【TTFC11】エフェがマウント&バック奪取でジョブリンにフルマーク判定勝ち「来年RTUにリベンジしたい」
【写真】ジョブリンの粘りも凄まじいが、エフェがしっかりとまとめた(C)MMAPLANET
<ライト級/5分3R>
エフェヴィガ雄志(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
キーラン・ジョブリン(豪州)
サウスポーのエフェがプレスを掛ける。左ジャブを突きながら回るジョブリンが、シングルレッグで入った。エフェはスプロールし、ジョブリンの頭を押さえつけてボディにパンチを打ち込む。バックに回ったエフェの左腕を、ジョブリンがキムラで抱えてリバーサルを狙う。しかしエフェがマウントからバックへ。バックマウントを奪取し、オタツロックでジョブリンの動きを制する。
2発パンチを打ち込んでからRNCを狙うエフェ。ジョブリンのディフェンスも固い。振り落とされたエフェが再びバックに回る。ジョブリンはスクランブルからシングルレッグで組み、エフェをケージに押し込んでいく。エフェがスイッチから、バックを狙いつつパンチを落とす。立ち上がったエフェにシングルレッグで食らいつくジョブリン。ケージ際でアンクルピックに切り替えたジョブリンに対し、エフェもスイッチを狙って初回を終えた。
2R、エフェが右ジャブを突く。ジョブリンは一度シングレッグに失敗し、ダブルレッグにもトライするがスプロールされてしまう。両者がスタンドに戻ると、組んできたジョブリンをケージに押し込むエフェ。首投げを狙うジョブリンのバックに回ってから離れた。直後、エフェの左ボディストレートがクリーンヒット。
ジョブリンが背中をマットに着けると、すかさずパウンドを連打する。ケージウォークを狙うジョブリンをサイドで押さえ、右腕を抱えてキムラを狙う。ジョブリンがハーフガードを取ると、エフェは左オーバーフックで押さえ込む。バックを見せて立ち上がるジョブリンを、エフェがケージに押し込んでから離れる。
離れ際にジョブリンが左フックを狙う。プレスを掛けてきたエフェを、ジョブリンが右オーバーハンドでグラつかせた。しかし続く右ローがエフェの下腹部に当たり、エフェに休憩が与えられてジョブリンにとってはチャンスを逃してしまう。
再開直後、またもジョブリンの右ローが下腹部に――再休憩の後、ジョブリンが右オーバーハンドから幾度もシングルレッグで飛び込むも、その都度スプロールするエフェ。バックを制し、ボディトライアングルからRNCを狙うが、ジョブリンに右腕を掴まれてしまう。腕を抜いたエフェはRNCをセットアップ。しかしジョブリンが腕を完全に回させることなく、ラウンドが終了した。
最終回、ジョブリンが右スレートから左を振るう。ジョブリンのニータップをスプロールしたエフェがトップへ。ハーフのジョブリンに対し、胸を合わせて押さえ込む。ジョブリンが右腕を差し上げて、エフェの左腕を抱え込む。エフェはこれを潰してパウンドを落としていく。ジョブリンはシングルレッグに切り替えるも、エフェがトップをキープし続ける。潜ってくるジョブリンをパスしたエフェがマウントを奪取。ジョブリンもエフェの首を巻き込んで返しに行くも、エフェがバックに回ってボディトライアングルを整えた。
振り落とそうしたジョブリンの右腕を狙うエフェだが、そのままシングルレッグで組まれてしまう。潰されたジョブリンはエフェの首を取ってギロチンで引き込むも、エフェが頭を抜く。ジョブリンはギロチンに再トライ。エフェが凌いでバックに回ったが、ジョブリンが返して右ヒジを落とし、試合終了のホーンを聞いた。
ヒヤリとする場面はあったものの、裁定はエフェがフルマークの判定勝ち。試合後、エフェは「盛り上がりに欠ける試合をしてスミマセン。Road to UFCの初戦で負けて、それがキャリア初の負けになっていました。終わってから色々と考えたりしていくなかで、失敗して止まっているわけにはいかないので。自分の中で覚悟を決めて臨んだ試合です。自分ももうすぐ26歳で、来年RTUにリベンジしたいです。皆さん、宜しくお願いします」と挨拶した。