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【RIZIN LANDMARK16】堀江圭功戦へ、剛毅會に合流した宇佐美正パトリック「失ってきたものを取り戻す」

【写真】やるべきことと自由さのバランスが取れてきたようなパトだ (C)TAKUMI NAKAMURA

3日(土)、長崎市の長崎スタジアムシティ HAPPINESS ARENAで開催されるRIZIN LANDMARK16で、宇佐美正パトリックが堀江圭功と対戦する。
Text by Takumi Nakamura

今年5月に雑賀“ヤン坊”達也からKO勝利を収めた宇佐美は、9月の超RIZIN05でカルシャガ・ダウトベック戦を控える平本蓮のトレーニングパートナーを務めた。そこで剛毅會の練習に触れた宇佐美は、堀江戦に向けて引き続き剛毅會での練習を志願。大塚隆史や岩﨑達也宗師のもと、己のMMAを作り上げてきた。新たな打撃と出会い、自分のMMAの可能性を知った宇佐美。今後のライト級戦線の行方を占う堀江戦を前に「今から言っておきます。ライト級、俺がかき回すんで」と不敵に語った。


岩﨑先生の理論は独特といえば独特で、ボクシングとは全然かけ離れている

──本格的な練習メニューを終えて、ここからは調整に入るところですか(※取材は9月26日に行われた)。

「そうですね。あとは最終調整して、自分をみんなにお披露目するだけって感じです」

──今回は剛毅會でも試合に向けたトレーニングを積んできたと思います。どういった経緯で剛毅會での練習することになったのですか。

「今回(平本)蓮くんのダウトベック対策を手伝ったこともあるのですが、もともと蓮くんとは昔一緒に練習していたMMAの先輩後輩という関係でもあったんです。それで僕が堀江(圭功)選手と試合が決まって、堀江選手は体が強くて組みにも来るというところで、自分には環境を変えてやることも必要かなと思っていたんですよ。その時に大塚(隆史)さんの教えがいいということを聞いて、蓮くんの対策でサポートに入っている時に僕のこともサポートしてほしいですという話をしたところから始まりましたね」

──最初に宇佐美選手と平本選手が交流するきっかけは何だったのですか。

「実は僕と蓮くんはMMAを始めたタイミングがほぼ同じで、僕がストラッサー起一さんにGENに連れて行ってもらって、蓮くんは蓮くんで別の人の紹介でGENに来ていたんですよ。だからお互いMMAを始めた頃から知っている間柄ですね」

──そうだったのですね。2024年の大晦日に宇佐美選手がブラックローズのメンバーとして試合をしたことがきっかけだったと思っていました。立ち技がバックボーンで同じ時期にMMAを始めたという意味でも平本選手には何か感じるものはあったのですか。

「やっぱり試合を見て、ですよね。例えば蓮くんが斎藤裕選手とやった試合を見ると、テイクダウンされた後の立つ能力がすごいじゃないですか。今回の試合もそうですけど、ダウトベックというあんなグリップが強い選手にしっかり立つ動きを続けて勝ちきったというのは絶対に大塚さんのサポートがあったからだと思うし、僕もサポートとして蓮くんの練習を近くで見て、本当に凄いなと思ったんですよね。それと同時に自分もここでやってみたら何か変わるかもしれないと思い、練習をお願いしました」

──自分の何かを変えなければいけないと思っていたタイミングで平本選手のサポートに入って大塚さんの練習を見て、まさに色々なタイミングが重なったのですね。

「はい。僕は自分に甘えてしまうところもあったりするのですが、そこは大塚さんが『頑張れ!パトリックならできるよ!』と背中を押してくれて、本当に選手に対して寄り添ってくれるトレーナーで、すごくいいチームという感じがしていて、僕自身すごく助けられていますね」

──個人的に宇佐美選手の試合を見ていて自分の強みがハマる時とハマらない時の差が大きくて、常にハマるようなスタイルが出来ればもっと結果を出せるのではないかと思っていました。実際にそういった部分を剛毅會の練習で作っているという部分はありますか。

「そうですね。剛毅會で岩﨑(達也)先生の打撃の指導を受けて、空手目線からの色々なパンチの打ち方、こうすればいいんだっていう今までとは違うパンチの打ち方を知って、自分の打撃のバリエーションが増えたと思います。だから岩﨑先生とも合っている気がしていますね」

──岩﨑宗師の打撃理論や格闘技観はいかがですか。

「おもろいし、楽しいですね。岩﨑先生には岩﨑先生の理論があって、僕とは違う感じなんですけど、それを面白いなと思える感覚です。本当に岩﨑先生の理論は独特といえば独特で、ボクシングとは全然かけ離れているんで。僕はそれを楽しませてもらっているというか。今までの自分になかった感覚を入れつつ、自分の中にいいものを入れていますね」

──自分のファイトスタイルやMMAが変わってきている・洗練されていることを感じますか。

「はい。(練習で)僕がやっていなかったこともやりますし、毎日勉強しているような感じです」

──そして今大会では堀江選手と対戦が決まりましたが、最初にオファーを受けた時の心境は?

