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【RIZIN】Fight&Life#116より ダニー・サバテロ時間差インタビュー「ペティスもマッキーも逃げている」

【写真】試合もインタビューも常に100パーセント、全力で挑みガスも満タン (C)MMAPLANET

24日(月)に発売されるFighT&Life#116に、7月18日のRIZIN LANDMARK15でバンタム級王座2度目の防衛に成功したダニー・サバテロのインタビューが掲載される。
Text by Manabu Takashima

MMAファイター人生初のスタンドの打撃戦で、右フックを打ち込んでKO勝ちを手にしたサバテロを今回は防衛直後に会場で、さらに今後のRIZINバンタム級戦線を占ううえで重要な試合が組まれた――今月11日のRIZIN54後にリモートと、時間差でインタビューを敢行した。

2度に渡るインタビュー、マシンガントークのサバテロの話を誌面で全て掲載することは土台無理。ここでは同インタビュー記事で掲載できなかったサバテロの言葉を掲載したい。


【7月18日】

日本でキングとして、ハイレベルなファイトをファンに見せたい

(C)RIZIN FF

――初回のインヴァーテッド・トライアングルは、米国のMMAはおろか柔術でも決してポピュラーでない柔道由来の技です。そのような技の仕掛けも想定していたのでしょうか。

「カシムラは以前にあの技を使っていた。だからチームは、しっかりと防御方法を授けてくれた。チームは彼の柔術の試合もチェックしていたから、ダースやアナコンダ、足関節だけでなく、インヴァーテッド・トライアングルも想定内の攻撃だったよ」

――それは凄いですね。

「だからこそ、ATTは世界一のチームなんだ。カシムラが今日見せた技は、RNCやアームバーのような日常的に見られる技じゃない。だから、ああいうユニークな仕掛けが功を奏すこともあるだろう。でも、俺たちはATTだ。カシムラがインヴァーテッド・トライアングルを狙う可能性は、ヒールフックを仕掛けてくるのと同じぐらいあると踏んでいた」

――まさにチーム力ですね……。

「いずれにしても、俺たちが戦っているのは柔術ゲームじゃない。背中をベタッとつけて、フィニッシュなんてMMAでは滅多に起きない。そんな攻撃は、顔面を殴る機会をこっちに与えてくれるだけだ。MMAであの技を繰り出したカシムラのことは尊敬している。でも、アレで俺を仕留めることはできない。俺はそんなファッ〇ンなヤツのファッ〇ンな攻撃を気にしない。自分の試合をすれば、俺が勝つことは分かっていたから」

――この試合、ゲームプランのオプションはあったのでしょうか。

「まずはいつも通り、中央に位置取りすること。圧を掛けて削り、疲れさせること。初回にフィニッシュのチャンスもあった。でも、コーナーから『そのままの攻めを続けろ』という指示だったんだ。それが俺のスタイルで、誰よりも大きな燃料タンクを持っている」

(C)RIZIN FF

――技術的な話をもう一つ。2Rに鹿志村選手がダブルレッグを仕掛けた時、ファンクロールを決めました。あの攻撃もRIZINバンタム級ファイターは頭にインプットしたかと。

「俺はローラーだ。ファンクロールもグランビーロールも自在に繰り出すことが可能だ。いかなる試合でも、そのポジションになればスクランブルに持ち込む。そして俺のグランビーロールとファンクロールは誰も防ぐことはできない。いくらでもテイクダウンを仕掛けてくれば良い。グランビーロールとファンクロールから、柔術で俺がドミネイトする」

――まさにその通りの展開でした。ところで米国で戦っている時、榊原CEOのフィニッシュを狙えという要求とは別に、レスリング&コントロールはファンからも「つまらない」とは言われます。そんな時、エキサイティングなファイトをしようと思ったのか、「これは俺のスタイルだ」と頑なになっていたか、どちらでしたか。

「う~ん、どちらかというと後者かな。日本と米国のファンは違う。日本のファンは、MMAを理解している。米国だとXやインスタでは悲惨なほどネガティブな反応しかない。目も通したくない。日本でも米国でも、ベストを尽くして戦っている。立ち技でも寝技でも、やるべきことを遂行してきた。

