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【PFL2026#10】代役デイヴィスと米国初陣、ンコシ・ンデベレ「凄く美しいKOを皆に見てもらいたい」

【写真】根がファンキー。どのようなパフォーマンスを見せるか(C)MMAPLANET

25日(土・現地時間)、ワシントンDCのケアファースト・アリーナでPFL2026#10「Washington DC」が開催される。
Text by Manabu Takashima

(C)PFL

メインでサッド・ジーンとPFL世界ウェルター級王座決定戦を戦う予定だったシャミル・ムサエフが減量中に体調を崩し欠場、アーロン・マッケンジーと対戦が決まっていたランク9位のエルネスト・ロドリゲスに王座決定戦に挑むこととなった。そんなワシントンDC大会のプレリミに、アフリカの王=ンコシ・ンデベレが初めて北米上陸を果たし、ブランドン・デイヴィスと対戦する。

BRAVE CFバンタム級王座陥落後、PFLアフリカに転じバンタム級Tを制するなど4連勝を達成し、ついに本戦デビューを迎えることとなった。躍進著しいアフリカ勢にあって、早くからバリのソマMMAでトレーニングを積み、MMAとして緻密な動きもできる超絶フィジカルファイターの米国デビュー前に心境を尋ねた。


対戦相手の変更ぐらいで、動揺なんてしていられない

――ンコシ、ついに米本土のPFLで試合が組まれましたね。

「最高だね。ここまでやってきた、ようやく自分が思い描いていた世界で生きていけるようになった」

――PFLアフリカとPFL本戦でファイトウィークの過ごし方など違いはありますか。

「ほぼ変わりないね。一つだけ違うのは、過去4、6試合ほどメインカードやメインイベントで戦ってきたけど、今回はプレリミだからメディアの取材が少ない。だから、これまでより忙しくなくて、凄く平穏にリラックスして集中力を高めることができている。それとキャッチウェイトになったから、減量もイージーで。ここの気候の良さが、よりカットウェイトを楽にしてくれている。減量で弱っている時に、カメラに向かって笑顔を見せる必要がなくて……凄く静かに過ごせているよ。それ以外はPFLアフリカと同じだ。素晴らしいホテルで、最高のファイトウィークになっている。

まぁ、でもすぐにメインイベンターになってファイトウィークも忙しくなるから、今の状況をエンジョイしておくよ(笑)」

――これまでバリから南アフリカ、あるいはコロンビアで試合をしたこともありました。それでも南半球同士の移動でしたが、今回は米国ということで飛行機の搭乗時間も過去最長ではなかったですか。

「ああ、こっちに来てからは最高だけど、飛行機の移動はクレイジーだったよ(苦笑)。ほぼ40時間も移動に時間を掛けたことは過去になかった。ただでさえ9時間のフライトでも、大嫌いなのに。バリから9時間かけてドバイに向かい、14時間のトランジットがあった。ドバイからワシントンDCは何時間だ? 分からないぐらい長かった(※14時間30分ほど)」

――ええ、太平洋を越えるのではなくて、中東から欧州~大西洋を越えたフライトだったのですか。それは厳しい……。

「その通りだ。ハハハハハ。でも少し早めにこっちに入ったから、すぐに体は回復している。4日もいれば、時差ボケも解消できた。今は最高の状態だ。しっかり調整できている」

――ところで当初の予定ではモンド・グティエレスと対戦予定でしたが、ブランドン・デイヴィスに対戦相手が変更されました。いつ頃、この知らせを聞いたのでしょうか。

140.6 ポンドで計量を終えているンコシ(C)PFL

「2週間ほど前かな。まぁ、それがMMAだ。対戦相手の変更ぐらいで、動揺なんてしていられない。試合が無くなるより、ずっと良いからね。それにブランドン・デイヴィスが体重をバンタム級まで落とせないということで、140ポンド契約になったことで、減量が楽になった。

