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【RISE194】team VASILEUS・プロ無敗の島田知佳が平岡琴に判定勝利。第3代RISE女子アトム級王座を戴冠

<第3代RISE QUEENアトム級(46キロ)王座決定戦/3分5R+無制限延長R>
島田知佳(日本)
Def.3-0:50-48.50-48.50-47
平岡琴(日本)

サウスポーの島田がジャブを伸ばす。これが平岡を押すようになり、平岡が倒れるがすぐに再開。島田は右を伸ばして左ストレートとインカーフ、平岡も右ストレート、左手で触るように前に出る。平岡は左手で触って右ミドル、島田はワンツーと左ストレート。平岡がパンチで前に出ていくとインローを蹴る。

平岡は島田のワンツーと蹴りをバックステップでかわしつつ、インローと右ストレート。島田も右フックを打ち返す。平岡が右の前蹴りとハイ、島田は左ストレートを狙う。終盤、平岡が細かいジャブから島田を下がらせた。このラウンドはジャッジ3名とも10-9で島田を支持した。

2R、平岡が島田の前足に左右のロー、右ストレートで前に出る。島田も左ストレートと右フックを返すが、平岡が前に出てインローを蹴る。平岡は島田をコーナーに詰めて右ミドル、島田は左ストレートで飛び込む。平岡も右ストレートを返して左フック、島田は左ミドルを蹴る。平岡が右ストレートから距離を詰めると、島田は回り込むような右フックを打つ。

首相撲の攻防になる島田が平岡を押し倒す。島田は平岡のミドルにパンチを伸ばしてワンツー。平岡も距離を詰めてボディにヒザ蹴り、右ストレートからパンチをまとめる。島田も左ストレートで譲らない。このラウンドはジャッジ3名とも10‐10のイーブンとした。

3R、平岡が左手を伸ばしてインロー、ワンツーで前に出る。島田は距離を取りながら左ミドルと左ストレート、平岡は左ハイキックを蹴る。ジャブと右ストレートで前に出る平岡。島田もインローを返して距離を潰す。じりじりと前に出る平岡がインロー、島田は左ストレートと右フックを当てる。平岡は前に出て右ミドル、島田はワンツー。平岡が前進すると島田はサークリングする。

島田が左ストレートで飛び込み、平岡は右アッパー気味のストレートを返す。さらに島田の前進にバックキックを合わせる。島田が右フックから左ストレート、平岡も右ストレートを返して両者もつれる。平岡は島田のローにパンチをまとめ、島田も左ストレートを返す。このラウンドはジャッジ2名が10-10のイーブン、1名が10-9で島田を支持した。

4R、ポイントをリードされている平岡がジャブから右ミドルとインローを蹴る。島田もインローを返し、サークリングする。平岡が前に出ると左右のフックを当てる。平岡は左フックから右ストレート、距離が詰まると島田がクリンチでブレイクを待つ。再開後、島田が左ストレートから右フック。これが平岡を捉える。

島田は距離を取りながら左ボディ、左ミドル、左ストレートを当てる。平岡も前に出るが攻撃が少ない。右フックと左ストレートを迎え撃つ島田。平岡も距離を潰して右ボディから連打を集める。前に出続ける平岡に対し、島田は回り込みながら右フック。平岡の追撃を密着して阻止する。

5R、島田が左ストレートと右フック。平岡が右ミドルとインローで前に出る。さらに平岡が右ストレート、島田も左ストレートで迎え撃つが平岡は止まらない。平岡がインローと右ストレート、島田は左ストレートを返す。平岡は右ミドルと右ストレート、スピニングバックキックを蹴る。島田は左ミドルと左ストレート、平岡は右ストレートと左フックで飛び込み、右アッパーを突き上げる。

島田は平岡のミドルに右フックを合わせ、最終ラウンドになっても足を止めない。平岡も必死に右ストレートとインロー、右ミドルで前進。島田も左ストレートを打ち返す。平岡は右のヒザ蹴りと右ストレート、右ストレートからパンチで打ち合うがビッグヒットはない。ここで試合終了となり、島田が判定3-0で勝利。昨年7月にプロデビューした島田が6戦6勝と無敗のままベルトを巻いた。

試合後、島田は「今日まで色んな人たちに支えてもらって、関わってくれたすべてのみなさんに感謝しています。VASILEUSのみなさん、いつもありがとうございます。私はプロになる前からVASILEUSに所属させてもらって、チームの価値を下げてしまわないように頑張ってきて、その気持ちが自分を強くしてくれたし、VASILEUSのみなさんが私をチャンピオンにしてくれました。前王者の宮﨑小雪さんがこのベルトの価値を高めてくれたので、このベルトに見合う強いチャンピオンになります。そしていつか小雪さんを超える存在になります」と語った。


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