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【PFL2026#10】ついにアフリカのンコシ(王)、ンデンベレが米国進出。マンド・グティエレス戦決定

【写真】ついに米国&本大会出場を果たすンコシ(C) PFL

2日(木・現地時間)、25日(土・同)にワシントンDCで開催されるPFL2026#10=PFL「Washington DC」のフルラインナップがアナウンスされている。

Text by Manabu Takashima

メインのPFL世界ウェルター級王座決定戦=シャミル・ムサエフ×サッド・ジーンの一戦と、コメインでウェルター級戦=マゴメド・ウマラトフ×エルネスト・ロドリゲスとうい2試合が既にアナウンスされていた米国・首都決戦。

第2代PFL世界王者が誕生するウェルター級だが、実は今回の王座決定戦は1位と2位の顔合わせではない。そもそも1位のムサエフは、今年の2月に初代王座決定戦でラマザン・クラマゴメドフに敗れ、キャリア22戦目の初黒星を喫している。

しかし、王者はその場で引退を宣言し、ウェルター級王座は空位となっていた。ムサエフは2位のウマラトフに対しては、去年の11月にワールドGP決勝で勝利を収めていることもあって、今回は両者の再戦ではなくランク3位――デビュー以来11連勝中のジーンにチャンスが巡ってきた形だ。

そのウマラトフには3月に菊入正幸に競り勝ち、9位にランクされているロドリゲスが挑むこととなった。今回のこの2試合に加えてメイン2試合、プレリミ7試合が加わり全11試合が出揃った。


そんなDC大会。新たなに加わったカードで注目したいのはプレリミのバンタム級マッチ=マンド・グティエレス×ンコシ・ンデンベレだ。

(C)PFL

キャリア9戦目でコンテンダーシリーズに挑んだグティエレスは、ミラクル・ティーンエイジャー=ラウル・ロサJrに敗れ最高峰の登山口から先に進めず、続いてDEEPで後藤丈治と対戦し、微妙ながらスプリット判定勝ちを収めPFLと契約した。しかし昨年のバンタム級ワールドT出場も、準決勝でジャスティン・ウェッツェルに敗れている。

グティエレスは再起戦でミシガン州のローカル大会Legends or Combatで、エゼキエル・ペラルタに敗北を喫したもののトーナメント制を廃したPFLに初出場を果たすこととなった。

(C)PFL

とはいえこの試合で注目したいのは、グティエレスと対戦するンデンベレの方だ。インドネシアのソマ・ファイトクラブ所属の南アフリカ人ファイターは、今回が北米初陣となる。

母国のアマMMAで経験を積み、2018年にBRAVE CFでプロデビューすると、2度目の挑戦でホセ・トーレスを下しバンタム級のベルトを巻く。トーレスとのトリロジーを2勝1敗と勝ち越し、メジャー挑戦を目論んでいたンデンベレだが、ジンバブエのニコラス・フフェンデに敗れ王座陥落。

と、このタイミングでPFLがアフリカン・リーグ=PFL Africaをスタートし、バンタム級トーナメントを制した。文字通り、キング・オブ・アフリカ(ズールー語でンコシは王の意味を持つ)となったンデンベレは、パワフルかつしなやかな動きができる一方で、集中力が途切れるようなところも見せてきた。

フィジカルの強さは絶対、同時に雑さも残るPFLアフリカのファイター達とは違い、ロジカルなMMAを戦うことができるグティエレスに対し、ンデンベレはスケールな大きなファイトを見せることができるか。

ヨーロッパ、アフリカ、MENAというリージョナル・リーグのトップどころかランキング入り、そして米国進出を果たすようになってきたPFL。他のプロモーションにない取り組みが、米国での勢力分布に如何に影響を及ぼすのか。そういう意味でも、興味深いグティエレス×ンデンベレの一戦だ。

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