【Lemino Shooto08】初参戦でグ・ジユンと対戦。トミー矢野「岡田さんは今でも僕のMMAの先生」
【写真】今回がLemino修斗初参戦の矢野だが、デビュー前にMMAの手ほどきを受けていた岡田がプロモートするLemino修斗に参戦するのは必然だったかもしれない(C)TAKUMI NAKAMURA
24日(木)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるLemino Shooto08にトミー矢野が初参戦を果たす。
Text by Takumi Nakamura
柔術での輝かしい実績を持ち、格闘代理戦争を経て、パンクラスでプロデビューした矢野。一時はヒザの負傷により長期欠場を余儀なくされたが、今年7月のROMAN05で復帰を果たし、ソ・ジェヒョンに腕ひしぎ三角固めで一本勝ちを収めた。
そして矢野が純MMAの再起の場として選んだのがLemino修斗。矢野はプロデビュー前から岡田遼にMMAの手ほどきを受け、代理戦争では岡田が矢野のセコンドを務めている。矢野にとっては運命的とも言えるLemino修斗への参戦。グ・ジユン戦を控える矢野に話を訊いた。
7月のROMANが終わったあと、岡田さんのところに行って『9月に試合させてください』と相談した
──前回7月のROMAN05での試合(ソ・ジェヒョンに腕ひしぎ三角固めで一本勝ち)を振り返っていただけますか。
「復帰戦だったので勝てて嬉しかったですね。試合時間は短かったですが、久々にケージの感覚を掴むことが出来たので良かったです」
──試合は腕ひしぎ三角固めでの一本勝ちでしたが、ああいった試合のフィニッシュはイメージしていましたか。
「あのフィニッシュはイメージしていなかったですね。ただ組みに行ったらいつかは極められる、もしくはパウンドアウトできると思ったので、組めば問題ないかなとは思っていました」
──ジェヒョン戦の前にインタビューさせてもらった時に「打撃も見せたい」と話していましたが、打撃の攻防や交換についてはいかがでしたか。
「自分としては打撃でもっとやりたかったんですけど、僕がストレートとフックを出したところで、向こうから組みに来たんで、そのまま寝技に持っていった感じですね。組んだ時に両脇を差されちゃって、本当はいくら道衣ありの試合でも引き込みはしたくなかったのですが、両脇は差されている状況でしたし、セコンドのイゴール(タナベ)からも『下になってもいいよ』と言ってもらえたので、自分もその判断に従って引き込んだ感じですね」
──フィニッシュは三角絞めの形から腕十字を極める形でしたが、下からもヒジを入れていたことが印象的でした。サブミッションで相手の動きを固めつつ、打撃で削る意識は常に持っているのですか。
「あれはいつも練習でやりたいけど我慢している技で、試合でしか試せないじゃないですか。練習ではああいった技は常に頭に入れていて、いざあの態勢になったら気持ち良く打ちに行けました」
──あのヒジを練習でやると周りから嫌われてしまいますよね。
「そうなんですよ。いくらサポーターを付けていても、あそこまで躊躇なくいけないので(苦笑)、本番でああいう技をやれたことが良かったですね」
──さて今回はLemino修斗に初参戦となりますが、最初にオファーを受けた時はどんな心境でしたか。
「もともと自分は岡田(遼)さんとお付き合いがあって、練習を見ていただいていた時期があるんですよ。Lemino修斗がスタートしてからも一度オファーをもらったんですけど、ちょうど手術をした時期だったので試合に出ることができなかったんです。それでROMANが終わったあと、自分から岡田さんのところに行って『9月に試合させてください』と相談して、ありがたいことにオファーをいただきました」
──ちなみにいつ岡田さんと練習されていたんですか。
「MMAデビューする前にプライベートレッスンという形で岡田さんにMMAを教わっていて、最初は10回ぐらいのプランだったんですけど、最初のプランが終わった後もお願いして岡田さんのクラスにも参加していました。僕が格闘代理戦争に出た時にも、岡田さんに1回セコンドについてもらっていて、岡田さんが色んなUFCファイターのコーチをしているのを見ていたので、この人なら信頼できると思ってセコンドをお願いしていた感じです」
