【UFC329】ロイヴァルと戦うロナー・カヴァナ「トップ5を僕がジャックする。彼らの場所を乗っとる」
【写真】初黒星からの再起戦で、元世界王者に勝利。勢いでなく、落ち着いていながら絶対的な自信が伝わってきた(C)MMAPLANET
11日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC329「McGregor vs Holloway 2」が開催される。ロナー・カヴァナがブランドン・ロイヴァルと対戦する。
Text by Manabu Takashima
香港から英国に渡った母を持ち、英国で生まれ育ったカヴァナの戦いのルーツは散打にある。プロデビュー直後にコロナ・パンデミックが起こり2年以上のブランクを経験しながら、6連勝でコンテンダーズ・シリーズに出場すると、アン・トゥアン・ホーを初回KOしてUFCと契約を果たした。
2連勝後にチャールズ・ジョンソン戦でキャリア初の黒星を喫するが、代役出場となった今年2月のブランドン・モレノ戦で金星を挙げ、ごぼう抜きでフライ級トップ5となった。平良達郎、堀口恭司、そして次戦でランク10位のケヴィン・ボルハスと戦うことが決まった鶴屋怜との対戦も、十分に考えられるカヴァナはロイヴァル戦に向け、打撃だけでなく組みにも絶対の自信を持っていた。
――MMAPLANETでロナーをインタビューさせてもらったのは、フィリッピ・ドス・サントス戦前でした。
「あぁ、覚えているよ。僕のルーツなんかを話したよね」
――ハイ。その通りです。あの頃、約1年半後にフライ級5位にランクされ、ブランドン・ロイヴァルと戦う姿を想像できていましたか。
「そこまで明確に青写真が描けていたわけじゃないけど、最短距離でトップ5になるつもりでいた。そのために、どんなにリスクが高くても、上へ行くチャンスを絶対に逃さないようにしてきたんだ」
――この間にもう一つの母国と言っても良い、中国の上海大会でチャールズ・ジョンソンにプロ初黒星を喫しました。
「あの敗戦で学んだことは本当に多かった。僕がトップになるために、何が本当に必要なことなのか。どういう練習をすべきなのか。試合後に自分の手が挙げられないことが、どれだけストレスになるのか。全てが良い経験で、学びとなっている。そして、最高のチームと一緒にあんな経験を2度としないようトレーニングを続けてきた。チームの皆が、僕を強くしてくれたんだ」
――再起戦でブルーノ・シウバと対戦予定でしたが、アス・アルマバエフの負傷欠場で、メキシコ大会のメインでブランドン・モレノと戦うチャンスを得て、見事な勝利を手にしました。
「あのオファーがあったから、今、僕はここにいることができる。さっきも言ったように最高のチームが僕を支えてくれているから、モレノと戦おうと思えた。元世界チャンピオンのモレノに勝ったことで、ファンや色々な人の僕を見る目が変わったんじゃないかな。だからこそ、1戦ごとに僕は成長しないといけないと強く思うようになった」
――そして、モレノの次はロイヴァルとの試合が組まれました。
「ロイヴァルと戦えると知って、凄くワクワクしたよ。ブランドン・ロイヴァルは長い間トップ5に君臨してきたファイターだからね。ここで勝てば、一気にベストに近づける。今、ランク5位にいることも最高なんだけどね(笑)。でも僕の目標はここじゃない。自分が目標とする場所に届くスポットにいることが、最高なんだよ。そして、何があっても目指す場所に僕は辿り着くつもりだ」
――今後のタイトル戦線に影響を及ぼす試合になるかと。
「だからこそ、僕は絶対に勝たなければならない。ロイヴァルは優れたファイターだし、凄く尊敬している。でも、彼を倒せると思っている」
――ロイヴァルも連敗しており、戦い方をグラップリング寄りに戻してくるかもしれないです。
「う~ん、どうなるかな。そんなことはないと思う。KO負けしたことで、戦い方を変えるとは思えない。いずれにしても、誰と戦っても対戦相手には最高の状態、過去最強の状態でオクタゴンに上がって欲しいと思っているんだ。だからロイヴァルにも、過去最強のブランドン・ロイヴァルであってほしい。
ロイヴァルが打撃で攻めてこようが、組んでこようが対応できるように準備してきた。素晴らしいチームが、打撃、レスリング、柔術と全ての面で僕を仕上げてくれたからね」
――キックボクシングの強さは絶対のロナーですが、レスリングと柔術でもロイヴァルとやり合えると?
「その通りだ。絶対的に自信を持っている。毎試合、成長していることを試合を通して皆に見てもらいたい」
――では、ロイヴァル戦では何をファンに見せたいですか。
「ノックアウトするところだよ。この試合に勝って、さらに上を目指す。僕より上にいる5人のことは、本当に尊敬している。でも最後は、トップ5を僕がジャックする。彼らの場所を乗っとるつもりだよ」
――今後、UFCフライ級戦線は王者ジョシュア・ヴァンとアレッシャンドリ・パントージャが挑む。その勝者にマネル・ケイプがチャレンジする。そんな展開になると、この間にロナーが平良達郎選手、堀口恭司選手という日本人ファイターと戦う可能性は十分にあるかと思います。
「タイラはジョシュア・ヴァンと凄く良い試合をしたよね。ファンが喜ぶエキサイティングな試合をするという意味では、十分に成功を収めたと思う。なんといっても、あれほどまでに気持ちの強さを見せたんだから。ただ、ジョシュア・ヴァンはしっかりとしたゲームプランを持って、タイラのグラウンドワークを封じ込んでいた。とにかくゲームプランが優れていたよ。
ホリグチとマネル・ケイプのファイトも、まさにトップファイター同士の戦いだった。あのラストは破壊力抜群の拳を持つファイターが2人、勇敢に戦った結果だよ。
タイラでもホリグチでも試合の話があったら、もちろん戦うよ。UFCがどう考えているかだけど、あの2人は僕がタイトルショットを手にするために競い合うライバルになる可能性は十分にある。そして、そういう相手との試合だからこそ、しっかりとクリアしなければならないんだ」
■視聴方法(予定)
7月12日(日・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS
午前5時30分~U-NEXT
■UFC329対戦カード
<ウェルター級/5分5R>
コナー・マクレガー(アイルランド)
マックス・ホロウェイ(米国)
<ライト級/5分3R>
ベノワ・サンドニ(フランス)
パディ・ピンブレット(英国)
<バンタム級/5分3R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
マリオ・バウティスタ(米国)
<フライ級/5分3R>
ブランドン・ロイヴァル(米国)
ロナー・カヴァナ(英国)
<ライト級/5分3R>
キング・グリーン(米国)
トレンス・マッキニー(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
ロバート・ウィティカー(豪州)
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)
<ヘビー級/5分3R>
ゲイブル・スティーブソン(米国)
ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)
<バンタム級/5分3R>
コディ・ガーブラント(米国)
エイドリアン・ヤネツ(米国)
<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世(米国)
ルーク・ライリー(英国)
<女子フライ級/5分3R>
トレイシー・コーテズ(米国)
ワン・ソン(中国)
<ミドル級/5分3R>
デミアン・ピナス(アルバ)
セザー・アルメイダ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
ファリド・バシャラット(アフガニスタン)
ジョン・ガルザ(米国)
<ミドル級/5分3R>
ライアン・ガンドラ(米国)
ザック・リース(米国)
<フライ級/5分3R>
コディ・ダーデン(米国)
アレッサンドロ・コスタ(ブラジル)




