でも米国では、ただ文句を言われるだけだ。幸運にも、日本のファンはドミネイトの意味を理解して、応援をしてくれる。日本のファンは今日、俺が積極的に動いてカシムラを疲れさせたと知っている。とても高度な技術が存在していることも」

――日本のファンが技術的に理解しているかどうか、自分には分からないです。ただ一生懸命戦っている選手をこき下ろすようなことはしない。ダニーがどう戦っているのか、その気持ちにも共鳴しています。

「その通りだな。米国ではテクニックはスルーされ、ブラッディなKOだけが求められている。ファイトの質は問わない。ただ殴り合って、どちらかが倒れる。それで構わないんだ。だからこそ俺は日本でキングとして、ハイレベルなファイトをファンに見せたい」

【8月13日】

俺と戦った選手は、次の試合を少し簡単に感じることができるはずだ

――パッチーの計量失敗がなければ佐藤選手がフィニッシュしていたとまでダニーのいう一戦ですが、TAPOLOGYが減点で負けたのはワールドスタンダードでなく、パッチーの勝ちと記録していることに対して、どのように思いますか。

「あり得ない、ひどい考え違いだ。どうしようもないバカだ。一方的な見解で試合結果をひっくり返すなんて……。ジャッジのスコアを重視するとかいっているけど、ジャッジがショーコー・サトーを勝者としたんだ。2Pの減点があり、そこが考慮されたスコアをジャッジがつけた。リング上でショーコー・サトーの手が挙げられた。疑問の余地もなく、問題視する必要も一切ない。だから多くの人がTAPOLOGYに対して、異議を唱えている」

――いずれにしても、そういう考えがあって意見しても、勝敗結果を勝手にひっくり返すというのは、絶対にあってはならないと思います。

「勝敗を変える権限を、なんでアイツらは持っているんだ? 早々にRIZINの公式発表通りにリザルトを書き換えるべきだ。世界中のファイター、ファンは奴らが間違っていると分かっている。あの試合の勝者はショーコー・サトーだ」

――ハイ。

「俺だってスプリットで負けた試合で、裁定に納得していない試合はある。それでレコードに傷がつく。ジャッジの判断、裁定結果に納得できないことはある。でも試合結果は受け入れるしかない。そして自分が契約しているプロモーションの判断を尊重するのが、この世界だ。ショーコー・サトーが勝った試合で、勝手にリザルトをひっくり返すなんて、どうかしている」

――火曜日の大会では、後藤丈治選手がアジスベク・テミロフに見事な一本勝ちを収めました。

「ゴトーが勝つとは思っていたけど、初回で勝つとは……。試合内容も良かったし、俺が思っていた通り、どの局面でもテミロフを上回っていた。そして打撃で圧倒し、最後は寝技で仕留めた。ゴトーの試合は、フロリダでは午前3時とか、4時だったんだ。でも、大声を挙げてしまった。最高のファイトだったからな。今回の大会は多くのフィニッシュが見られたけど、あの短い試合でテミロフを仕留めたことには驚かされた。

でも俺と戦った選手は、次の試合を少し簡単に感じることができるはずだ。俺の圧は肉体的にも、精神的にプレッシャーを与えている。あのファイトを経験すると、次の試合は楽に戦えるようになる。ゴトーはテミロフをフィニッシュしたし、サトーもジョン・スウィーニーを仕留めたように、な」

――結果論として、そうですね。試合前はトラッシュトークでこき下ろし、試合後は相手を認める。これが再戦の場合は、ダニーはどうなるのでしょうか。

「試合が終われば、俺の頭は次の対戦相手がセットされる。だから、試合後は対戦相手のことは尊敬している。ただ一度試合が決まれれば、相手をぶち殺す気持ちにならないといけない。クソッたれの頭にヒザを蹴り込む必要がある。そういう頭になって、リングやケージに上がらないといけない。

俺の幸せは、対戦相手をぶちのめすことで手にできる。だから俺と戦う相手は、誰だろうが憎みぬく。でも、試合が終わればそんな気持ちは全くなくなる。対戦相手も、あらゆる努力をしてリングに上がっているんだ。試合が終われば、最大限に尊敬する」

