【Lemino Shooto03】UAEWでの初黒星を経てTOMA戦へ。堀江耐志「周りの期待に応えるMMAを見せたい」
18日(水)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるLemino Shooto03。今大会では堀江耐志が初参戦を果たし、TOMAと対戦する。
Text by Takumi Nakamura
レスリングで輝かしい実績を引っ提げて2024年からMMAに転向した堀江は国内で3戦3勝(3KO)を残して、昨年10月にUAE Warriorsに参戦。DWCSからUFC契約を果たしたマゴメド・ザイヌコフの実弟にして、ヌルマゴ門下のクルバン・ザイヌコフと対戦し、最後はザイヌコフのニンジャチョークで一本負けを喫したものの、ザイヌコフと競り合うポテンシャルの高さも見せつけた。
あの敗戦から4カ月、堀江の再起戦の舞台はLemino Shooto、対戦相手は元修斗環太平洋王者のTOMAに決定。ザイヌコフ戦の反省を活かし、堀江がMMAファイターとしてどう成長できたか。約30戦のキャリアを誇るTOMAとの一戦は、堀江の現在の実力が試される戦いとなる。
あのタイミングでUAEWでザイヌコフと試合を出来たことはデカかった
――昨年10月にUAEW初参戦、ザイヌコフとの一戦ではニンジャチョークによる一本負けでした。少し時間は経ちましたが、あの試合を振り返ってもらえますか。
「自分に足りなかったことが分かった試合でしたね。MMAの経験の浅さというかゲームの作り方というか。あとはシンプルに技術的に足りないところも分かりました。逆にこれだけ勝負できるんだという部分も分かったし、本当に自分が成長する機会を与えてくれた試合だと思います。結果は負けでしたが、あれから練習のやり方が分かった感じです」
――通用したところと修正すべきところがどちらもあった試合ですか。
「はい。自分が一番思ったのは、技術的にどうこうというより、3Rを通して走りきるというか、レスリング時代からそうなんですけど、3Rを走っているなかで、途中で焦ってダッシュしてしまうんですよね。ずっと自分と相手が同じペースで2人で走っているのに自分自身の焦りや、相手のはったりで焦ってしまう。それはやっぱり試合への慣れがなかったのかなと思います。あと技術的には技の種類や引き出しの多さの部分ですね」
――今の話を聞いて試合を振り返ると、ザイヌコフは上手く抜くところは抜いて試合全体をコントロールしている印象でした。
「ああ…そうですね」
――堀江選手に攻めさせるところは攻めさせておいて、試合の流れを決めるポイントになる攻防は譲らないというか。
「確かに相手の方が一つ上から見ているというか、俯瞰して見られているような、嫌な感じはありましたね。でもあとで試合を見直したら自分の体力的・フィジカル的な部分では結構相手についていけていた、同じようにロースコアで走っていけていたなとは思いましたし、組み勝負だけじゃなくて、最後もう少し打撃で勝負していれば展開が変わっていたのかなと思いました」
――技術的な差もあったかもしれませんが、持っている技術=手札の切り方という部分でザイヌコフが勝っていたかもしれません。
「それはホンマに感じましたね。向こうの方が手札が多かったと思うし、ここでこのカードを出せばいいっていうのを知っていた感じがします」
――そこを踏まえて今はどんなことを意識して練習していますか。
「日本に戻ってきてからの練習では試合と同じ3R通しての動きを意識するようになりましたね。今までは目の前の1Rに集中してやる・出し切る練習をしていて、これからもそれは必要だと思うんですけど、そのラウンドの中で試合を作る。そういう構成を意識して練習してきました」
――全力を出して動き続ける10-9もあれば、ポイントを抑えてペースを配分しながら差をつける10-9もある。それこそ堀江選手のいう構成力が問われる部分だと思います。そういった意味ではより試合を想定したスパーリングが出来るように変わってきたのではないですか。
「変わってきましたね。なんかその部分はレスリングやったり、ボクシングやったり、MMAじゃなくても、なんか一緒やなという風に思いました。前回の試合で色々なことに気づけましたし、あのタイミングでUAEWで試合を出来たことはデカかったです」
