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【UFC326】徹底して組み伏せ、削り続けたオリヴェイラがホロウェイからBMF王座奪取

<BMF選手権試合/5分5R>
シャーウス・オリヴェイラ(ブラジル)
Def.3-0:50-45.50-45.50-45
マックス・ホロウェイ(米国)

右カーフを連続で蹴るオリヴェイラ。ホロウェイはジャブを伸ばして、ボディに触れるとワンツーで右を当てる。さらにショートのコンビを見舞ったホロウェイに対し、オリヴェイラはパンチを振るいつつ組みつくと、ボディロックテイクダウンを一発で決める。サイドからニーインベリー、足を戻されても鉄槌を落として再びサイドで抑えるオリヴェイラがスクランブルでバックへ。そのまま右腕をアゴの受けから巻き込み、RNCグリップで極めに掛かる。

ホロウェイも巧みに防御し、オリヴェイラは腕を入れ替えて左手で絞めに掛かる。もう一度腕を入れ替えたオリヴェイラだが、ホロウェイも手首を掴んで防御に徹底する。ならばとオリヴェイラはヒジを落とし、こめかみに左のパンチを入れる。ボディトライアングル&ネッククランクを耐えるホロウェイが、笑みを浮かべ4分間のバックグラブを耐えきった。

2R、オリヴェイラが前蹴り。ワンツーからスリー&フォーとコンビを見せるホロウェイ。続く前蹴りのタイミングで、距離を詰めたオリヴェイラがテイクダウンを決める。ホロウェイはハイガードも、担がれる。半身のホロウェイはかろうじて右足を挟んでいたが、抜かれると背中を取られRNCをセットされる。オリヴェイラはここもエルボーに切り替え、ワキを殴って削りながら、その時がくるのを待つ。左右のエルボー、真っすぐ打ち下ろすオリヴェイラが、強烈な勢いでフェイロックへ。耐えるホロウェイは、左のパンチを打たれるが慌てず時間を待つ。ここも耐えきったホロウェイだが、2つラウンドを完全に支配された。

3R、オリヴェイラが右の蹴りを見せ、ヒザがホロウェイの顔面に当たる。続いて、右ストレートからカーフを蹴っていく。ホロウェイも右ストレート、ジャブを伸ばす。オリヴェイラはここも早めのクリンチに持ち込むが、ここまでのようにすぐにテイクダウンは奪えない。それで大内で姿勢を崩し、完全に腰をコントールしてホロウェイを倒したオリヴェイラがサイドで抑える。ニーインベリーからマウント狙いのオリヴェイラに対し、ホロウェイはクォーターガードで耐える。すぐに足を抜き、フルマウントとしたオリヴェイラはエルボーを入れ、暴れるホロウェイの動きに合わせてハーフに戻る。そのままコントロールするオリヴェイラも、ここは体力温存か。

残り1分を切り、オリヴェイラがヒジを落とす。この回はフィニッシュに向かわず、確実にラウンドを取った。

4R、ジャブのホロウェイ。オリヴェイラの前蹴りが急所に当たるが、ホロウェイは構わないとブレイクを要求しない。パンチで詰めるオリヴェイラに対し、ホロウェイも拳で答える――も、すぐに組まれてボディロックから上体を固められ、大外刈り気味に倒される。ニーインベリーも、サイドに戻ったオリヴェイラがマウントへ。ホロウェイはクォーターガードもエルボーを受け、四の字フックに捕らえられる。カカトを太腿に入れるオリヴェイラがバックを制したままラウンド終了を迎え、ここまでの4Rを取った。

ハグから始まった最終回、オリヴェイラが右をヒットさせ組みへ。投げを潰したホロウェイが、この試合初めてトップを取る。オリヴェイラは潜って、カカトを取る。体重をかけて潰し、頭部に拳を当てるホロウェイだが、このままでは逆転はなくスプロールしたい。しっかりと右のカカトを取ったオリヴェイラは、しびれを切らして立ち上がりにかかったホロウェイをシングルレッグでテイクダウン、リバーサルを決める。

クローズドのホロウェイは、下から掌底を入れるが展開を創れない状態が続く。残り80秒、レフェリーが攻めろという指示を出す。背中をマットにつけさせられたままのホロウェイは、バタフライガードから背中を譲って立ち上がる。オリヴェイラは、残り5秒で胸を合わされると右を打ち込み、タイムアップを迎えた。

ラスベガスの観客はブーイングを送ったが、スタンドの打撃の展開で打ち負けることがなかったからこそのボディロック&テイクダウン。Baddest Mother Fxxkerのベルトを、Back control Mother Fxxkerが手にした。

清く健闘を称えあい、勝者の言葉に耳を傾けるホロウェイ――ベルトを失ってもBaddest Mother Fxxkerであることは変わりない。「マックスは過去最高にタフな相手だから、どんな手をつかってもやり遂げるつもりで戦った。ここが最後じゃないのは絶対だ」と新BMF王者は話し、前王者は「殴り合うつもりだったけど、オリヴェイラは違う選択をした。俺はまだ終わっていない。またタイトル戦線に戻ってくる」とコメントすると、オリヴェイラの家族と写真に収まった。


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