【RISE ELDORADO】那須川龍心と王座決定戦、長谷川海翔「ここで勝てば一気にかっさらうことが出来る」
【写真】意外にも初のビッグマッチ登場。長谷川からはベルトにかける想いがひしひしと伝わってきた(C)RISE/Chiyo Yamamoto
28日(土)東京都墨田区の両国国技館にて開催されるRISE ELDORADO 2026。第4代RISEスーパーフライ級(-53kg)王座決定戦で長谷川海翔が那須川龍心と対戦する。
Text by Takumi Nakamura
長谷川は2023年からRISEを主戦場に戦い、スーパーフライ級のトップ戦線で活躍。昨年はRISEだけでなくシュートボクシングにも参戦し、勝ち星を積み重ねて今回の王座決定戦に駒を進めた。自身初のビッグマッチとRISEでのタイトル戦、そして対戦相手が龍心ということもあり、今回の一戦は大きな注目を集めている。
この試合を「自分にとってはただの通過点にしかすぎない」とする龍心に対し、長谷川は「タイトルマッチにかけている思い、絶対にベルトを獲るんだとう気持ちは僕の方が強いと思う」とベルトへの執念を口にした。
相手というよりもタイトルマッチというところで気合いが入っている
――1月の後楽園大会で予定されていた星憂雅戦が試合前日に中止(減量中に星が体調不良により緊急搬送されたため)という形になってしまいました。あの時はどんな心境でしたか。
「自分としては星選手にKO勝ちしてタイトル戦を思いっきりアピールしようと思ったんですけど試合そのものがなくなってしまって…。でもこんなに早く試合のチャンスが来ると思っていなかったし、ここでタイトルマッチが出来ると思っていなかったので、素直に嬉しかったです」
――長谷川選手にとって2025年はどんな1年でしたか。
「2025年はRISE以外の団体に出ることが多かったんですよね。5月にRISEで横山大翔選手に勝ったあと、8月にシュートボクシング(SB)に出て(片山魁に判定勝ち)、11月にRE:ORIGINという大会に出て(チャン・ウヒョンにKO勝ち)、3試合しかやってないのもあるんですけど、RISEに出たのは1回だけという1年でした」
――RE:ORIGINはキックルールの試合でしたが、初挑戦だったSBルールはいかがでしたか。
「会場はいつもと同じ後楽園やったんですけど、RISEとは全然空気が違って別の大会という感じでした。それでも声をかけてくれる人が意外と多くて嬉しかったですね」
――僕もあの試合を解説していたのですが、長谷川選手の組みの巧さに驚きました。SBに出るにあたって、かなり組みの練習もやっていたのですか。
「もともと自分は組みが苦手じゃなくて、アマチュアの頃から首相撲が得意だったんですよ。だから組みの基本は体が覚えていて、組みで負けることはないやろうなと思っていました。ただ背負い投げみたいなのをくらってしまって、あんなの耐えられるだろうなと思っていたら意外と持っていかれてしまって、ちょっと試合中に焦りましたね(苦笑)」
――ウヒョン戦は約1年9カ月ぶりのKO勝ちでした。あの試合も振り返ってもらえますか。
「あの試合は久しぶりに倒す気満々で戦って、頭で考えるよりも先に攻撃しているような感じでした。思ったよりタフだなとは思いましたが、めっちゃ打ちまくりましたね」
――冒頭にもあったようにKOして自分をアピールすることが最近の長谷川選手のテーマですか。
「そうですね。もちろん判定でも面白い試合はあるんですけど、倒して勝った方が『長谷川強え!』となると思うので、自分は倒して勝ちたいと思っています」
――今大会では那須川龍心選手とタイトルマッチが決まりました。龍心選手とはいつか戦いたいと思っていましたか。
「戦いたいという気持ちはあまりなかったですけど、階級も近かったですし、いつかは絶対にやるやろうなと思っていました」
――試合が決まってからの周囲の反応も大きかったですか。
「反響は大きいですね。たくさんの人から『那須川天心選手の弟の龍心選手とやるんだ!』と言われます」
――今までの試合も重要な試合だったと思いますが、今回は気持ちの入り方も違いますか。