TOMA選手は自分の課題を克服する・やってきたことを試す意味でもめっちゃいい相手
――そして今回はLemino Shootoへの参戦が決まりました。初参戦する舞台ということでオファーを受けた時に驚きはなかったですか。
「驚きはそこまでなかったですけど、自分的にはLemino=井上尚弥さんのイメージがあるんで、その部分にちょっと『おー!』や『井上尚弥さんと一緒か!』みたいな感じはありました(笑)
――年明け早いタイミングで試合をしたいと思っていましたか。
「前回が10月だったんで、本当は年内に一試合やりたかったんですけど、上手く決まらなくて。それならそれで年明けでもいいかなと思っていました。だから試合はしたかったです」
――対戦相手のTOMA選手にはどんな印象を持っていますか。
「TOMA選手は“強振”というか、一撃がホンマに強い選手で、ゲームを作るという部分でも落ち着いている、精神的にどっしり構えている印象があります。だから自分が試したいことを試せる相手なのかなって思います」
――TOMA選手は堀江選手よりもMMAのキャリアが豊富でフィニッシュする武器も持っている。ザイヌコフ戦以降、取り組んでいることが試される相手かもしれませんね。
「まさに自分の課題を克服するというか、やってきたことを試す意味でもめっちゃいい相手やなと思います」
――FIGHT BASE 都立大代表の佐藤将光選手も3月にRIZIN出場が決まって、チーム全員でいい練習が出来ていますか。
「はい。練習に緊張感があって、試合を意識した、試合のような練習をしています。しかもジムには結構色んな選手が来ていて高橋遼伍さん、怪我をする前は野村駿太…所属選手では駒杵(嵩大)さんもいるし、みんな強いですよ。FIGHT BASE 都立大で練習していたら勝手に強くなります(笑)」
――これからのキャリアという部分では自分よりも戦績や実績が上の相手と戦っていきたいですか。
「はい。やっぱりそっちの方が自分もワクワクするし楽しみです」
――2026年はどんな1年にしていきたいと思いますか。
「とにかく進化し続ける。今まで以上に進化し続ける1年にしたいですね。どんどんどんどん強くなっていきたいです」
――今回のようにオファーがあれば国内外問わずに戦っていきたいですか。
「それもありますし、ザイヌコフにはリベンジしたいですね、もう一回やりたいです」
周りから期待されていることがホンマありがたくてモチベーションにもなる
――今回堀江選手がLemino Shootoに参戦するということで注目度も上がっています。それについてはどう感じていますか。
「川尻(達也)さんもYouTubeで僕のことを言ってくれたり、周りから期待されていることがホンマありがたくて、それは自分のモチベーションにもなるし、これからもっともっと期待してもらえるように頑張りたいです」
――どんな試合をお客さんに見せたいですか。
「やっぱり堀江強いな、期待通りやなと思ってもらえるようなMMAを見せたいと思います」
――それでは最後にファンの皆さんに向けてメッセージいただけますか。
「前回の試合から進化してきた部分もあるし、みんなの期待に応えられるように、全力で全開で見せたいと思うんで、ぜひ会場で応援よろしくお願いします」
■視聴方法(予定)
2月18日(水)
午後6時~ Lemino
■Lemino Shooto03対戦カード
<バンタム級サバイバーTリバイバル2026準々決勝/5分3R>
シンバートル・バットエルデネ(日本)
齋藤奨司(日本)
<バンタム級サバイバーTリバイバル2026準々決勝/5分3R>
野瀬翔平(日本)
ジョン・オルニド(ブラジル)
<ライト級/5分3R>
シヴァエフ(日本)
後藤亮(日本)
<バンタム級サバイバーTリバイバル2026準々決勝/5分3R>
青井心ニ(日本)
内田タケル(日本)
<フェザー級/5分3R>
TOMA(日本)
堀江耐志(日本)
<バンタム級/5分2R>
宮城友一(日本)
松下祐介(日本)
<トライアウト・フライ級/3分2R>
井上颯人(日本)
小祝歩夢(日本)
<ジュニア修斗50キロ契約/4分1R>
湯浅リンク(日本)
山下楓人(日本)
















