【UFN113】パントージャが引退試合のシーリーからRNCでタップを奪う
<フライ級/5分3R>
アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)
3R2分31秒by TKO
ニール・シーリー(アイルランド)
この試合を引退試合と宣言しているシーリーに大きな声援が集まる。パントージャのローに鋭い右を伸ばすシーリー。しかし、ローにパンチを合わされ押されるように尻餅をつく。パントージャはスタンドで待ち、シーリーが望む打ち合いに応じるように接近戦でパンチを放っていく。
パントージャの前に出てパンチを振るうと、シーリーは右を受けて再び尻餅をつく。スタンドに戻り、打撃の間合いになっても優勢なのはパントージャで、パンチでケージにシーリーを押し込み、首相撲からヒザをボディに連打する。シーリーへの応援歌が響き渡るなか、パントージャが左ボディストレートを入れ、シーリーが右を返す。パントージャは左を当てる。ショートのワンツーを当てたシーリーだが、逆に右ストレートを被弾する。初回はパントージャのラウンドに。
2R、いきなりの接近戦でのパンチの交換もパントージャが優勢で、初回と同じようにケージに押し込むと首相撲に取り、ヒザをボディに連続で突き上げる。右を返すシーリーは、首相撲から逃れることができない。右エルボーを当てたシーリーが、ようやくタイクリンチが逃れる。打撃戦からパントージャはすぐに首相撲に持ち込み、離れて右をヒットする。
シーリーも左のショートフックを当て、左右のフックを振るっていく。右の相打ちから、ワンツーを狙ったシーリーは、ワンツー後に右ローを決める。足を止めての打ち合いで左フックをヒットしたシーリーだが、パントージャを捉えきるまではいかなかった。
最終回、近距離での打ち合いにシーリーが打ち勝つ。しかし、パントージャは直後にダブルレッグを仕掛け、トップ奪取に成功する。さらにマウントを取ったパントージャはシーリーの反応に合わせて肩固め、バックマウントに移行しRNCへ。耐えきれず、シーリーはタップした。
シーリーは「ファンタスティックだ。言い訳はしないよ。彼は強くて、速かった。UFC、スポンサーに感謝している」と話した。