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【Road to UFC S04 Ep01&02】計量終了。残念、シェイドゥラエフ同門が欠場。松田亜莉紗に好機到来!!

【写真】トーナメントではないので1試合、2試合のインパクトでサインもある (C)Zuffa/UFC

明日22 日(木・現地時間)に中華人民共和国は上海のUFC PI上海で開催されるRoad to UFC S04 Ep01 &E02の計量が21日(水・同)に行われた。
text by Manabu Takashima

例年、ビザ取得問題や計量失敗でカードが変わる傾向にあったRoad to UFCだが、トーナメント戦に限っていえばエピソード01とエピソード02に関しては前者のメインでセバスチャン・スーレイの対戦相手が、アヘジャン・アイリヌアーからチィルイイースー・バールガンに変更されたぐらいだ。

一方で後者のワンマッチでアジス・ハイダロフと対戦予定だったキルギスのアディエット・ヌルマトフがビザが間に合わず欠場し、マンシャー・ケラが彼に代わってオープニングバウトを戦うことになった。

ラジャブアリ・シェイドゥラエフの同門、RIZINフェザー級チャンピオンが保証する猛者の欠場は残念な限りだ。とはいえ代役のマンシャー・ケラーはユニティ柔術のエースが、人知れずというわけでもないが、MMAを戦いここまで8勝0敗。Fury FCライト級王座となり、インド枠で出場権を得た。競技柔術の最高峰にあったケラーが、中央アジア勢と如何に戦うのかも十分に楽しみだ。そのワンマッチ、エピソード01には松田亜莉紗が出場し、昨年のRoad to UFC女子ストロー級T準優勝のフン・シャオカンと対戦する。


松田は昨年は3月と12月にDEEP大阪大会でMMAデビュー戦の相手から初回フィニッシュ勝利を挙げているが、もともとはRoad to UFCに出場するという話が強く伝わってきていた。

DEEP暫定女子ストロー級王座も返上し、国内での活動を切り上げた感もあったが、Road to UFCで戦う機会は巡ってこず、実戦の感を養うためか、あるいは今回の出場のために試合数を6に伸ばすためなのか、調整的な試合を年末に戦った。

元々日本の女子ストロー級は層が薄く、対戦相手に恵まれているわけではないがアマとプロで万智に勝利している松田の実力は疑いようがない。実戦と競り合いの感覚という面で不安がないわけでないが、去年のトーナメントを見ても松田のように力強いパウンドやダーティボクシングを使いこなすファイターは見当たらなかった。

テイクダウン防御に優れたフン・シャオカンではあるが、松田は組んでから倒す過程の攻撃力が抜きんでている。いうと、組んでもテイクダウンでなく、ノックダウンを奪う攻撃力が備わっているわけだ。離れた状態でフン・シャオカンの攻撃を被弾し続けることなく、組みまで持って行ければ殴って削ることができる。その延長線上にフィニッシュがあるなら、UFC首脳を唸らせることになるだろう──し、そうなる戦いを期待したい。

■Road to UFC S04 Ep01視聴方法(予定)
5月22日(木)
午後8時00分~UFC Fight Pass
午後8時00分~U-NEXT

■Road to UFC S04 Ep01計量結果
※赤字の選手はクリックするとインタビューにリンクしています

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
セバスチャン・スーレイ: 146ポンド(66.22キロ)
チィルイイースー・バールガン: 146ポンド(66.22キロ)
(C)Zuffa/UFC

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
イン・シュアイ: 125ポンド(56.7キロ)
吉田開威: 125.5ポンド(56.92キロ)
(C)Zuffa/UFC

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
中村京一郎: 144.5ポンド(65.54キロ)
パク・オジン: 146ポンド(66.22キロ)
(C)Zuffa/UFC

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
山内渉: 124.5ポンド(56.47キロ)
ナムスライ・バットバヤル: 126ポンド(57.15キロ)
(C)Zuffa/UFC

<女子ストロー級/5分3R>
フン・シャオカン: 116ポンド(52.62キロ)
松田亜莉紗: 115ポンド(52.16キロ)
(C)Zuffa/UFC

■OAD TO UFC S04 Ep02視聴方法(予定)
5月22日(木)
午後10時00分~UFC Fight Pass
午後10時00分~U-NEXT(Ep01から続き)

■ROAD TO UFC S04 Ep02計量結果
※赤字の選手はクリックするとインタビューにリンクしています

<Road to UFCフェザー級決勝/5分3R>
リー・カイウェン: 146ポンド(66.22キロ)
ソ・ドンヒョン: 145.5ポンド(66.0キロ)
(C)Zuffa/UFC

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
アーグーラーリー: 125ポンド(56.7キロ)
ムリドゥル・サイキア: 125.5ポンド(56.92キロ)

<Road to UFCフェザー級準々決勝/5分3R>
青井人: 144.5ポンド(65.54キロ)
ユン・チャンミン: 146ポンド(66.22キロ)
(C)Zuffa/UFC

<Road to UFCフライ級準々決勝/5分3R>
リオ・ティルト: 125ポンド(56.7キロ)
アーロン・タウ: 126ポンド(57.15キロ)
(C)Zuffa/UFC

<ライト級/5分3R>
アジス・ハイダロフ: 155.5ポンド(70.53キロ)
マンシャー・ケラ: 155.5ポンド(70.53キロ)
(C)Zuffa/UFC

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