「最高すぎましたね。僕は嬉しかったです。ただ堀江選手は元々フェザー級だったんで、僕の中で(ライト級でやるのに)体はどうなんかなと思っていたんですよ。最近はパトリッキー・ピットブル選手にも勝ったりしていますけど、フェザー級ぐらいのタッパではあると思います。ただ僕としては堀江選手とやれるのは嬉しい限りですね。自分が今まで失ってきたものを取り戻して、逆に復活まで持っていける気がしています」

──一対戦相手として見て、MMAファイターとしての印象は?

「パトリッキー戦もそうですけど、思いきりがいいですし、MMAの総合力として上手くて強い選手かなと思っています。ただ決してナメてるとかはないですけど、攻略法は相当いい感じで出来がっています。めちゃくちゃいいですよ。カード発表の時にリングで俺に対して言ったこと(※)も含めて、全部足元すくってやるっていう気持ちだし、全然勝つ自信があります」

※堀江は「前回ピットブル選手に勝ったのに、認められていない感じがして、ちょっと腹が立っている。宇佐美選手に怨みはないけど、今に見とけよという想いをぶつけたい」と語った。

──宇佐美選手はああいった発言を聞いて感情的にはならないですか。

「逆に堀江選手は感情のままに動く人間だから、何か言ってんなと思うぐらいですね。逆にボッコボコに殴り倒したるって感じでした」

ライト級、俺がかき回すんで。俺は絶対にやりますから

──先ほどの話にもあった通り、この試合は宇佐美選手のこれまでの評価やライト級の序列を一発で変えられる試合だと思います。それについてはいかがでしょうか。

「繰り返しになりますが、マジで最高ですね。俺、試合に勝ったらやりたいことがあって、KO勝ちしてマイクを取って『みんな、パーティーの始まりや!』って言ってやろうと思っていて。そのぐらいホンマに試合が楽しみです」

──自分のパフォーマンスがいかに変わったかを見せること、色んなものをひっくり返せる試合に出ること……色々なものが宇佐美選手の力になっているようですね。

「はい。しかも長崎に行くのも初めてで、僕にとってアウェイというか堀江選手の地元に乗り込んで試合するのが楽しみですね。僕は昔から親父と一緒にアウェイの地で戦ってきた思い出があるんで、その頃を思い出す感じです。もちろんRIZINの大会なんでホームやアウェイはないと思いますけど、会場には堀江選手の応援団がたくさん来ると思うんで、それに負けないパワーを僕が存分に出して盛り上げたいです」

──お父さんとアウェイの地で戦ってきた記憶というのは、空手時代に様々な場所に足を運んで試合をしていた頃の話ですか。

「そうですね」

──例えば地元の選手に判定やジャッジが有利に働くこともあるのでしょうか。

「マジありましたね。でも相手が何をやってきても倒しちゃえば、文句なしで僕の勝ちじゃないですか。そうやって相手を何も言えない状況にするというか。だから空手時代はコテンパンにボコボコにして倒すか、よくボディで倒していましたね。そうやって相手に言い訳させない試合をすることを常に意識していました」

──堀江選手に勝ってライト級の勢力図を塗り替えたいですか。

「今から言っておきます。ライト級、俺がかき回すんで。俺は絶対にやりますから」

――宇佐美選手の試合に対する熱い思いが伝わってきました。最後にファンのみなさんにメッセージをいただけますか。

「今までの自分は試合でみんなが期待していてもいけない部分があったんですけど、前戦(5月に雑賀“ヤン坊”達也にTKO勝ち)を見てもらっても分かる通り、勇気を出してバチバチ殴りに行くし、バチバチMMAしに行きます。今回は自分の練習環境を変えて、自分がやらないといけないことを存分にやってきて、戦う腹もしっかり括れました。堀江選手と熱い試合をするので応援お願いします」


■RIZIN LANDMARK16視聴方法(予定)
10月3日(土)
午後12時30分~ ABEMA、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■RIZIN LANDMAR16対戦カード

<ライト級/5分3R>
堀江圭功(日本)
宇佐美正パトリック(日本)

<フェザー級/5分3R>
ビクター・コレスニック(ロシア)
松嶋こよみ(日本)

<フェザー級/5分3R>
ライアン・カファロ(米国)
安井飛馬(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
ケイト・ロータス(日本)
NOEL(日本)

<ヘビー級/5分3R>
マック・パパリイ(サモア)
赤沢幸典(日本)

<フライ級/5分3R>
火の鳥(日本)
上田将年(日本)

<バンタム級/5分3R>
芦澤竜誠(日本)
井上聖矢(日本)

<ヘビー級/5分3R>
荒東“怪獣キラー”英貴(日本)
長谷川賢(日本)

<バンタム級/5分3R>
アラン“ヒロ”ヤマニハ(日本)
山本聖悟(日本)

<フライ級/5分3R>
杉山廣平(日本)
小田魁斗(日本)

<ライト級/5分2R>
大木良太(日本)
ハント・レンジャーズ(日本)

<キック100キロ契約/3分3R>
森孝太郎(日本)
勇気(日本)

<キック・フライ級/3分3R>
今村流星(日本)
上村玲音(日本)

<キック65キロ契約/3分3R>
KAKERU(日本)
歩叶(日本)

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