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【DEEP132】計量後に、佐伯代表に訊くマッチメイク。「RIZINから戻ってきても、凌ぎ合いになる試合を」

【写真】 (C)MMAPLANET

5日(日)、東京都港区のニューピアホールで開催されるDEEP132 IMPACT。今年下半期の大会が、2026年のDEEPにとって(DEEP☆KICKは除く)15度目のイベントとなる。
Text by Manabu Takashima

この大会数とケージの中の盛り上がりが正比例しているDEEPは、RIZINで戦う選手を多く輩出している。今年はRoad to UFCに2人の現役王者が参戦した。結果、チャンピオン不在と暫定王座の制定という光景が定着した。が、今や暫定王者もRIZINで戦うことが増えてきた。

トップどころの出場が確定し辛い。そんな現状をどのように捉えているのかを今大会の計量終了後に佐伯繁代表に尋ねた。


層は厚い。でも組み方が難しいです

――RIZINが毎月開催されると、佐伯さんもしんどくなりませんか。

「しんどいですねぇ。もう地方が多いから、体がしんどい」

――いや。お体のことではなくて、マッチメイクが……。

「それは俺の口から言えないけど。ただハードルが下がってきますよね。地方大会は地元の選手を探さないといけないから」

――あぁ、本当に言葉足らずで申し訳ありません。RIZINの余波を受けやすいDEEPのマッチメイクが、しんどくなるのではということをお伺いしたかった次第です。

「あぁ、そういうこと(笑)。もう、それは勿論ですよ。そこを前提にマッチメイクをしないといけなくて。言い方は悪いけど、戻ってこない人もいますし。いつ、帰ってくるか分からない。鹿志村(仁之介)選手も、チャンピオンになるといつ戻ってくるか分からない。福田(龍彌)選手は、ケガをしちゃった。野村(駿太)選手も、実際そうじゃないですか」

――軒並み、正規王者がRIZIN主体になると。

「だから、そのなかでやり繰りをしています。それでも有難いことに選手が多いので、収まりきっていない。7月はもう1回、FIGHT Challengeがあって。9月はTOKYO IMPACTとJEWELSの同日興行は昨日発表したけど、これからナンバーシリーズと大阪大会もある。それでも、入りきらない。フューチャーキングの優勝者もデビューしてきますしね。そういうことを考えると、層は厚い。でも組み方が難しいです。

RIZINだけでなく、Road to UFCに行く選手もいる。結果、チャンピオンがいない。暫定王者がいても、統一戦ができない。そういうなかで、どう選手達を回していくのか」

――そういうなかで若い選手の台頭が目立っている。そして5勝するかしないかという選手が、潰し合いのシビアな試合を越えないといけない。ある意味、贅沢なマッチメイクが見られています。

「そうですね、本当にそうです。明日、戦う石坂(空志)選手は勢いがあるし、高橋(正親)選手は才能が感じられます。火の鳥だって遅咲きだけど、RIZIN福岡で本田(良介)選手と試合を組んだというのは、そういうことですから。まぁ、ここを勝ち上がった選手も結局のところRIZINを目指すようになる。Road to UFCを目指す人間もいる。だから、皆がタイミングを伺っているんですよ。

チャンピオンが負けたらどうする?という意見も聞きます。でもチャンピオンだから挑戦したいんでしょう。逆にチャンピオンになったから、挑戦ができるという言い方もできます。ただし僕らとしては、トップになる前に行っちゃうと、マッチメイクを難しくしていきます。

もうね、Road to UFCに関しては『まだ、だろう。簡単に勝てない。ここでチャンピオンになるぐらいの力をつけてからじゃないと』と思う選手でもオファーがあると、一生に一度のことかもしれないし、そこは送り出しますよ。

RIZINに出たい選手も同じで。この1回のオファーをモノにしないといけないってなるじゃん?」

――その通りですね。

「RIZINに関しては、向こうでどういう試合が組まれるのか。だって、オープニングファイトに出られる選手はいくらでもいます。ただ、それでポジションを確立するって難しい。出ても、何か変わるのかっていう……立ち位置がありますからね」