正直、彼の研究がそれほどできたわけじゃない。いくつか試合をチェックして、前の相手とはスタイルが違うことは絶対だ。ただ、最高のチームで最高のパートナー達とトレーニングを続けてきたから、そこは問題にならない。それにブランドは打撃主体のファイターだから、より試合を楽しむことができるはずだ。もちろん、レスラーがテイクダウンを狙ってきても構わない。そういう練習をしてきているわけだし。でも、ストライカー相手だと僕の持ち味をしっかりと見てもらうことになるだろう。しっかりと、キングがやってきたことを印象付けようと思う」

俺はPFLアフリカに収まる器じゃない

――ここ5試合ほどアフリカの選手との試合が続いていましたが、個人的でなくアベレージでアフリカの選手と北米の選手の違いなど感じられますか。

「僕自身でいえばデビューした時からグローバル・プロモーション(BRAVE CF)で戦ってきた。だから、違いは感じない。ただ一つ言えることは、アフリカのファイターは本当に体が強い。凄くタフだよ。ハハハハ」

――と同時にワイルドでスラッピーなところもあるかと感じています。

「それは、その通りだ。米国のファイターは、整っている。それにファイターはそれぞれ違う。精神面なんかは、国や大陸の違いで語ることができるもんじゃない。そして、さっきも言った通りで最高のジムで、最高のチームメイトと練習をしているから、何も問題視することはない。それは土曜日の試合で証明するよ」

――では土曜日の試合、米国のファンにどのような試合を披露したいと考えていますか。

(C)PFL

「俺はキングだ。PFLの征服する第一歩が、この試合だ。自分自身、何も変わることはない。でも、世界が俺を見る目が変わるだろう。PFLアフリカが始まったことは本当に感謝している。でも、俺はPFLアフリカに収まる器じゃない。それに、今回の試合――皆が思っているより、少し楽なファイトになるだろう。そして、この試合を見た人々全員を驚かせることになる。『ここに次のチャンピオンがいる』、『彼の試合は見逃せない』。そんな風に、この試合を見た人間は思うようになる。もちろんフィニッシュして終わらせるけど、自分としては凄く美しいKOを皆に見てもらいたい。それが可能になるアングルを試合中に見つけ出す」

――もちろん、この試合に集中しないといけないですが、3日ほど前に日本でラジャブアリ・シェイドゥラエフとAJ・マッキーがRIZINとPFLのダブルタイトル戦を戦うという発表がありました。PFLとRIZINがクロスオーバーすることをどのように思っていますか。

「凄く興味深いよ。ただ、今は試合前だし深く考えていることはない。そうだね……今後、どのように事態が動いていくのかを見守りたい。この1回で終わってしまうのか、ここから新たな展開が生まれるのか、俺には何も分からないから。とは言っても、本当に楽しみなことだよ。ファイターなら誰でも、そういう機会に自分の強さを見せたいはずだ。それがMMAというスポーツの発展につながる。でも、今はそんな風に色々と想像を膨らませるのではなくて、自分がやるべきことをやり切らないといけない」

――ンコシ、今日はありがとうございました。最後に日本のファンに一言お願いします。

「ジャパニーズ・ファンの皆、最高の試合をするから注目してほしい。アリガトー!!」


■視聴方法(予定)
7月26日(日・日本時間)
午前8時45分~ U-NEXT

■PFL2026#10対戦カード

<PFL世界ウェルター級王座決定戦/5分5R>
サッド・ジーン(米国)
エルネスト・ロドリゲス(キューバ)

<ライトヘビー級/5分3R>
タイソン・ペドロ(豪州)
ハファエル・シャビエル(ドイツ)

<ライトヘビー級/5分3R>
サリバン・コーリー(米国)
ラスル・マゴメドフ(バーレーン)

<ウェルター級/5分3R>
エリエゼル・クバンザ(コンゴ民主共和国)
クリス・ミクサン(米国)

<140ポンド契約/5分3R>
マイケル・シアー(米国)
ブライス・メレディス(米国)

<140ポンド契約/5分3R>
ンコシ・ンデベレ(南アフリカ)
ブランドン・デイヴィス(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
チャド・ヤード(バルバドス)
コビー・ブラッドフォード(米国)

<フェザー級/5分3R>
ノア・エルモシーヨ(米国)
ジェイコブ・ペイス(米国)

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