この星の格闘技を追いかける

【UFC325】「やっと決まった」(中村京一郎)。来年2月シドニー&ナンバーシリーズ大会で、RTU決勝も

【写真】敵地というか、対戦相手の母国大会が続く。だからこそ、強心臓が発揮される最高の舞台が整った (C)Zuffa/UFC

8日(月・現地時間)、UFCより2026年2月1日(日・同)に豪州はシドニーのクドスバンク・アリーナで開催されるUFC325「Volkanovski vs Lopes 2」のプレリミでRoad to UFC シーズン04決勝戦が実施されることが発表されている。
Text by Manabu Takashima

今年4月のUFC314で空位だったUFC世界フェザー級王座を賭けて戦ったアレックス・ヴォルカノフスキー×ジエゴ・ロピスの再戦がメインとなることが、6日(土・同)に明らかとなっていた同大会。

王座決定戦で判定勝ちを収めチャンピオン返り咲きを果たしたヴォルカノフスキーに、ロピスが挑戦する形でリマッチが組まれた。その他カードを見てもタイ・ツイバサ、ジミー・クルート、クイラン・サルキルド、ジュニオール・タファ、ジェイコブ・マルクーン、キャム・ロウストン、カーフ・オフリと7名の豪州人ファイターが同大会に出場する。

加えて同盟国といっても過言でないニュージーランドからダン・フッカーが参戦し、ベノワ・サンドニ戦が決まっている。

そんなUFC325でドン・マーファン、セバスチャン・スーレイという2人の豪州人選手が決勝に残っているRoad to UFCファイナルが組まれるのは、理に適っている(※加えてニュージーランド人のローレンス・ルイとアーロン・タウが決勝を戦う)。


そもそも8月の準決勝大会終了直後に、決勝は年を明けてシドニー大会という話は出ていたが、別大会としてではなくナンバーシリーズに組み込まれる形で実現することになった。

ファイナリストに書面で同大会が決勝が行われることが知らされたのは先週中旬という話も聞かれるなか、Road to UFCフェザー級決勝でズーレイと戦う中村京一郎に、日程がアナウンスされた今の心境を尋ねた。

中村京一郎
「やっと決まったなという感じです。それでも1月にシドニーという話が出ていた時点から、ずっと練習を続けてきました。まだ2カ月弱あるので、これから質を高めて当日に挑みたいと思います」

準決勝はリー・カイウェンを相手に、完全アウェイの上海で勝利している中村だが、昨年のクドスバンク・アリーナ大会は1万8000人が集まっており1桁違う会場の空気のなかで戦うことになる。強心臓でならした中村が、敵地シドニーでUFCとの契約を勝ち取ることができるか――ビッグインパクトを残すために最高の舞台が整ったといえる。

PR
PR

関連記事

Movie