──まさにMMAの先生と生徒という間柄なんですね。
「本当にそんな感じです。僕は今でも岡田さんは先生だと思っています」
──今回はグ・ジユン選手との対戦になりましたが、相手の印象はいかがですか。
「相手のことを知らなかったのですが、調べたら元々ラグビーをやっていてフィジカルが凄く強そうだなと思いました。あとは凄結構パンチが重そうだなと感じました」
──ある意味、特徴がハッキリしている分、攻略するイメージは出来あがっていますか。
「自分はいつも相手を分析するタイプなので、しっかり勝つイメージは出来ています」
Lemino修斗で結果を出して、UFCの関係者にも注目してもらいたい
──ROMANの復帰戦を挟んで、これから本格的にMMAの試合に進出していくと思いますが、ここからどんなキャリアを積んでいきたいですか。
「僕は最終的にUFCに行きたいので、そこに行くまでのキャリアを作っていきたいという感じですね」
──今はUFCに行く道としてRoad to UFC(RTU)出場など色んな道がありますが、どんな道をイメージしていますか。
「例えばRTUに出るのは来年じゃなくてもいいかなと思っています。今はスコット・コーカーの団体(Ki MMA)もありますし、いろんなオプションがあると思うので。その上で最終的にはUFCに繋がるような試合だったり団体でやりたいと思っています」
──まさに今は来るべき時に備えてMMAファイターとしての力をつけていく時期ですね。
「そうですね。なのでまたROMANで道衣バーリ・トゥードで試合をする機会があればやりたいですし、とにかく試合に出て少しずつ成長することが出来たら、いずれRTUやDWCSに挑戦したいです」
──当然今後もLemino修斗への継続参戦も考えていますか。
「はい、考えています。自分の勝手なイメージなんですけど、Lemino修斗のコンセプトはUFCに繋がるようなマッチメイクを組んだり、実際にLemino修斗に出てショートノーティスでUFCに出た選手(ヴィクトル・ヴァレンズエラ)もいるじゃないですか。自分はLemino修斗ができた頃からそこを見ていたので、岡田さんが凄く良いシステムを作っているなと思っていました。もちろん今後も(Lemino修斗から)オファーがあれば出たいと思っています」
──矢野選手のMMAの最初の先生である岡田さんがLemino修斗をスタートして、そこに矢野選手が出るというのもストーリーが繋がっていますよね。
「自分もそう思います。岡田さんがLemino修斗をやるとなった時に、UFCに近づくことが出来るコンセプトの大会だと思っていたので、Lemino修斗で試合をして結果を出して、UFCの関係者のみなさんにも注目してもらえたら嬉しいです」
──矢野選手にとって純MMAは久々だと思うので、最後に試合に向けた意気込みをお願いします。
「僕はいつも通りフィニッシュしに行く試合、観ていてお客さんがワクワクするような試合をしますので、今後も応援よろしくお願いします」
■視聴方法(予定)
9月24日(木)
午後6時~ Lemino
■Lemino Shooto08 対戦カード
<バンタム級/5分3R>
永井奏多(日本)
ニコラ・リー・キンギ(ニュージーランド)
<フェザー級/5分3R>
河名マスト(日本)
ティル・タン(ミャンマー)
<フェザー級/5分3R>
飯野雄斗(日本)
エルデム・タハ・ディンチェル(トルコ)
<フェザー級/5分3R>
上原平(日本)
ネイン・ディネッシュ(インド)
<フェザー級/5分3R>
グ・ジユン(日本)
トミー矢野(日本)
<ストロー級/5分2R>
友利幸汰(日本)
ザ・タイガー石井(日本)
<バンタム級/5分2R>
彬大(日本)
松山瑞穂(日本)
<フェザー級/5分2R>
佐藤大知(日本)
小川龍斗(日本)
<フェザー級/5分2R>
久保村ヨシTERU(日本)
井上理久(日本)



















