【Road FC75】ヘビー級再戦は関野がベ・ドンヒョンを返り討ち。次は現王者キム・テインとのリマッチ!?
【写真】今回のRoad FCは試合後の展開が多かった(C)ROAD FC
<ヘビー級/5分3R>
関野大成(日本)
Def.3-0
ベ・ドンヒョン(韓国)
関野とベ・ドンヒョンは2023年2月に対戦しており、初戦では関野が1RにTKO勝ちしている。その後、関野はDEEPメガトン級のベルトを、ベ・ドンヒョンは日本でGrachanヘビー級王座を獲得。奇しくもDEEPとGrachanの王者対決として再戦を迎えることに。
ともにサウスポー。ベ・ドンヒョンが左に回ると、関野が距離を詰めていく。左スピニングバックキックを見せる関野。左ローを打って関野はオーソドックスにスイッチ。サウスポーに戻し、ガードを下げて誘う。左に回り続けるベ・ドンヒョン。左ミドルをブロックした関野が一気に距離を詰める。右ジャブを当てた関野が、右インローを打ち込むとベ・ドンヒョンがローブローをアピールした。ベ・ドンヒョンも前に出るが手数は少ない。
再び左に回るベ・ドンヒョンを追う関野。関野がガードを下げて誘うと、ベ・ドンヒョンもフェイントを見せるが攻撃は少ない。関野の右ローがベ・ドンヒョンの下腹部を捕らえ、試合は一時中断。再開後、ベ・ドンヒョンは左に回りながら右ミドルを放つ。蹴りを散らしながらパンチを振るう関野。ワンツーをボディに伸ばし、左ローを当てる。ベ・ドンヒョンは右スピニングバックフィストを繰り出すが、これはヒジが関野の顔をかすめたか。右を受けた関野がケージまで下がるも、組んできたベ・ドンヒョンに対して右を差し上げ、切り返してケージに押し込んだ。
2R、やはり関野が前に出る。ベ・ドンヒョンは左に回ってパンチを振るう。右ローを放つベ・ドンヒョン。一気に距離を詰めたが、関野が捌いてケージ中央に戻る。関野の右ハイがベ・ドンヒョンの顔面をかすめた。ベ・ドンヒョンが距離を詰めると、ワンツーで迎え撃つ関野。左インローを打ち込み、頭を下げるベ・ドンヒョンに右ジャブを突く。ベ・ドンヒョンの左ストレート、返しの右フックを関野はヘッドスリップでかわした。
左に回って手数が少ないベ・ドンヒョン。関野が右ミドルを放った際に尻もちを着き、トップを奪おうとするが関野もすぐに立ち上がった。ベ・ドンヒョンの左ローがヒット。関野が距離を詰めると右フックを当てていく。残り1分近くで関野が組みに行き、右腕を差し上げたがすぐに離れた。関野がワンツーから組んだ。ボディロックでケージに押し込むと、互いに掌底とパンチをコツコツと打っていった。
最終回もやはりベ・ドンヒョンが左に回るが、一気に距離を詰めると関野が足を滑らせた。組みに行くベ・ドンヒョン。しかしボディロックで背中を着かされる。立ち上がろうとしたベ・ドンヒョンにヒザを突き上げようとして止めた関野だが、まだベ・ドンヒョンがヒザを着いた状態であったため、試合が中断される。反則ではないと判断されたか、すぐに試合は再開。ベ・ドンヒョンは左に回り、関野が左右フックを振るうと打ち返す。しかし打ち合いの中組んだ関野がテイクダウンを奪う。背中を着けたままのベ・ドンヒョンに対し、立ち上がって足を捌こうとする関野。ベ・ドンヒョンが立ち上がるとケージに押し込んだが、ベ・ドンヒョンは両手を下げてブレイク待ちに。そしてレフェリーがブレイクを掛ける。
関野がケージに押し込むと、レフェリーがブレイクを掛けるようになる。今度はベ・ドンヒョンが押し込み、バックを狙ったが関野が切り返す。ここでやはりブレイク――再開後、ベ・ドンヒョンがダブルレッグで飛び込むも、関野がかわした。立ち上がったベ・ドンヒョンをケージに押し込み、ブレイク。打ち合いからケージに押し込み、ブレイク。ベ・ドンヒョンの左を受けた関野が捌いて倒し、パウンドを浴びせる。足を利かせるベ・ドンヒョン。関野は右の鉄槌を連打し、トップの状態で試合終了のゴングを聞いた。


裁定はテイクダウンに成功した関野が3-0で勝利。関野は試合後のインタビューで、Road FCヘビー級王者キム・テインとの再戦を希望した。キム・テインもケージインし、「来年の最初の大会はいつだったっけ? 3月15日? その時にまた戦おう」と応える。敗れたベ・ドンヒョンも「キム・テイン、私の代わりに勝ってください」とメッセージを送った。















