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【RIZIN】LANDMARK13ぶら下がり会見から。榊原CEOに尋ねた、コンテンツ事業としての世界戦略

【写真】PFLのドバイ大会も視察していた榊原CEO。PFLとのパイプの強化も、RIZINの世界戦略に関係してくるのか(C)MMAPLANET

13日(金)都内にて、4月12日(日)に福岡市博多区のマリンメッセ福岡A館で開催されるRIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKAの対戦カード発表記者会見が行われた。
Text by Manabu Takashima

同大会に先立って3月7日(土)に開かれるRIZIN52においても、「それだけがRIZINのカラーではない」という前提もあって、対世界というテーマが打ち出されている。

現在発表されている両大会におけるメインカードの国際戦と国内勢同士のマッチアップ数は、実に17×3。つまり20試合中17試合が国際戦で、85パーセントを占めていることになる。

昨年来の材有戦力以外にパッチー・ミックス、ジェイムス・ギャラガーというビッグネーム、ナターシャ・クジュティナやジョン・スウィーニーという国内では知名度が決して高くないマニア好みのLFAチャンピオン勢、同じくLFA王者でUFCベテランであると同時にKNOCK OUT UNLIMITED王者として、既に国内で実績を残しているカルロス・モタは、新しいRIZINを感じさせる登用だ。

現状は円安のなか、国際戦の増加は支出も増え、利益に還元できる外国人ファイターは限られている。ビジネスとしてRIZINの世界戦略を考えると、その投資に見合った利益を得るには映像ライツ・ビジネス等の手段が存在する。

国際戦の増加はPRIDE時代を彷彿させるが、20年の時を経て映像ライツ・ビジネスは大きく変化した。当時は海外においても大手リニアTVと取引をし、ジェネラル層をターゲットとしていた。対してサブスク時代となった今では、不特定少数の集合体=MMAコア層が世界中に存在している。

同会見後、榊原信行CEOのぶらさがり会見でMMAPLANETでは今後の対海外戦略について尋ねると、以下のような返答が聞かれた(一部要約)。


榊原信行
「おっしゃる通り、円安で外国人選手を招聘するのにはコストも高いし、航空運賃も高いです。ただ逆に僕らが輸出をすれば、このコンテンツは世界に届くわけで。世界中の人達が見たいというコンテンツになれば、円安は僕らに追い風になります。当然コストが掛かることですが、売り上げを国内に軸足を置いた構造から海外での売り上げをいかに高めていくのか。コンテンツの創造を生業とする企業として、さらに事業を拡大していくなかで……世界中のプロモーションと渡りあう中で言えば、世界のマーケットにリーチして売り上げを獲得していかなければならないです。

そこが原資となって、外国人選手を招聘できるようにつなげていく。今、一足飛びに「日本人×世界」をマッチアップして世界中の市場がすぐに反応してくれるというわけではないと思いますけど、海外市場からもインカムを獲得できるインフラは整っています。そこを駆使して、海外での売り上げを獲得する。

(C)Zuffa/UFC

UFCがParamount+に配信プラットフォームが変わった。

そ米国のプラットフォームと放送局に対して、今はセールスのタイミングなんです。まぁ1回や2回、海外でイベントを開いてもどうしようもないんですよ。時差の問題もあるし。僕らとしては3カ年ぐらいでRIZINのプレゼンツを高め、満を持して米国でRIZIN USシリーズとして10大会を開くとか。

(C)PFL

そうなってくると米国のメジャープラットフォーム……。

Netflixにしてもそうだし、Amazon Primeにしてもそう、ESPNにしてもParamount+がUFCを独占したことによって、MMAというコンテンツを求めているプラットフォームからRIZINに白羽の矢が立つ可能性もあります。

そういう可能性を感じながら、そういうモノに対するチャレンジを今の日本国内における求心力を失わない形で、どう整えていけるのかっていうのが、ビジネス的な次のフェーズとして考えられるのかなと思います」

■視聴方法(予定)
3月7日(土)
午後2時00分~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー

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