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【RIZIN LANDMARK15】サバテロに挑戦、鹿志村仁之介「レスラーって得意なタイプなんですよね」

【写真】聞くだけで興味深い試合展開のイメージが湧いてくる、それが鹿志村の技術論だ(C)MMAPLANET

18日(土)、広島市中区の広島グリーンアリーナで開催されるRIZIN LANDMARK15で、鹿志村仁之介がダニー・サバテロの持つRIZINバンタム級王座に挑戦する。
Text by Manabu Takashima

今年5月、DEEP暫定バンタム級王座を獲得した鹿志村にさらなるチャンスが巡ってきた。太田忍とのSNSでのやり取りもあったが、なんとRIZINバンタム級のベルトに挑むことに。そんなサバテロ戦直前、自身の作戦を明かしてくれた鹿志村。それは己の技術に対する自信と誇りだった。


一瞬、太田に対して『ざまぁ見ろ』とか思ったのが……

――DEEPの暫定王者になった時に、『次は太田(忍)でしょう』という発言が聞かれ、実際にSNSで丁々発止のやりとりも見られました。結果、太田選手との試合が決まらなかった時は、どのような気持ちだったのでしょうか。

「僕は勝手に決まるもんだと思い込んでいたので……。太田選手もそれなりに乗っかってくれていたし、やってくれるんだったらSNSでの煽りにもしっかりと対応して注目度を上げようと思っていました」

――結果、イリスベク・ティレノフと太田選手の試合が決まり、記者会見では試合がないうえで相当に下げられる発言も聞かれました。

「あれは冷めましたね。激冷めして。『もう、いいや』って」

――会見を見て、太田戦がないことを知ったのですか。

「そうですね。会見を見ていたら、太田がいて。『なんで、お前がいるの?』って。でも、まぁ良いかぁって。試合がないなら、もうSNSでも絡みたくない人なので。最近は避けています。意識がいかないように。まぁ、僕のスタイルは評価が低いのも分かっていますし。でも、ああいうことがあったから面白くしていかないといけないなっていうのは感じましたね。同時に、そういう試合の面白さが分かる人がいてくれれば良い。俺の強さを見せたいとかっていうのはなかったです」

――確かLA滞在中だったかと。

「ハイ。会見を見て、『つまんねぇなぁ』ってなっていたのですが、それからサバテロの話が来て。『やります』、『やります』って(笑)」

――会見の時は井上直樹選手が、PFLで勝って負傷もなければ挑戦という話がまずありました。

「あぁ、僕、それ聞いていなくて知らなかったんですよ。だからPFLの試合もチェックしていないし、その試合があることも知らなかったです」

――では率直にタイトル挑戦が決まった時の気持ちは?

「タイトル戦が決まって『よっしゃぁ』という気持ちもあったけど、信じられないっていう気持ちの方が大きかったですね。まさか、このタイミングでやらせてもらえるなんて。やらせてもらえるなら、やりますっていう感じです。

ただ、チャンピオンがサバテロの間に挑戦したいとは思っていました。井上直樹の方が嫌です。強いだろうし、相性が悪い。だからサバテロのうちに挑戦したいと思っていました。そのための実績創りは、太田ぐらいがちょうど良いかなって」

――鹿志村選手が挑戦権を手に入れるには、太田選手や佐藤将光選手辺りをクリアする必要があるとは思っていました。

「ですよね。でも、将光さんは凄く嫌だと思っていました。FIGHT BASEに通って、教えてもらっていた人なので。オファーが来たら、『やらせてください』と直接連絡を入れて、試合を受ける。それぐらいの覚悟が必要な人なので、そうじゃない太田が良いと思っていました。ただサバテロへの挑戦の話が来た時に、一瞬、太田に対して『ざまぁ見ろ』とか思ったのが嫌でした。俺、気にしていたんだなって。それが悔しかったです」

――サバテロに挑戦したいなら、太田選手はやはり視野に入る選手だったかと思います。

「ハイ。でも、レスラーって得意なタイプなんですよね」

――太田選手にしても、サバテロにしてもレスラーだから組んでくる。その分、ストライカーが徹底して切ってくるよりも向うから近づいてくるという点が興味深いです。ただし、サバテロはジャブで徹底して突き放して、組ませないという選択もあるのではないかと。

「サバテロは打撃が怖くないので、思い切りいけば組めると思っています。ジャブを当てられると、痛くて下がる。僕も、そういう試合も経験しています。だから、その空気感は分かります。でも、サバテロの打撃を掻い潜るぐらいの気合いは、あります。触ればチャンスを創れるので。それに僕が打撃はできないと言っても、サバテロぐらいはやれるので(笑)。スピードもないし、サバテロの打撃に恐怖を感じることはないです」

