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【UFC324】フライ級生き残りマッチ=ジョンソン戦へ、アレックス・ペレス「フライ級が金になる場所に」

【写真】このような状況で、インタビューを受けてもらって感謝 の気持ちしかない(C)MMAPLANET

24日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで開催されるUFC324「Gaetheje vs Pimblett」で、アレックス・ペレスがチャールズ・ジョンソンと戦う。
Text by Manabu Takashima

デイヴィソン・フィゲイレドとブランドン・モレノの一騎打ち時代、アレッシャンドリ・パントージャが頭一つ抜けた期間を経て、UFCフライ級は若い力が台頭し過去最高に盛り上がっている。

アレックス・ペレスはそんなUFCフライ級戦線で8年間戦ってきた。ここ2戦は平良達郎、アス・アルマバエフに連敗中のペレスは、新勢力の台頭を歓迎し、層が厚くなったフライ級の厳しい戦いを歓迎している。

ジョンソンとの旧友対決=フライ級サバイバルマッチに向け、ペレスは「今も世界を狙える力があることを証明する」と断言した。


フライ級で、新世代が力をつけていることは喜ばしい限り

――アレックス、今日はインタビューを受けていただきありがとうございます。

「申し訳ない、遅れてしまって。なぜかWiFiがつながらなくなったんだ」

――あれっ? 今、半身浴中ですか。

「実はそうなんだ(笑)。ちょっと汗をかいている」(※取材は21日に行われた)

――そんなところ、申し訳ないです。まさにチャールズ・ジョンソン戦が近づいてきたということですね。今の気持ちを教えてください。

「良い感じだよ。前回の試合は上手くいかなかったけど、それをキャンプに生かした。しっかりと調整してきたよ。チャールズとは一緒に練習をした時期もあり、よく知っている仲だ。一緒に練習していた時のことも思い返して、準備をしてきた」

――過去2戦ハードな状況が続いています。平良達郎選手との試合ではヒザを負傷し、再起戦となったアス・アルマバエフ戦も落としました。

「まぁ、過ぎたことだから深く考えないようにしている。というか、いつまでも引きずるようなことはない。自分のことを信じすぎるということじゃないけど、次に戦えば勝てるという気持ちは持ち続けている。敗北は、このMMAにつきものだ。引きずらずに、前に進まないとね」

――アレックスは8年間UFCで戦い続けてきました。この間、フライ級はデイヴィソン・フィゲイレドとTUFシーズン24ファイターがトップに君臨してきました。それが現王者ジョシュア・ヴァン、マネル・ケイプ、さきほども名前が出た平良選手と次の世代が台頭してきました。中間世代ともいえるアレックスは、この若い世代が力をつけてきたことをどのように捉えていますか。

「MMAにとっても、フライ級にとっても良いことだよ。新しい力が伸びてくるということは、フライ級が金になる場所になってきたわけで。過去に戦った相手のことを全く悪く言うつもりはないし、皆が成功する姿を見たいと思っている。それこそフライ級が盛り上がっている証明だし、自分がそのなかで最もエキサイティングなファイターであれば良いことで。層が厚くなってきたフライ級で、オクタゴンに上って、相手を倒す。ファイトは倒すか、倒されるか。その根本が変わることはないから。

そのなかで1度はUFCが活動を停止させようとしたフライ級で、新世代が力をつけていることは喜ばしい限りだ。今やUFCだけでなく世界中で、フライ級は過去最高に盛り上がっているからね」

――日本のファンの間でも、過去最高のUFCフライ級の注目度が高まっています。

「タツロー・タイラがいて、キョージ・ホリグチも戻ってきたからね。ホリグチは以前、UFCとの契約を更新せずに去って行った。その彼がカムバックし、力強い勝ち方をしていることに驚きはない。ホリグチは元々強いファイターだ。UFCで1敗しかしていない。常にフィニッシュか、ドミネイトしてきた。

僕がUFCで戦うようになった時には、彼はもうUFCからいなくなっていた。当然、僕のなかでもホリグチのことは頭に入っている。タイラとの再戦したいのと同様に、ホリグチとも戦いたいと思っているよ。タイラは僕に勝ったあとにブライアン・ロイヴァルに負けたけど、ブランドン・モレノに勝った。タイラもホリグチもフライ級を面白くしている選手であることは間違いない。そりゃあ日本のファンの間で、UFCフライ級は注目されるだろう。

