【Lemino Shooto03】野瀬翔平戦へ、舌好調ジョン・オルニド「イージー過ぎる相手。戦い方が時代遅れ」
【写真】相当にトンパチっぽいオルニドだが、実は現在も大学生で「MMAで食っていければ良い。でも、そうならなかった時のために大学を出ていないとフィリピンでは職につけない。そのために苦労して、僕を進学させてくれた母に感謝している」という言葉も聞かれた好青年だ (C)MMAPLANET
18日(水)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるLemino Shooto03。同大会で復活するサバイバー・トーナメント準々決勝で野瀬翔平と、ジョン・オルニドが対戦する。
Text by Manabu Takashima
2010年代のチーム・ラカイの躍進をもって、そのポテンシャルの高さを感じさせたフィリピンのMMAファイター達。だがパイオニア世代が年を重ね、次世代のファイターはジョシュア・パシオやスティーブン・ローマンら限られたファイターした活躍できていない。
そんななか22歳のジョン・オルニドは2023年の初来日から一時のブランクを経て、昨年5月に再来日を果たし、MMAファイターとして成長した姿と更なる可能性を示した。そんなオルニドが3度の来日を目前に控え、舌好調で野瀬をこき下ろした。
僕はいつだって、自分が話したいことを話す。だから試合を盛り上げるために言っているんじゃない
――ジョン、昨年の5月以来の来日でLemino修斗に初参戦。今どのような気持ちですか。
「そうだね……去年の5月から色々なことがあった。あの時は肩にケガをしていて、試合ではカーフキックでスネも痛めた。だから、まずは体を休める必要があった。そして練習を再開すると、左足をケガした。ただ、一番長引いたのは元々痛めていた肩だった。
だから10月にLemino修斗からショーヘイ・ノセ戦のオファーがあったのに、戦うことができなかった。僕らフィリピンのファイターは多くのオファーがある状況じゃない。だから、試合のチャンスを絶対に逃したくなかった。僕自身はあの時も必要なモノをバッグにつめて日本に行きたかったけど、コーチから止められたんだ。それでも、できるトレーニングは続けていた。
今は100パーセントの体調だ。12月になってから、練習もガンガンできるようになった。2カ月の練習があれば、十分だ。ナツキ・クマザキ戦のデキは全く自分でも納得していない。ばかりか、悔しい試合内容だった。精神的にも人を殺すだけの覚悟ができていなかった。
でも今回は違う。必要なトレーニングをすべてこなし、必要なサプリメントは全部摂ってきた。この機会を与えてくれたLemino修斗に感謝している。彼らが僕のことを必要としてくれたのは、僕の力を信じてくれているからだと思う。だから、その期待に応えるファイトをしたい。
ただショーヘイ・ノセは、ちょっとイージー過ぎる相手だ。彼の戦い方は時代遅れだ。レスリング主体で、グラップリングで勝とうなんて何年前のMMAだ?」
――この一戦が決まった時に意気込みのメッセージを貰ったのですが、その時も同じような辛辣な野瀬翔平評をしていましたね。
「僕はいつだって、自分が話したいことを話す。だから試合を盛り上げるために言っているんじゃない。僕らは強くなるために真剣に練習をして、真剣に学習を続けている。そうやってMMAは進化しているのに、彼のスタイルはいつの時代のものだ? もう時代は変わった。僕ら、若いファイターの時代なんだ」
ショーヘイ・ノセと戦ったモンゴル人ファイターも、あの試合を見る限りに打撃が全くなっていない
――ただ野瀬選手は、日本を代表する極めの強さを持つMMAグラップラーです。
「ミスター、僕らが戦うのはMMAだ。柔術じゃない。柔術ならノセにもチャンスはあるだろう。でもMMAだ。グラップリングは柔術の一部でしかない。ミスター、いくらあなたがノセは優れたグラップラーだと言っても、テイクダウンができないでどうやってグラップリングの技術を使うというんだい?