一発があると言われている一発を出すのは、クローズドガードからだと思います

――ではサバテロの関節技の防御能力は、どれ程だと想定していますか。

「もちろん、これまでのように一発でスパッと極めることができる相手ではないと思っています。なんなら、スクランブルをグチャグチャしているなかで、糸口を見つけられると良いなと考えています。今回は何を狙うとか、あまり考えていないですね。どっちかというとサバテロはコントロールしてくる選手なので、こっちも漬けようかと。その方がチャンスがあると思っています」

――漬ける……どのような漬け方があるのか、楽しみにします。

「ハイ、単純にグラップリング能力でいえば僕の方が高いので。スクランブルになってからポジションも、負ける気がしないです」

――サバテロは鹿志村選手のどの攻撃を一番警戒してくると思いますか。

「それは下からの三角絞めと腕十字じゃないですか」

――そこで技を受けないで、ハーフで固めてくるようなことがあれば厳しい局面にならないでしょうか。

「ハーフには入れたくないです。ハーフの処理は上手いと思います。足も取らせないで、そこでのパウンドも結構強く打てる。ただ、それだけとスペースができるから固めにくると思いますよ。ただMMAでハーフは、下は嫌なことが多いです。潜ってもエルボーを落とされたり。だから、ハーフよりはクローズドに入れたいです。クローズドからKガードとかの方が足の距離は近いので」

――スプロールさせないように?

「ハイ。そうです。ハーフはスプロールしやすいし、その後の処理も楽で。アイツ、スプロールの力が半端ないと思うんですよ。スプロールで切って、殴る。そうなると俺だけが消耗するので。クローズドガードは、腕十字と三角絞めがあるから意外とパウンドを落とされない。サバテロのどっちかの手をコントロールして、そこから狙って行こうかと」

――なかなかファイトIQの高い、攻防になりそうです。

「クローズドガードって、そんなに対処がないじゃないですか。ガードを割るとか。でも、その時は俺のチャンスになるし。一発があると言われている一発を出すのは、クローズドガードからだと思います。まぁバックやアナコンダだってあるけど、そういうシンプルなアタックを頭に入れて戦います。意外としっかりと組み立てて戦いますよ(笑)」

――そこで、あれだけフィニッシュを求められているサバテロが今回は攻めてきて、鹿志村選手のチャンスが広がるのではないかという期待もしています。

「いや、フィニッシュとか狙って来ないですよ。漬けてきます。勝負なんで」

――押忍。では改めて、サバテロ超え&タイトル奪取に向けて意気込みのほどをお願いします。

「ハイ。こんなチャンスは滅多に来ないと思うので、それを楽しみながら勝ちに行こうと思います。今までやられてきた日本人選手とだって、俺も張り合えるんだぞということは見せたいと思っていますし。僕は上位ランカーじゃない、RIZINで実績もない。そんな人間が獲ったら、バンタム級の他の選手も燃えると思うので。そんな火を点けたいと思います」

■視聴方法(予定)
7月18日(土)
午後12時~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■RIZIN LANDMARK15 対戦カード

<RIZINバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] ダニー・サバテロ(米国)
[挑戦者] 鹿志村仁之介(日本)

<フェザー級/5分3R>
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)
萩原京平(日本)

<バンタム級/5分3R>
太田忍(日本)
イリスベク・ティレノフ(キルギス)

<フライ級/5分3R>
ヒロヤ(日本)
山本アーセン(日本)

<ライト級/5分3R>
ジョニー・ケース(米国)
天弥(日本)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
大島沙緒里(日本)
イ・イェジ(韓国)

<女子スーパーアトム級/5分3R>
パク・シウ(日本)
須田萌里(韓国)

<64キロ契約/5分3R>
昇侍(日本)
梅野源治(日本)

<フェザー級/5分3R>
鈴木博昭(日本)
宮川日向(日本)

<ウェルター級/5分3R>
佐々木信治(日本)
林RICE陽太(日本)

<フライ級/5分3R>
火の鳥(日本)
イ・ジェフン(韓国)

<キック 54.5キロ契約/3分3R>
芝宏二郎(日本)
遥心(日本)

<女子スーパーアトム級/5分2R>
HIME(日本)
平田彩音(日本)

<バンタム級/5分2R>
神田T800周一(日本)
長野将大(日本)

<ライト級/5分2R>
シヴァエフ(日本)
ベンジャミン(日本)

<アマチュア フライ級/3分2R>
田中仁(日本)
健太朗(日本)

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