僕にはユーマ・ホリウチという日本人の友人がいる。ユーマはLFAでチャールズ・ジョンソンと戦っている。ユーマ以外にもヨシ(堀江圭功)やイサオ(ISAO)と練習してきた。僕は彼らの強さを知っているから、日本のMMAファイターが米国に乗り込んできて、もっと結果を残せると思っている。そんな彼らがUFCでもっと戦うようになると最高だよ」

1度としてKO負けも一本負けもないチャールズをフィニッシュする

――堀内選手と戦った相手で、練習仲間でもあったチャールズ・ジョンソンをMMAファイターとしてどのように評価していますか。

(C)Zuffa/UFC

「彼は良い父であり、本当に良いヤツだ。

個人的な知り合いとして、そう断言できる。でも、そういう仲の人間と戦うのがこのビジネスだ。どの局面でも強い、何よりピンチになっても、それもひっくり返すことができる力の持ち主と戦うことが楽しみでならない。

チャールズはクリーンな戦いをするストライカーで、僕はリスリングを生かして戦うファイターだ。彼のキックボクシングは本当に優れているけど、15分間立って戦うことも辞さない。まぁ本音を言えば少しでも短い時間で、試合を終わらせたい。でも、あのタフな相手にそんなことができるわけがない。ギリギリの試合になるだろうけど、これまでに1度としてKO負けも一本負けもないチャールズをフィニッシュする。僕の戦いにつき合わさせて、勝利を手にするよ」

――レンジは長めですが、近距離になるとタイクリンチがあります。

「背が高くて、リーチが長いからね。タイガームエタイで、その辺も磨いてきた。今はフロリダに移って(オーランドのFusion XLで練習をしている)、さらに力をつけているに違いない。力的には世界のトップの一人だ。

ただ僕はずっとコリン・オーヤマを師事してきた。コリン抜きで、今の僕は語れない。彼がいないと僕はUFCで戦うこともできなかっただろう。ガキだった僕の夢を現実にしてくれた。ファイターを育てるために、コリンは本当に多くの投資をしてくれた。ただの指導者ではないよ。選手を強くするためのコーチでなく、人としてコリンは皆を成長させてくれる存在だ。

コーチとしては、本当に厳しい。あの練習に耐えられるのも、コリンがどれだけファイターのことを考えてくれているのかを知っているからだよ。ジヴァ・サンタナやロン・ターナー、全てコーチ。アルジャメイン・ステーリング、オーデ・オズボーン、これから名前を挙げるだろう若いファイターたち。彼らのような練習仲間が支えてくれるから今、僕はここにいることができている。

正直、チームの皆といる時間の方が家族といる時間より長い。特にキャンプ中はね。皆が僕のために自分の時間を使ってくれていることを感謝している」

――そんな皆と創り上げてきたアレックスのMMA、楽しみにしている。

「土曜日の試合で、僕はまだタイトルを狙える力があることを皆に証明したい。MMAは僕の仕事であり、人生だ。タフな相手だけ自分のため、妻のため、家族のためにやり抜く。今年最初の試合で、しっかりと勝つ」

■視聴方法(予定)
1月25日(日・日本時間)
午前7時00分~UFC FIGHT PASS
午前6時30分~U-NEXT

■UFC324対戦カード

<UFC世界ライト級暫定王座決定戦/5分5R>
ジャスティン・ゲイジー(米国)
パディ・ピムブレット(英国)

<バンタム級/5分3R>
ショーン・オマリー(米国)
ソン・ヤードン(中国)

<ヘビー級/5分3R>
ワルド・コルテスアコスタ(ドミニカ)
デリック・ルイス(米国)

<女子フライ級/5分3R>
ナタリア・シウバ(ブラジル)
ローズ・ナマジュナス(米国)

<フェザー級/5分3R>
アーノルド・アレン(英国)
ジアン・シウバ(ブラジル)

<バンタム級/5分3R>
ウマル・ヌルマゴメドフ(ロシア)
デイヴィドン・フィゲイレド(ブラジル)

<ミドル級/5分3R>
アテバ・グーティエ(カメルーン)
アンドレイ・プリエフ(ロシア)

<ライトヘビー級/5分3R>
ニキータ・クリロフ(ウクライナ)
モデスタス・ブカウスカス(リトアニア)

<フライ級/5分3R>
アレックス・ペレス(米国)
チャールズ・ジョンソン(米国)

<ライト級/5分3R>
マイケル・ジョンソン(米国)
アレキサンダー・ヘルナンデス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジョシュ・ホキット(米国)
デンゼル・フリーマン(米国)

<ウェルター級/5分3R>
タイ・ミラー(米国)
アダム・ヒューギット(米国)

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