――ハイ。そこもおっしゃる通りかと。

「RIZINで立ち位置を確保できれば、地元出身の選手にスポンサーもつきますし。可能性があるなら、そこは残しておいてやりたい。それもあって、凄く難しいですよ」

俺はRIZINのおこぼれを貰っているんですよ

――選手の数は揃っている。有望な選手も多い。だからこそ、その選手たちの将来を考えていけなくなると。

「例えばフェザー級で、三井(俊希)選手のように結果を残している選手が出てきた。でも青井選手はRoad to UFCに出て、負けた。次は統一戦という流れでも、暫定チャンピオンの水野(新太)選手はRIZINがある」

――バンタム級は正規だけでなく、暫定王者がRIZINのベルトに絡むようになりましたし。

「返上という選択肢もあるんでしょうけど、僕らはやっぱり1回は防衛戦はやってほしい。RIZINに出て負けても、防衛戦をやる可能性は残したい。そういう状態でフェザー級だと青井選手は間違いなく、次は防衛戦で……。水野選手の結果次第……。なら三井選手は誰と組もうか、と考えるわけですよ。」

――臨時暫定王座が必要になってきます……。

「ねぇ……。こういうタイミングで出したいということはあるんですけど。それはRIZINもそうで……(苦笑)。ただDEEPとしてはRIZINから戻ってきても、凌ぎ合いになる試合を組みますよ。それはRIZINに行きたい選手、UFCに行きたい選手も同じように考えています」

――ケージの中が面白い。それが今のDEEPの勢い、熱になっています。

「まぁね。それは、言い方はアレだけど、俺はRIZINのおこぼれを貰っているんですよ。RIZINの影響で、DEEPに興味を持つ。普通にカード発表をして『こんなに反響があるの?』っていうことがあります。だから不思議ですよ。ただ、そういう風にDEEPを見てくれる人達が、高橋選手と鈴木(大晟)の試合に興味を持ってもらえるなら、本当に有難いことです」

――では最後に明日のメイン出場の相本宗輝選手ですが、今後の階級が気になるところです。この辺り、佐伯さんはどのように考えていますか。

「まぁ本人とも話しましたけど、明日の試合次第ですね。ライト級でもフィジカルの強い山田(聖真)選手と戦って、どうなるのか。RIZINライト級でやっていけるという手応えを感じることができるのか。フェザーに戻した方が良いのか。それは終わってから話します」

■視聴方法(予定)
7月5日(日)
午後1時45分~U-NEXT、DEEP/DEEP JEWELS YouTubeチャンネル メンバーシップ

■DEEP132 計量結果

<引退エキシビション・グラップリング/2分3R>
越智晴雄
斎藤裕/石渡伸太郎/上田将勝
※計量なし

<ライト級/5分3R>
相本宗輝:70.7キロ
山田聖真:70.75キロ

<58キロ契約/5分3R>
猿寿健太:57.9キロ
火の鳥:57.85キロ

<フェザー級/5分3R>
五明宏人:66.2キロ
太田将吾:66.1キロ

<ライト級/5分3R>
神田コウヤ:70.5キロ
ケンシロウ:70.5キロ

<バンタム級/5分3R>
河村泰博:61.65キロ
山本有人:61.55キロ

<フェザー級/5分2R>
鈴木大晟:66.1キロ
高橋正親:66.15キロ

<フライ級/5分2R>
マサト・ナカムラ:57.15キロ
斎藤璃貴:57.0キロ

<フライ級/5分2R>
松井優磨:57.05キロ
石原射:57.05キロ

<バンタム級/5分2R>
石坂空志:61.6キロ
矢野武蔵:61.5キロ

<フライ級/5分2R>
武利侑都:57.0キロ
横内三旺:57.15キロ

<アマチュア・フライ級 /3分2R>
秋元優志:57.05キロ
荒井夕翔:57.05キロ

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