「やっぱりいつもより気合いは入っていますね。でも相手というよりもタイトルマッチというところで気合いが入っています」
ここでベルトを獲れるかどうか。自分にとってこの試合は人生の分岐点
――対戦相手として龍心選手にはどんな印象を持っていますか。
「正直、デビューしてすぐの頃は見ていて強いとは思わなかったんですよ。でも今は著しく成長していて、いっぱい努力したんやろうなと思います」
――龍心選手は長谷川選手とは得意な距離も似ているし、ファイトスタイル的に噛み合うと思うとコメントしています。それについてはいかがですか。
「僕が花岡(竜)選手とやった時がお互い得意な距離が一緒ぐらいやったと思うんですけど、その時みたいなハイレベルな攻防になると思います」
――龍心選手と戦うこと自体は楽しみですか。
「ワクワクしてますね。しかも大舞台で試合するのも初めてなんですよ」
――そうだったんですか! それは意外でした。
「実はないんですよ。RISEには2022年から出てるんですけど、ずっと後楽園ホールで試合をしていて、大阪のビッグマッチにも出たことがないんです。だから相手が龍心選手でタイトルマッチということだけじゃなくて、両国で試合できるという意味でも気合いが入っています」
――今日はABEMAのビジュアル撮影後のインタビューですが、こういった試合以外の行事ごともビッグマッチならではですよね。
「いつもと全然ちゃいますよね」
――そのくらい注目度が高い試合ですし、長谷川選手も格闘技人生のターニングポイントになる試合だと捉えていますか。
「ここでベルトを獲るか獲らんか。自分にとってこの試合は人生の分岐点だと思っているんで、マジで獲りに行きます」
――シチュエーションとしてはビッグマッチで龍心選手が対戦相手ということで注目を集めている部分もあると思います。だからこそ自分が勝つことで色んなことをひっくり返したいですか。
「はい。ここで勝てば一気にかっさらうことが出来ると思います」
――今RISEは若い選手たちの活躍・台頭が目立っていますが、そのなかでも存在感を示したいですか。
「そうですね。ただの強い選手で終わらずに、頭一つ飛び抜けたいです。やっぱり長谷川海翔はちゃうな!と思われたいですし、他の選手と同じじゃないというところまで行きたいです」
――そのうえで長谷川選手は自分のどこが武器であり、魅力だと思っていますか。
「やっぱり自分は倒す確率が高いところが1番の魅力なんかなと思っています」
絶対にベルトを獲るんだとう気持ちは僕の方が強い。そこの違いを試合で見せたい
――RISEはGLORYやRWSと交流し、ONE Championshipにも選手を派遣しています。自分の名前をより世界に向けて発信したいという考えはありますか。
「今は特にそこは考えてないですね。ホンマにタイトルマッチのことしか考えてないです」
――逆に龍心選手は「自分にとってはただの通過点にしかすぎない。ぶっ倒して、圧倒的な差で勝ちたい」と発言していますが、それについては正直にどう思っていますか。
「そんな風に考えているんだったら痛い目を見るよと思いますね」
――率直にイラっとする部分もありますか。
「イラっとはしないですけど…そういう風に言うんやろうなとは思っていました。ただタイトルマッチにかけている思い、絶対にベルトを獲るんだとう気持ちは僕の方が強いと思うので、そこの違いを試合で見せられたらいいなと思っています」
――先に取材した龍心選手は「絶対にキツい試合になる」と話していました。長谷川選手はどんな試合になると予想していますか。
「僕はマジで倒しに行こうと思ってるんで、どうなるか分からないし、想像がつかないですね。初めての大舞台で緊張するんかな、どうなんかなと思うし、逆に今まで以上にのびのび戦える可能性もあると思うんですよ。僕は今回の試合で覚醒したいと思っています」
――それでは最後にこの試合を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをいただけますか。
「僕がチャンピンになって、新しい時代も作っていきたいです」
■視聴方法(予定)
3月28日(土)
午後12時30分~ABEMA PPV