仮に前回の僕の日本の試合で、それが可能だと思っているなら大きな勘違いだ。もちろん、2023年に日本で戦った時と比較するとレスリング、サンボが僕を進化させてくれた。それはジェリー・レガスピとマーク・ストリーグルの指導のたまものだ。2人に出会う前の僕はただの喧嘩屋で、気持ちで戦っていたに過ぎない。でも、2人の指導を受けて技術だけでなく、頭で考えることを学んだ。
気持ちでは対処できないことを、頭を使うことで対処できるようになった。それでも去年の僕と今の僕は全く違う。それにショーヘイ・ノセが僕と次元の違うファイターだったら、今、このタイミングで僕と戦うことはないだろう。とっくにUFCに行っているはずだ。でも違う。だから、僕は断言できる――『ショーヘイ・ノセ。お前は俺のレベルじゃない』とね。僕はこれから世界の頂点で戦うようになる。その前に、青春時代を満喫しているんだ」
――野瀬選手との試合に絶対的な自信を持っていますが、今回のバンタム級トーナメント制覇に向けての自信のほどは?
「ショーヘイ・ノセと戦ったモンゴル人ファイターも、あの試合を見る限りに打撃が全くなっていない。だからグラウンドで決着した。このトーナメントに出ている選手は、そんなファイターばかりだ」
――確認しますが、それはシンバートルのことを言っているのですよね。
「そうそう、シン%#’&(※名前が言えていなかった)ってやつだ。ただ、僕は前の修斗王者のショージとの試合を楽しみにしている。何より欲しいのはベルトだ。でも歴史ある修斗で戦うことを光栄に思っているよ。これまでの日本の試合よりも、多くの人に僕の技術力を見てもらえる。修斗は世界中で知られている。今のUFCもそうだし、これまでも世界のビッグステージでも修斗で戦っていた選手達が見られてきたハイステージだ。
シン%#’&でもショージでも構わない。トーナメントに優勝して、修斗のベルトを巻きたい」
ニュージェネレーション同士の試合をぜひとも実現させたい
――現王者は20歳の永井奏多選手です。
「20歳? 2歳も僕より若いんだ。イイねぇ。それこそ僕らの世代のバトルだ。ニュージェネレーション同士の試合をぜひとも実現させたい。コーチは、すぐに僕をONEで戦わせようとするんだ。ONEはフィリピンではフリーTVで視聴できて人気があるからね。でも、それはフィリピンに限った話だし、フィリピン人ファイターは年寄りばかりだ。そんな限られた環境のなかで、限られたファイターと戦いたくない」
――チーム・ラカイ、ライオン・ネイションというジムからマニラのジムへフィリピンのMMA界も勢力分布が変わる時が来るかもしれないです。
「僕がフィリピンMMAの未来だよ。ハイライトだ。バキのように、世界中の強豪と戦って行きたい。子供の頃からバキを見てきて、物凄い影響を受けたんだ。日本のアニメは最高だけど、バキがなかでも一番だ。あのバキのメンタルを見習いたい。僕のファイトサイコロジーや動きは、バキを参考にしている。バキ・ハンマはそれ以上に僕の内側にいる。だからショーヘイ・ノセ、覚悟をしてほしい。最高の状態で、フレッシュなジョン・オルニドが日本に向かうから」
■視聴方法(予定)
2月18日(水)
午後6時~ Lemino
■Lemino Shooto03対戦カード
<バンタム級サバイバーTリバイバル2026準々決勝/5分3R>
シンバートル・バットエルデネ(日本)
齋藤奨司(日本)
<バンタム級サバイバーTリバイバル2026準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ジョン・オルニド(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
シヴァエフ(日本)
後藤亮(日本)
<バンタム級サバイバーTリバイバル2026準々決勝/5分3R>
青井心ニ(日本)
内田タケル(日本)
<フェザー級/5分3R>
TOMA(日本)
堀江耐志(日本)
<バンタム級/5分2R>
宮城友一(日本)
松下祐介(日本)
<トライアウト・フライ級/3分2R>
井上颯人(日本)
小祝歩夢(日本)
<ジュニア修斗50キロ契約/4分1R>
湯浅リンク(日本)
山下楓人(日本)















