【KNOCK OUT61】展望 久井とゴンナパーが約1カ月半で再戦。外的要素も含めた差のつけ方に注目
【写真】1カ月半という短い期間でのダイレクトリマッチ、通常リング・3分3R延長なし・5ジャッジ制がどう試合に影響するか?(C)KNOCK OUT
15日(日)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるKNOCK OUT61。今大会でのメインイベントでは、昨年晦日に行われた久井大夢とゴンナパー・ウィラサクレックによるKNOCK OUT-REDライト級タイトルマッチのダイレクトリマッチが組まれている。
Text by Takumi Nakamura
ゴンナパーと久井は昨年晦日に国立競技場代々木第二体育館で行われたビッグマッチKNOCK OUT60「K.O CLIMAX 2025」のメインイベントで対戦。ゴンナパーが持つKNOCK OUT-REDライト級王座に久井が挑む形の一戦で、久井が延長判定勝利でゴンナパーからベルトを奪ったが、ゴンナパーが本戦で勝っていたという声も多く、判定について物議を醸した。
それも踏まえて、KNOCK OUT山口元気代表は「もう1回やってすっきりさせた方がいい。両者ともにすぐにでも再戦したいということで、それも頭に入れながらオファーをして、双方から是非ということで決まった」とダイレクトリマッチの経緯を説明している。
前回の対戦は1Rに久井がジャブとサークリングでゴンナパーの前進を捌いていたが、2R以降はゴンナパーが久井のジャブに対して左ローを返し、徐々に圧力を詰めて前進。下がるパンチを打ち込む場面が増え、久井はヒジや顔面前蹴りで応戦する。3Rはさらにゴンナパーが圧力をかけ、久井をロープにかけてパンチをまとめる。
判定は三者三様(29-28×2、29-29)と割れて延長戦となり、延長もゴンナパーが前に出る構図は変わらなかったが、久井が1Rのようにジャブ&サークリングを繰り返し、ジャブからパンチをヒットさせる場面を増やし、スプリット判定で勝利という内容だった。
前回の試合で言えば久井のジャブ&サークリングを主体としたアウトボクシングをどう評価するかが物議を醸した部分だ。KNOCK OUTでは判定において「倒しに行く姿勢を最大限評価」する方針で、ルールブックにも「KOに向かったインパクトある攻撃を判定の対象とし、判定勝利を目的としたインパクトの弱い攻撃は判定の対象にはならない」と明記されている。
終始前に出て攻撃を繰り出していたゴンナパーが評価されるなら、久井が距離を取りながらジャブをヒットさせてパンチをまとめた場面も評価されて当然だ。アウトボクシングそのものが評価される・されないではなく、アウトボクシングの中にKNOCK OUTが評価するKOに向かう攻撃があったかどうか。大会当日に解説を務めていた鈴木千裕も「ゴンナパーが8割前に出ていたけど被弾せずにカウンターを当て続けた久井がポイントを取っていた」という見解も示している。
今回は約1カ月半という短いインターバルでのダイレクトリマッチで、自分の距離を保ちながら攻撃の的確性で勝負する久井×攻撃力と圧力を活かすゴンナパーという図式は変わらないだろう。どれだけ早い段階でゴンナパーが久井を捉えられるか。どれだけ久井が自分のペースを崩さずにダメージを与える場面を作るか。そこが勝負のポイントだろう。
また今回の試合場は前回と違いオクタゴンリングではなく通常の四角形リングで、今大会からのルール改正により、ドロー防衛ありの3分3R・5ジャッジ制として行われる。こういった外的要素も含めて、どういった形で双方が相手と差をつけるかに注目したい。
■放送予定
2月15日(日)
午後5時35分~U-NEXT















