この星の格闘技を追いかける

【Pancrase366】杉山しずか、盟友=藤野恵実とのラストマッチはTDを軸にしてフルマーク判定勝ち

【写真】最後はKポーズの家族とともに写真撮影(C)MMAPLANET

<女子54キロ契約/5分3R>
杉山しずか(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
藤野恵実(日本)

入場直後、しっかりとハグした両者。互いにケージ中央に出ると、フェイントを出しながら向かい合う。左ジャブの差し合いから藤野がプレスをかけていく。大きく右に回ってケージ中央に戻った杉山がワンツーを放った。続く左ジャブは相打ち。杉山がスイッチしながら右に回る。左ジャブを突く藤野に対し、杉山の左ジャブが顔面を跳ね上げる。サウスポーにスイッチした杉山に、藤野が右ストレートを繰り出す。回る杉山のアゴを、藤野の右がかすめた。

杉山が右フックを放つと、藤野も右を返す。杉山は左に回ってインロー。杉山の右ジャブに、藤野が右ストレートを伸ばす。杉山の打ち終わりを狙う藤野。杉山はニータップで組むも、藤野が切ってケージに押し込んでいく。離れる両者。杉山が藤野のワンツーをバックステップでかわしたが、続いて藤野が単発の右を当てる。杉山の左ストレートが藤野の顔面を捉える。ニータップは切られたものの、左ストレートを当てて初回を終えた。

2R、杉山はサウスポーで構える。左ストレートから右フックを返す杉山。藤野は左ジャブで追い続ける。中に入って右を当て、杉山をフラつかせる藤野。マットに手を着いた杉山が体勢を戻すと、藤野はケージに押し込んでいく。離れた杉山は右ヒジを空振りしたが、そのまま組んでドライブする。差し返した藤野が体勢を入れ替え、離れた。ケージ中央に戻ると杉山はシングルレッグからバックを狙う。しかし藤野はケージ際で正対し、首相撲から右フックを入れる。

一旦距離を取った杉山は、オーソドックスに戻してボディロックで組んだ。しかし藤野がケージ際で凌いで離れる。杉山の左ジャブ、左ミドルがヒット。藤野の右も杉山の顔面をとらえる。杉山が右アッパーで藤野のアゴを跳ね上げた。さらにケージ中央でシングルレッグで組むと、この試合初めて藤野に背中を着かせた。

ハーフガードの藤野のボディに右の拳を落とし、マウントへ移行。右パウンドと右ヒジを連打する。藤野はペダラーダを連打するが、杉山がヒザを着いてからも蹴り上げていたため、レフェリーが試合を中断する。休憩が与えられたあと、ケージから離れた場所で、藤野がガードの状態から再開される。すぐに胸を合わせて押さえ込む杉山。残り1分、藤野は左腕を差し上げる。杉山は右ヒジと右鉄槌を連打していった。

最終回、杉山がケージ中央に飛び出す。藤野がプレスをかけ、左ジャブから右を入れる。打ち合いから杉山がシングルレッグで組み、テイクダウンを奪った。藤野はハーフガードに。杉山の体を抱え込む藤野。杉山が引き剥がすと、藤野がボディを蹴りながら立ち上がる。杉山のシングルレッグをかわした藤野が距離を詰める。杉山はボディロックから小内刈りでグラウンドに持ち込んだ。パウンドとヒジを落とす杉山。上半身を起こした藤野を潰し、左腕を枕にしてパスを狙う。

ハーフから潜って凌ぐ藤野の足を捌きながらパウンドを落とす杉山だが、残り1分強いで離れた。互いにワンツーを放ったあと、藤野が右ストレートを軸に追い続ける。サウスポーで距離を取る杉山がテイクダウンを狙うも切られてしまう。さらに藤野が右を当てて試合を終えた。

裁定はジャッジ3者ともフルマークで杉山の判定勝ち。盟友、藤野とのラストマッチを制した杉山は「最高の相手が最低の――あ、間違えた。最高の送り出しをしてくれました。拍手を願いします。ありがとうございます。(藤野は)かっこよかったです。ヤバイなあって思いながら、でも皆の声が一人ひとり聞こえた気がして。今も知っている人がこんなに……応援してくれて、ありがとうございます。女子格闘家一人ひとりが、こうして見られている、応援してもらえていると思うと、もっとヤル気が出るし、もっと伸びると思うんです。今ここに来ている若い人たち、小学生も含めて、私が目指したヒーローに、誰かのヒーローになってくれたらいいなって。このパンクラスでなってくれたらいいなって思います」と挨拶。

続いて引退セレモニーが行われ、10カウントゴングを聞いた。


PR
PR

関連記事

Movie