――後藤選手もそうだと。

「RIZINがもう一度ゴトーとの試合を組むなら頭が切り替わり、アイツの顔面を踏みにじるような画が、頭の中に浮かんでくるんだ。それは誰に対しても変わらない。ただ対戦相手以外は誰とでもベストフレンドになれる」

――ところでPFLでマルシルリー・アウベスに勝った井上直樹選手、パッチーに勝った佐藤選手、テミロフに勝った後藤選手。3人揃ってダニーに負けています。こうなるとRIZINもダニーのタイトル戦を組むことが難しくなってきます。

「そうなっても、俺が戦っていないRIZINバンタム級のトップファイターが残っている」

――う~ん、すぐに名前が頭に浮かんでこないです。

「スーチョル・キムだ。ヤン・ジヨンにもしっかりと勝ったし、アイツなら俺と戦う資格もあるだろう。とはいっても、俺がスーチョル・キムの顔面を踏み潰すだけだけどな」

――ではRIZINを代表するチャンピオンとして、ラジャブアリ・シェイドゥラエフとAJ・マッキーのWタイトル戦、RIZINルールで戦うことを知り抜いている米国人ファイターとして、どのようになると予想していますか。

「物凄く興味深く、めちゃくちゃ楽しみな対戦だ。AJ・マッキーはベラトール時代から、本当に優れたファイターだった。AJがどれだけRIZINルールに適応できるかというのは、一つの見どころだろう。彼が長い時間を掛けて培ってきた技術をRIZINルール用に調節しないといけない。ただ、簡単に試合予想ができるモノじゃない。

もっとしっかりと考えて、彼らがフェイスオフをする頃には、予想できるようになっておく。現時点では互角というしかない。でも、9月10日になると、どっちが勝つかハッキリ断言するよ」

――1カ月や2カ月の準備期間では、サッカーボールキックやグラウンドでのヒザ蹴りは使いこなせない?

「そうだな。考えないで動けるレベルにはならないだろう。それには毎日、繰り返しドリル練習を何カ月も続ける必要がある。グラウンドのヒザは、一番使い勝手が良いだろう。ただし、ただ頭に入れている程度だと、使えるポジションでも見逃してしまう。やはり繰り返し、練習するしかない。そういう風にサッカーボールキック、踏みつけ、グラウンドでのヒザ蹴りを体が覚えていない相手と戦うと、絶対的に俺にアドバンテージがある。そして、凄く危険なファイトになるだろう」

――それはダニーがPFLファイターと戦うことを想定してのことですね。

「もちろんだ。ミッチ・マッキーとセルジオ・ペティスをコールアウトしたけど、アイツらは2人ともずっと無視してきた。ようやくミッチ・マッキーからレスポンスがあったけど、誰か他の相手と戦うという逃げだった。セルジオ・ペティスもミッチ・マッキーも俺から逃げ続けている。でも、俺は諦めない。いつかアイツらを引きずり出す。RIZINのベルトと共にリングに上がり、アイツらをサッカーボールキックで蹴り飛ばす」

※人生初のパンチでのKO勝ちに興奮を抑えられないなか、RIZINの王者として榊原CEOの期待に応えた安堵感。計量オーバーしたパッチー・ミックスへの怒り、フィニッシャーとしてさらなる自信を得たダニー・サバテロ神龍誠インタビューが掲載されたFighT&Life#116は24日(月)から発売です。

■視聴方法(予定)
9月10日(木)
午後3時~ ABEMA、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■SUPER RIZIN05対戦カード

<RIZINフェザー級選手権肢体&PFL世界フェザー級王座決定戦/5分3R>
[RIZIN王者]ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)
AJ・マッキーJr(米国)

<ライト級/5分3R>
朝倉未来(日本)
青木真也(日本)

<ライト級/5分3R>
ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
野村駿太(日本)

<フェザー級/5分3R>
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)
平本蓮(日本)

<フェザー級/5分3R>
斎藤裕(日本)
YA-MAN(日本)

<フェザー級/5分3R>
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)
高木凌(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
RENA(日本)
ナターシャ・クジュティナ(ロシア)

<59キロ契約/5分3R>
冨澤大智(日本)
ドンマイ川端(日本)

<キック71キロ契約/3分3R>
ブラックパンサー・ベイノア(米国)
宇佐美秀メイソン(日本)

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