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【UFC240】動き続けたフランキー・エドガーだが有効打で劣り、マックス・ホロウェイが王座防衛

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
マックス・ホロウェイ(米国)
Def.3-0:50-45.50-45.48-47
フランキー・エドガー(米国)

やや遠目に左右&前後のステップを踏むエドガーが、軽い蹴りを入れる。ニータップから前に出たエドガーが左を当て、前蹴りやローを見せる。ホロウェイはダブルの左ジャブ、右ストレートをかわしたエドガーが左ミドルを入れる。右アッパーカットにもシングルに出たエドガーは、リリースして距離を取り直しステップを再開する。近距離で右フック、低い姿勢から左ジャブを当てるエドガーが、右を顔面にヒットさせる。ホロウェイは左ボディフック、エドガーがアッパーに左ジャブを合わせる。ホロウェイのステップインに、スッと下がるエドガーが前に出ると、ホロウェイが真っすぐ下がりローを蹴られる。

右アッパーを当てたホロウェイ、エドガーは右ローを蹴る。ホロウェイの右ハイは空振りになり、エドガーの左ハイはブロックされた。∞ループのステップに、踏み込んで強い右や待っての左を入れたエドガーのラウンドとなったか。

2R、左ジャブを伸ばすホロウェイ、ローを蹴るエドガーは左ボディフックを受ける。右フックを返したエドガーが、左アッパーも当て右ローへ。ホロウェイの右アッパーは空を切ったが、組ませないためには有効だ。それでダブルレッグでドライブしたエドガーは、すぐに離れて細かいコンビネーションを繰り出す。オーソで戦うホロウェイは、キャッチされることを嫌がってか蹴りを見せない。

ホロウェイの左ジャブ、エドガーは右ストレート、低く踏み込んでテイクダウンのフェイクを見せて走り抜く。正面を取ることが多くなったエドガーにホロウェイが左ジャブを伸ばす。頭を振って前に出たエドガーのシングルにホロウェイが右を当てる。エドガーが動いても横移動で正面を取るホロウェイはローを蹴られても、テイクダウンを切っていく。ワンツー、右アッパーを繰り出したホロウェイはラウンド終了間際に右のスピニングバックキックで挑戦者の胸を蹴りぬいた。

3R、踏み込んでパンチを見せ、右カーフキックを蹴り込むエドガー。ステップをいつまで続けることができるのか注目のエドガーが、右ミドルも見せる。左ジャブで牽制するホロウェイは、エドガーの動きがしっかりと見えている。右フックを打ち合った両者、エドガーのニータップを切ったホロウェイもテイクダウンのフェイクから右を狙う。クリンチでヒザを見せたホロウェイ、ショートの連打で離れたエドガーが回りながらスピニングバックキックを見せる。

∞ステップを続けるエドガーがスピニングバックフィストを繰り出す。ボディからジャブを当てるホロウェイはシングルを切ってボディへのヒザ、そして右と左フックを当てる。続いて右ハイ、右アッパーを当てられて下がったエドガーが組みに行く。ここにヒザを入れたホロウェイだが、エドガーは次のアクションでダブルレッグを決める。足を取られ立てないホロウェイは殴られ、背中をマットにつけるも終了間際には立ち上がった。

4R開始直後のシングルレッグを切って右を当てたホロウェイ。エドガーも右を返し、右ハイ、右ストレートを放つ。ホロウェイは左ジャブを当て、シングルレッグを切る。ニータップでケージに押し込まれても、苦も無く回りながら離れたホロウェイは左フックを被弾したが、より威力のある右アッパーを返す。エドガーは左ミドルを連続で蹴り、ホロウェイのハイを避ける。そして右ストレートにニータップを仕掛けるが、ここもホロウェイが切る。

右を受けたエドガーは、足元が泳ぎながらニータップでホロウェイをケージに押し込む。ボディを入れたエドガーに、ホロウェイが後回し蹴りをボディに決め試合は最終回に。

5R、左ハイのエドガーが蹴りを続けるが、ホロウェイが右を当てる。ニータップが決まらないエドガーは、シングルでホロウェイをケージに押し込む。ここで上手く回って離れるホロウェイは左ジャブを届かせ、右ボディストレートを決める。追いかけてジャブ、ストレートから右アッパーをヒットさせたホロウェイは、エドガーのテイクダウン狙いをがぶりアナコンダの仕掛けから、すぐに立ち上がる。

継続して左ジャブを当てるホロウェイは、スピニングバックフィストをフロック。それでも右フック、右ローを狙ったエドガーは、ホロウェイのスピニングフィストにバックを取るが胸を合わされ離れる。そのまま右ハイを蹴り、打撃の間合いで試合終了を迎えると、ホロウェイは気を付けし、エドガーに頭を下げた。

3-0の判定勝ちをしたホロウェイがエドガーの手を上げようとし、それを制したエドガーがホロウェイの腕を挙げた。マイクを向けられたエドガーは涙声で試合を振り返し、「マックスはベストだ。(バンタム級転向を尋ねられ)分からない。僕は終わっていない」と話した。


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