【DEEP JEWELS26】渡辺華奈が3回戦で、佐藤絵実は2回戦で日韓戦へ
【写真】渡辺華奈、佐藤絵実が日韓戦に臨む(C)MMAPLANET
24日(火)、DEEP事務局から10月22日(火・祝)に東京都文京区の後楽園ホールで開催されるDEEP JEWELS26の追加対戦カードの発表があった。
DEEP JEWELSアトム級選手権試合=前澤智✖富松恵美、アム・ザ・ロケットを筆頭に3人のタイ勢が来日する同大会、今日の発表は3回戦と2回戦の国際戦=日韓戦となった。
DEEPとRIZINで戦績を7勝1分とする渡辺華奈がフライ級5分✖3R戦で韓国のカン・ヒユンと対戦する。カン・ヒユンはDEEPの発表によるとプロボクサーからMMAに転向したとあるが、全くもってその実力は未知数だ。所属するクッセジムはONEで活躍するキム・デフォンが引っ張るジムであり、打撃主体であるが当然のように組みに対応するトレーニングは行っているはず。パンチを被弾しても組んで倒す姿勢はこれまでも見せてきた渡辺に対し、カン・ヒユンが痛いパンチでなく効かせるパンチを打つことができるのかどうが、勝敗の鍵を握ってきそうだ。
また同じく韓国からチビウルフことパク・ジョンウンが参戦し佐藤絵実と戦うことも決まった。
パク・ジョンウンはデビュー戦の相手が藤野恵美、2戦目がSARAMI、さらには4戦目で渡辺久江と、24戦目、13戦目及び27戦目という豊富なキャリアの持ち主と戦ってきた。ザッツ韓国MMA的なキャリアの序盤を過ごしたパク・ジョンウンはROAD FCの隆盛で同程度のキャリアの持ち主との試合機会を得て白星先行まで星を取り返したものの、その後のロードの下降でDEEPやDEEP JEWELS、そしてロードFCでもいきなりのハム・ソヒへの挑戦と、再び茨の道を歩むようになった。
現在5勝6敗1分のパク・ジョンウンだが、今大会のメインでベルトに挑む富松恵美を下していることからも、その実力は国内トップと遜色はない。さらに7月にはHEATでキックボクシングが本職の鈴木万李弥を判定で下すなど、経験値もあげてきた。対する佐藤はアムの日本デビュー戦の相手を務めて以来、7カ月ぶりのファイトとなる。
キャリアの開始でいえば佐藤も、プロMMAデビューがロードFCのソン・ガヨン戦というトンパチなモノ。そして国内初戦はDEEPでの──しなしさとこ戦、8カ月後に全日本アマ修斗優勝と破天荒なMMAファイター人生を歩んできた。ここからプロで4連勝を経て(※4勝目の相手は古瀬美月)、アム戦では33秒で敗れた佐藤。とはいってもアムとケージ内で対峙した経験は、短時間でも貴重だ。格上のパク・ジョンウン相手を相手にしたとしても、佐藤は圧力負けをすることはないだろう──そんなストロー級2回戦だ。