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Overlooked【LFA213】ベイノアの北米挑戦・第2戦、セドリック・マヌーフを右で打ち抜いてTKO勝利

【写真】常に打撃のプレッシャーをかけて、2RにはTDにも成功したベイノア。組みを交えた打撃で最終回にマヌーフを仕留めた(C)LFA

スケジュールの都合により速報できなかった試合をお伝えする──帳尻合わせ試合レポート。26日(土・現地時間)にカリフォルニア州リムーアのタチパレス・カジノリゾートで開催されたLFA213より、AKA所属としてLFAに参戦している“ブラックパンサー”ベイノアとセドリック・マヌーフの模様をお届けしたい。
Text by Takumi Nakamura

3月のLFA208ではコール・ラーレン相手にキャリアベストと言えるタフファイトを競り勝っているベイノア。LFA2戦目となる今大会ではメルヴィン・マヌーフを従兄弟に持つ、元キックボクサーのセドリック・マヌーフと対戦した。超RIZIN04の真裏で行われたベイノアの北米挑戦の結末は。

<ライト級/5分3R>
“ブラックパンサー”ベイノア(米国)
Def.3R0分49秒 by TKO
セドリック・マヌーフ(スリナム)

ベイノアが右カーフ、マヌーフが左ミドルを蹴る。ベイノアはインローとジャブから前に出て、マヌーフの左ミドルに左を伸ばす。ベイノアはマヌーフの左ハイをブロックし、右ストレートを当てて前に出る。マヌーフにケージを背負わせてジャブを突くベイノア。マヌーフがサウスポーにスイッチすると右ミドルを蹴る。オーソドックスに戻したマヌーフが右ストレートを当て、スリップ気味にバランス崩したベイノアだったが、すぐに立ち上がる。ベイノアは右ストレート、スピニングバックキック、マヌーフの左ミドルを受けて右ストレートからパンチ返す。

さらにベイノアはマヌーフのミドルをブロックしてダブルレッグへ。これを切ったマヌーフが右ストレートを打ち込んだ。距離が離れるとベイノアは右カーフ、ジャブを伸ばす。マヌーフもスイッチしつつ、ベイノアの右ミドルに右フックを合わせる。変わらずベイノアがプレッシャーをかけて左腕を差して押し込むと、突き放したマヌーフが右ストレートを打つ。ベイノアはローを蹴って組みついてヒザ蹴り、離れ際に右ストレートを放つ。マヌーフは細かく構えを変え、オーソドックスからジャブを突く。マヌーフがサウスポーにスイッチするとベイノアが右ストレートから左フック、右ハイキックを蹴る。

2R、ベイノアが右ミドルを受けて右ストレートからパンチをまとめる。ベイノアが右ミドル、マヌーフの左の蹴りをキャッチしてシングルレッグで形で押し込み、ボディロックからバックへ。ここからベイノアがテイクダウンを奪い、マヌーフは下からベイノアの右腕を持ってキムラを狙う。ここでマヌーフがケージを蹴って亀になると、ベイノアが腕を抜きつつ鉄槌を落とす。マヌーフが立ち上がると、ベイノアが右ミドル、右ストレートからシングルレッグに入って2度目のテイクダウンを奪う。サイドを取ったベイノア。ニーオンから体を起こして鉄槌を落とし、マヌーフが亀になって立とうとするところをがぶる。このまま立ち上がるマヌーフ。ケージに押し込むベイノアがヒザ蹴りから首投げを狙って離れる。

ベイノアが右ミドル、ダブルレッグを見せてからパンチを入れ、右ミドル、右ロー、右ストレートと手数を増やす。マヌーフもジャブを返して右ストレート、スイッチしてジャブを打つ。ベイノアはそこにシングルレッグを合わせてケージまで押し込み、ダブルレッグでテイクダウンを奪う。ベイノアは上体を密着させてヒジ、体起こして鉄槌を落とす。マヌーフが距離を取って立ち上がると、ベイノアは右ミドルを蹴ってマヌーフをケージまでダブルレッでドライブする。マヌーフはそれを切ってヒザ蹴り、距離が離れて打撃になるとサウスポーに構える。ベイノアは右ミドルを立て続けに蹴り、マヌーフはボディストレートとと左のヒザ蹴り。ベイノアが右ミドルを蹴ってラウンドを終えた。

3R、ベイノアがジャブから右ボディフック、右ストレート、右ストレートから左フックで前に出る。下がるマヌーフが左ミドルを蹴るが、そにベイノアがワンツーで飛び込む。マヌーフも右ストレートから左フックを返すが、ベイノアは下がらない。サウスポーにスイッチしたマヌーフが左ミドル。前に出るベイノアはマヌーフをケージまで下がらせ、マヌーフの足が揃ったところを右ストレート打ち抜き、マヌーフが崩れ落ちる。ベイノアはそれに合わせてテイクダウンする形になり、追撃の鉄槌を落としたところでレフェリーが試合を止めた。

試合後、ギルバート・メレンデスのインタビューを受けたベイノアは「日本のファンのみなさん、ありがとうございます。押忍」と日本のファンにメッセージを送った。


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