲しいなと思います。もう誰にでもいえることは、俺自身もそう、皆もそう。嘘をつかないで。自分に聞けば、自分が分かるはず。嘘をつかないで、真っ直ぐ生きていきましょう。自分自身はもっと精進して出直します」と勝者はマイクで話した。


















