【UFC330】マカチェフが粘るギャリーを振り切って3‐0で王座防衛。アンデウソン超えの17連勝を樹立
<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者]イスラム・マカチェフ(ロシア)
Def.3-0:49-46.49-46.48-47
[挑戦者]イアン・マチャド・ギャリー(アイルランド)
サウスポーのマカチェフが身体を上下させてインカーフを蹴る。ギャリーはジャブを伸ばしつつつ、マカチェフのインカーフにワンツーを狙う。マカチェフは細かいフェイントを見せて左ハイを蹴る。マカチェフがギャリーの前足にシングルレッグに入り、ダブルレッグに切り替えながら、ギャリーの両足を畳む。ギャリーも足を抜いて四つん這いになって立ち上がろうとするが、マカチェフはギャリーの後ろに回り込む。
マカチェフはボディロックでバックコントロールしながら、ギャリーの足を払って寝かせようとするが、ギャリーも四つん這いの状態をキープして倒されない。ギャリーが完全に立ち上がり、マカチェフは足をかけてテイクダウンを狙いつつ、自分の右足をギャリーの右足にフックする。この形を作ったところでラウンド終了となった。
2R、ギャリーが右ミドルと関節蹴り、マカチェフはインカーフを蹴り返す。ギャリーは右ストレートを伸ばして前に出る。ギャリーが右ミドル、マカチェフがインカーフを蹴る。ギャリーは関節蹴りで距離を取り、マカチェフは左アッパーから右フックを返すが当たらない。マカチェフがインロー、ギャリーが右ハイを蹴る。ギャリーがジャブを突くと、マカチェフが左ストレートを伸ばす。ギャリーがジャブと関節蹴りで距離を取り、ジャブから踏み込んだところでバッティング気味に頭が当たるが試合は続行。マカチェフが首相撲に持ち込んでヒザを突き上げる。ギャリーはマカチェフをケージまで押し込み右腕を差す。
ここでマカチェフを距離を作って離れようとするが、そこにマカチェフが右フック、続く左ハイを当てて尻もちをつかせる。すぐに立ち上がるギャリーだが、マカチェフが組みつき、左腕を巻いて首投げでテイクダウンを奪う。マカチェフはギャリーの左側に出てサイドポジションで抑え込む。マカチェフがマウントを狙い、ギャリーがマカチェフの左足を戻す。マカチェフはパスガードを仕掛けつつ、ギャリーのバックに回る。マカチェフは亀になるギャリーをがぶってヒジを落とし、バックコントロールする。ギャリーはマカチェフに足をフックさせなうようにディフェンスするが、マカチェフがバックキープして2Rが終わった。
3R、ギャリーが前に出て右ハイ、マカチェフがインカーフを蹴る。ギャリーが右の関節蹴りを見せ、マカチェフは左のロングフックを伸ばす。マカチェフはインカーフも蹴りつつ左ストレート。ギャリーは右を蹴るフェイントを見せつつ、前に出て右ミドルを蹴る。マカチェフはジャブと左ストレート、ギャリーは関節蹴りとジャブで距離を取る。残り3分を切ったところでマカチェフがシングルレッグに入ってギャリーに尻もちをつかせる。ギャリーは右腕を股下に入れてクラッチし、逆にマカチェフのバックに回り、マカチェフがギャリーに背中を見せつつ立ち上がる。ここでギャリーは深追いせず離れる。
試合がスタンドに戻るとギャリーが左ハイ、右フック、右の前蹴りで前に出る。さらにギャリーは左を見せてからの右ハイ、マカチェフが前に出ようとすると右の関節蹴りで止める。マカチェフは左ストレートからシングルレッグに入ろうとするが、ギャリーが距離を取る。離れたギャリーは右ミドルとインロー、終了間際にスピニングバックフィストとスピニングバックキックも繰り出した。
4R、マカチェフがジャブとワンツー、左右に回る。ギャリーは前に出て強烈な右ミドルを蹴る。マカチェフはインカーフ、右フックと左ストレートで前に出るが、ギャリーがジャブを突き刺す。ギャリーがワンツー、マカチェフはギャリ―のジャブの打ち終わりにシングルレッグに入る。ここもギャリーは3Rと同じように股下クラッチしてディフェンスする。マカチェフはギャリーの動きに合わせてダブルレッグに切り替えつつ、ギャリーの足を束ねて寝かせようとする。それをさせないギャリーだが、結果的にマカチェフがスタンドでギャリーのバックにつく。
マカチェフがバックコントロールを続け、ギャリーはケージに身体を預けて正対する。ここでマカチェフはギャリーの左足にシングルレッグに入り、ギャリーの身体を持ち上げてテイクダウンする。ギャリーはケージを使って立ち上がり、マカチェフがボディロックでギャリ―をケージに押し込む。ギャリーは細かいパンチやヒジを入れ、マカチェフがギャリーをケージから引き出すようにテイクダウンする。ギャリーは右腕を小手に巻いて立ち上がり、マカチェフがギャリーをケージに押し込んでテイクダウンを仕掛けてラウンド終了となった。
5R、ギャリーがジャブから右ミドル、右の前蹴りで距離を取る。マカチェフは左に回ってジャブを突く。ギャリーは右ミドルを蹴って右ボディストレート、顔にも右ストレートを打ち分ける。さらにギャリーは右の前蹴りとミドルで自分の距離をキープする。マカチェフはギャリーの前足にシングルレッグに入る。股下クラッチでディフェンスしつつ、背中を見せてケージまで移動する。
ギャリーが正対すると、マカチェフは左腕を差してギャリーをケージに押し込み、足をかけてテイクダウンする。マカチェフは背中を見せたギャリーに両足をフックする。ここからギャリーは右足を深く入れて四の字フックする。マカチェフは細かくパンチを入れ、暴れるギャリーを殴り続けた。ギャリーの組みのディフェンスに苦戦したマカチェフだったが、終わってみれば判定3-0(49-46×2、48-47)で勝利。アンデウソン・シウバが持つ最長連勝記録16を塗り替える17連勝を果たした。
試合後、マカチェフは「イアンは素晴らしいファイターで、良い人間だ。尊敬している。彼はタフなファイトを強いてきた。でも毎試合、俺は成長している。デミアン・マイアがコーチにつき、グラップリングが巧くなっていた。ライト級と比べると、対戦相手はパワーがある。極めきるのは難しい。それでも僕のファイトは機能している。テイクダウンをして、相手に厳しい局面で戦わせている」とコメント。
続いてギャリーにもマイクが渡され「「驚くことはなかった。精神状態は僕の方が良かった。でも勝ったのは彼だ。何も文句はない。言い訳もない。最高のキャンプで挑んだ。チームを誇りに思っている。妻、息子を愛している。彼らを幸せにしたくて戦った。自分がやってきた全てに誇りを持っている。僕は28歳、まだ10年間ある」と試合を振り返った。














