【UFC329】Lヘビー級でクリロフ戦、ロバート・ウィティカー「スピードと柔軟性こそが最大の武器」
【写真】これからピクニックにで行こうか――。そんな空気のウィティカーだった。凄まじくオンオフができるのだろう (C)MMAPLANET
8日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナでUFC329「MacGregor vs Holloway 2」が開催される。そして今大会では2013年5月以来、実に13年振りにロバート・ウィティカーがプレリミに出場し、ライトヘビー級でニキータ・クリロフと対戦する。
Text by Manabu Takashima
元UFC世界ミドル級王者ウィティカーは、一昨年6月のイクラム・アリスケロフ戦以来、2年振りの勝利を目指し1年振りにオクタゴンに上がる。
今年の2月に日本を堪能したウィティカーはMMAの世界で頂点を究めながら、マーシャルアーチストの空気を纏い続けているファイターだ。35歳、楽しむためにMMAを戦い続けるというウィティカーはMMAファイター人生最終章に向けて、どのような心境でいるのかを尋ねた。
マーシャルアーツは、僕が何者かを知らしめてくれるルーツ
――今年の2月に来日し、岡見勇信選手のジムでセミナーも行いました。もう半年以上も前でしたが、日本滞在はいかがでしたか。
「アイ・ラブ・ジャパン。いつだって日本を訪れることは、楽しい。最高の時間を過ごせる。ユーシン・オカミ、カイ・アサクラにも会って最高だったよ」
――チーム・サンダーでセミナーを拝見した後、ロブと少し話させてもらった時、当然のようにプロフェッショナルMMAファイターなのですが、空気感がライフタイム・マーシャルアーチストのように感じました。
「まぁ、僕もそういう風に生きてきたつもりだ。マーシャルアーツは、僕が何者かを知らしめてくれるルーツなんだ。空手からマーシャルアーツを始め、MMAファイターになってからも、マーシャルアーツは戦いの基礎となってくれた。そして、常に僕と一緒にMMAファイターとしてのキャリアを歩んできたんだ」
――武術はコンペティションが絶対というモノではないです。そのなかで、これだけ成功を収めたMMAを戦い続ける先に、ロブは何を求めているのでしょうか。
「そうだね。MMAの引退後も、マーシャルアーツは続けることができる。マーシャルアーツは、スポーツではない。マーシャルアーツとは、生き方だ。それこそ、自分が何者かを教えてくれてる。
でも、僕はしばらく殴り合っていたい。競技活動を続けたいんだ」
ライトヘビー級で、自分をもう一押ししてみようと思う
――しばらくということは、第二の人生も考え始めているということでしょうか。
「もちろんだよ。これまで戦い続けることができたのは、本当に幸運だった。戦うことは大好きだし。でも、永遠にファイトし続けることはできないからね」
――このタイミングでライトヘビー級で試合をするということは、これがある意味最後のチャレンジになる可能性も?
「その通りだよ。もうMMAファイターとしてのキャリアは最終局面を迎えた。ただライトヘビー級で、自分をもう一押ししてみようと思う。やるべきことをやりきり、レガシーを残してキャリアの幕引きとしたい」
――ライトヘビー級での自身の動きをどのように感じていますか。
「過去最高だよ。8週間のキャンプで、徹底的に鍛え上げてきた。家族とも離れて、しっかりと仕上げあげたよ。全てにおいて、過去イチだといえる」
――205ポンドでも減量は必要なのでしょうか。
「減量は必要だよ。体重は100キロ近くあるから、6キロほど落とさないといけない」
――6キロも。それでは185ポンドで戦うことは……。
「ミドル級のチャプターは終わったよ(笑)。戦うこと、そのための練習は厳しくても楽しいモノだ。ただ、体重を必死で落とすことは何も楽しくない。減量することに関して、気持ちが疲弊しきってしまった」
――楽しみたい。その最上のゴールは勝利を手にすることかと思いますが、対戦相手ニキータ・クリロフの印象を教えてください。
「パンチが重くて、デンジャラス。殺傷能力の高いファイターだよ。凄くアグレッシブだし、じっくりと動きを観察しないといけない。でも誰だって隙はできる。その綻びを広げて、僕の戦いに持ち込むよ」
――身長で9センチ高く、リーチが10センチ長いクリロフだからこそ、ロブの持ち味が発揮されるかと期待しています。ミドル級の時から、フィジカルやパワーが武器ではなかったので。
「そうだね。距離とタイミング……僕のスピードと柔軟性こそが、今回の試合で勝利を手にするための最大の武器になるだろう」
――ではファンにどのような姿を見せたいと考えていますか。
「最高の僕、ロバート・ウィティカーを見せたい。そして新ロバート・ウィティカー、ライトヘビー級のロバート・ウィティカーを見て欲しい」
――過去最高のロバート・ウィティカーを見てしまえば、ファンはもっともっとロブの試合を視続けたくなりますね。
「その通りだ(笑)。しっかりと、僕の試合に見続けて欲しい。絶対に最高の試合をするから、目をそらさずに見て欲しい」
――ロブ、今日はありがとうございました。そういえばセミナーで一緒に写真を撮っていた宇野薫選手もロブの2日後に試合をします。
「ワォ!! カオル・ウノには自分を信じて、戦い切ってほしいと伝えて欲しい。そして、日本のファンにアリガトウゴザイマスと伝えたい。皆の応援にいつも感謝している」
■視聴方法(予定)
7月11日(土・日本時間)
午前6時00分~UFC FIGHT PASS
午前5時30分~U-NEXT
■UFC329対戦カード
<ウェルター級/5分5R>
コナー・マクレガー(アイルランド)
マックス・ホロウェイ(米国)
<ライト級/5分3R>
ベノワ・サンドニ(フランス)
パディ・ピンブレット(英国)
<バンタム級/5分3R>
コリー・サンドハーゲン(米国)
マリオ・バウティスタ(米国)
<フライ級/5分3R>
ブランドン・ロイヴァル(米国)
ロナー・カヴァナ(英国)
<ライト級/5分3R>
キング・グリーン(米国)
トレンス・マッキニー(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
ロバート・ウィティカー(豪州)
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)
<ヘビー級/5分3R>
ゲイブル・スティーブソン(米国)
ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)
<バンタム級/5分3R>
コディ・ガーブラント(米国)
エイドリアン・ヤネツ(米国)
<フェザー級/5分3R>
カイ・カマカ3世(米国)
ルーク・ライリー(英国)
<女子フライ級/5分3R>
トレイシー・コーテズ(米国)
ワン・ソン(中国)
<ミドル級/5分3R>
デミアン・ピナス(アルバ)
セザー・アルメイダ(ブラジル)
<バンタム級/5分3R>
ファリド・バシャラット(アフガニスタン)
ジョン・ガルザ(米国)
<ミドル級/5分3R>
ライアン・ガンドラ(米国)
ザック・リース(米国)
<フライ級/5分3R>
コディ・ダーデン(米国)
アレッサンドロ・コスタ(ブラジル)




















