【DWCS S09Ep01】9年目のコンテンダーS開幕。10選手の平均フィニッシュ率は驚異の83パーセント!!
【写真】第3試合出場のタイ・ミラーはLFAから、コンテンダーシリーズ出場の権利を得た。5勝0敗、3つのKO勝ち(C)MMAPLANET
12日(火・現地時間)、ネヴァダ州エンタープライズのUFC APEXでDWCS S09 Ep01が開催される。オクタゴンへ直通の登竜門Dana White’s Contender Seriesも9年目のスタートを迎える。
Text by Manabu Takashima
コロナ以降グローバル化が進むコンテンダーシリーズだが、今大会も全5試合10選手の国籍は米国人が2人、露西亜が2人、フランス、ブラジル、カナダ、豪州、チリ、バーレーンとまさに国際色豊かだ。
また顕著になっているのは、そのフィニッシュ力の高さだ。10選手のフィニッシュ率(フィニッシュ勝利÷勝ち星)アベレージは、実に83パーセント。100パーセントのレートを誇るファイターはメイン出場のネーミアス・サンタナ、第4試合のジョージ・マンゴス、第2試合のユーリ・パンフェロフとオープニングマッチで戦うムルタザ・タルハの4選手だ。
なかでもマンゴスはイリアン・ボアフィア、タイ・ミラー、クリストフ・エヴェルと並びデビュー以来負けなしのファイター。7勝0敗で2つのKO勝ちと5つの一本勝ちを誇るHEX FSフェザー級王者だ。
この他フィーダーショー王者はマンゴスと対戦するラドリー・ダ・シウバが、カナダのバトルフィールド・ファイトリーグのチャンピオンで、第3試合で戦うジミー・ドラゴはCFFCウェルター級王者。エヴェルも2つのローカルショーのベルトを巻く。
もう一つ気になるファクターは、出場選手が直近に戦ったプロモーションだ。マンゴスのHEX FSと同様にボアフィアはARES FCとフランス#01フィーダーショーで勝利している。
他方、サンタナ&ミラーはLFA、上記ダ・シウバのバトルフィールドFL、ドラゴのCFFC、エヴェルとオープニングファイト出場=ベイサングル・ススルカエフが戦ったFury FCはUFC Fight Passにラインアップされているプロモーション。世界最高峰への山岳ルート、J-MMA界はコンテンダーシリーズをスルーせずに勉強する必要があるだろう。
■視聴方法(予定)
8月13日(水・日本時間)
午前8時~UFC FIGHT PASS
■DWCS S09Ep01対戦カード
<ミドル級/5分3R>
イリアン・ボアフィア(フランス)
ネーミアス・サンタナ(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
ラドリー・ダ・シウバ(カナダ)
ジョージ・マンゴス(豪州)
<ウェルター級/5分3R>
ジミー・ドラゴ(米国)
タイ・ミラー(米国)
<ミドル級/5分3R>
クリストフ・エヴェル(チリ)
ユーリ・パンフェロフ(ロシア)
<ミドル級/5分3R>
ムルタザ・タルハ(バーレーン)
ベイサングル・ススルカエフ(ロシア)