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【Grachan83】初防衛戦はブランドンとのリマッチに。王者ベ・ドンヒョン「2R以内にフィニッシュ」

【写真】2年の時を経て、韓国から日本に戦う場所を変えて再戦に臨む両者(C)GRACHAN

25日(土)、翌26日(日)に大阪府豊中市の176BOXで開催されるGrachan83の前日計量が同会場で行われ、出場選手全員がクリアした。
Text by Shojiro Kameike

今大会は全11試合でメインに手塚基伸×八木匠のバンタム級戦、コメイン=青木忠秀×ロクク・ダリのウェルター級戦がマッチアップされるなか、第8試合にヘビー級タイトルマッチが組まれた。王者ベ・ドンヒョンが、ハシモト・ブランドンを挑戦者に迎え、昨年11月の大阪大会で獲得したベルトの初防衛戦に臨む。


ヘビー級王者のベ・ドンヒョンは現在40歳。2018年に33歳でプロMMAデビューする前は、韓国プロサッカーリーグの選手であった。しかし「サッカーでは未来が見えず、辞めることになった」というベ・ドンヒョンは会社勤めと徴兵を経験したあと、幼い頃からK-1やPRIDEを視てファイターに憧れていたこともあり、大学の後輩を通じてレスリングを始める。さらにROAD FCのリアリティ番組に出演する機会を得たため、妻の実家から10分の距離にあるチーム・フィニッシュに入門した。

コロナ禍を経て2021年からROAD FCに参戦するが、試合は年1回のペースでROAD FCでの戦績も1勝2敗。そんななか2025年9月、グラチャン初参戦でヘビー級荒東”怪獣キラー”英貴に挑戦する機会を得る。そのチャンスを掴んだキッカケは2024年11月に韓国で、グラチャンのランカーであったハシモト・ブランドンに判定勝ちを収めた試合だった。

タイトルマッチの前日計量では、ベ・ドンヒョンをはじめ同行していたチームのメンバーも含めて、その気合いの入りぶりは凄まじかった。それもそのはず、スタッフは「チーム・フィニッシュは決して大きくはないが、2008年に設立された、国内MMAでは最も長い歴史を持つチームの一つです。そのチームにようやく大きなチャンスが訪れました」と語っている。試合も序盤から荒東の打撃と組みを捌きながら、試合時間残りわずか1秒でパウンドアウトし、ベルトを巻くという衝撃の戴冠劇となった。

実は前回のタイトルマッチで敗れていたら、ベ・ドンヒョンは引退するつもりであったという。「チャンピオンになれるとは思っていませんでした。年齢も40歳ですし、プロモーターは私をアンダードッグとして呼んでいることも理解しています。しかし幸いにも全てが上手く進み、勝つことができました。そのおかげで妻も『もう少し選手生活を続けてみたら?』と励ましてくれたんです」

荒東戦から3カ月後、ベ・ドンヒョンはROAD FCで関野大成と対戦している。2023年2月に一度対戦している両者(※関野がKO勝ち)。奇しくも関野はDEEP王者、ベ・ドンヒョンがグラチャン王者となって迎えた再戦は、関野が判定勝ちを収めた。ベ・ドンヒョンにとっては再起戦が今回のタイトルマッチに。荒東戦の時以上に気合いが入っているに違いない。

ベ・ドンヒョンの武器は、レスリング力を生かした試合スタイルだ。荒東戦でも組まれては捌き、打たれては捌き――最後の最後でチャンスをモノにしている。関野との再戦では敗れたものの、KO負けを喫している初戦と比べれば、捌く距離感に成長を見せていた。ブランドンとの初戦でも「相手は若いファイターだったので不安もあったが、組んでみると心配しているほど力が強くなかった」と、捌きながら相手のスタミナを削り続けた末の勝利だった。

(C)GRACHAN

対するブランドンも、ベ・ドンヒョンとの初戦で敗れて以降は3連続KO中でランキング1位に。打撃主体の選手ではあるが、今回のリベンジマッチで組みの面での成長を如何に見せることができるか。しかし王者ベ・ドンヒョンは「2年も経って相手ももちろん強くなっていると思います。しかし私も少なからず成長しました。今回の再戦ではレベルの差が確実に分かる試合をしたい。2ラウンド以内にフィニッシュします」と宣言。初戦とも異なる両者の距離感、試合運び、そしてフィニッシュに繋げる打撃に注目したいヘビー級タイトルマッチだ。

なお当日は午前中からMMA甲子園全国大会、同キッズ&ジュニア、Grachanチャレンジなどアマチュア大会も行われる。

■視聴方法(予定)
7月26日(日)
午後3時30分~ GRACHAN放送局、GRACHAN公式YouTubeメンバーシップ

■Grachan83 計量結果

<フェザー級/5分2R+ExR>
手塚基伸:64.6キロ
八木匠:66.25キロ

<ウェルター級/5分2R+ExR>
青木忠秀:77.45キロ
ロクク・ダリ:76.3キロ

<ライト級/5分2R+ExR>
村瀬賢心:70.75キロ
キム・ギヨン:70.7キロ

<GRACHANヘビー級選手権試合/5分3R>
ベ・ドンヒョン:116.0キロ
ハシモト・ブランドン:113.7キロ

<フライ級/5分2R+ExR>
村松竜眞:56.85キロ
天馬:56.7キロ

<ライト級/5分2R+ExR>
堀田大智:70.45キロ
姜信一:70.55キロ

<フェザー級/5分2R+ExR>
藤田大地:66.05キロ
松本大知:65.9キロ

<フライ級/5分2R+ExR>
岡田達朗:57.1キロ
滝川結都:57.0キロ

<フェザー級/5分2R+ExR>
有田一貴:66.05キロ
吉田剛:66.0キロ

<バンタム級/5分2R+ExR>
柴田修杜:61.11キロ
横見瀬大洲:60.95キロ

<ストロー級/5分2R+ExR>
田中創汰:52.45キロ
辻本涼太:52.50キロ

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