この星の格闘技を追いかける

【RIZIN Y.E.S.P.Festival】Fight&Life#112より。久保優太「ダウトベックとは面白い試合が出来る」

【写真】格闘技外の活動でも注目を集める久保。しかし強い相手に戦って勝ちたいという思考はずっと変わらない (C)TAKUMI NAKAMURA

現在発売中のFight&Life#112に、31日(水)に埼玉県さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN 師走の超強者祭り」でカルシャガ・ダウトベックと対戦する久保優太インタビューが掲載されている。
Text by Takumi Nakamura

Fight&Life#112ではワイド特集「世界に挑む日本代表」として、大晦日に国際戦に臨む選手たちのインタビューが掲載されている。ここでは久保がダウトベック戦について語った箇所を抜粋してお届けしたい。

昨年大晦日のラジャブアリ・シェイドゥラエフ戦から1年ぶりの試合となる久保。「僕も38歳になって、自分の残りの格闘家人生があと何年残されているかも分からないので、最短距離でベルトまで行きたい」とダウトベック戦を王座挑戦に向けた第一歩と位置づけている。

また久保はMMAでの試合を重ねるなかで「今は組みが許されたルールの中で、自分の打撃力を証明する・競うことが楽しい」とも語った。


──去年大晦日にラジャブアリ・シェイドラエフと対戦したあと、今年は参院選出馬も含めて激動の人生だったと思います。久保選手にとってどんな1年でしたか。

「自分の中では政治活動はずっと続けているし、そこは(格闘技と)並行しながら、という感覚ですね。選挙で負けたから区切りをつけるということはないです。ただ、選挙に負けたことは敗北ですし、そこはものすごく悔しいので、これからも政治活動を続けながら格闘技をやっていこうと思っています。僕は今年38歳になって、本当に格闘家として最終章というか、いつまで体が動くか分かりません。

そのなかで自分はRIZINでチャンピオンになるためにやっていて、今回はダウトベックという10連勝していて、元王者の鈴木千裕選手にも勝っているトップの選手と戦わせてもらえることになった。今の僕にとっては大きな試合だと思っています。ダウトベックは本当に強いストライカーなので、僕とだったらめちゃくちゃ面白い試合ができると思うんですよ。大晦日、RIZINの10周年に相応しい試合を作りたいです」

──久保選手も色んな選手を見てきて、ダウトベックの打撃の特徴はどこにあると思いますか。

「やっぱり破壊力というか、1発で相手を仕留める破壊力ですよね。同じ相手と戦った試合内容・結果で言うならば、ダウトベックは木下カラテ選手に秒殺KOで勝っていますが、僕はスプリットの判定勝ちですからね。そこだけで比べるわけではないんですが、打撃力においてはかなりの強豪だと思っています」

──当然打撃という部分では久保選手が一番自信がある部分だと思いますが、その久保選手から見ても彼のスキルは高い位置にあると。

「高いと思います。特にMMAにおいての打撃ですよね。MMAはK-1とは違って立ち技だけではないし、組技だったりヒジやヒザもある。そういう接近戦の部分でも大きく変わってきますよね。またダウトベックは打撃と組みを混ぜるのが上手いので、そこも含めてMMAでの打撃が上手いというか。その意味でも試合をするのが楽しみです」

──今の久保選手にとっては組みがあるルールの方が打撃をやっていても面白いですか。

「今はそうですね。組みが許されたルールの中で、自分の打撃力を証明する・競うことが楽しいです」

久保が感じた首相撲とレスリングの共通点、シェイドゥラエフへのリベンジについても話したインタビューが掲載されたFight&Life#112は現在発売中です。

■視聴方法(予定)
12月31日(水)
午前11時~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■RIZIN Y.E.S.P.Festival対戦カード

<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)
[挑戦者] 朝倉未来(日本)

<RIZINライト級選手権試合/5分3R>
[王者] ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
[挑戦者] イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)

<RIZINバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 井上直樹(日本)
[挑戦者] ダニー・サバテロ(米国)

<RIZIN女子スーパーアトム級選手権試合/5分3R>
[王者] 伊澤星花(日本)
[挑戦者] RENA(日本)

<RIZINフライ級王座決定戦/5分3R>
扇久保博正(日本)
元谷友貴(日本)

<フェザー級/5分3R>
斎藤裕(日本)
YA-MAN(日本)

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ(ブラジル)
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)

<フェザー級/5分3R>
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)
久保優太(日本)

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
ヒロヤ(日本)

<バンタム級/5分3R>
福田龍彌(日本)
安藤達也(日本)

<フェザー級/5分3R>
新居すぐる(日本)
秋元強真(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈冶(日本)
ホセ・トーレス(米国)

<ライト級/5分3R>
雑賀“ヤン坊”達也(日本)
“ブラックパンサー”ベイノア(米国)

<フライ級/5分3R>
篠塚辰樹(日本)
冨澤大智(日本)

<バンタム級/5分3R>
芦澤竜誠(日本)
ジョリー(日本)

<RIZIN甲子園決勝フライ級/5分2R>
須田雄律(日本)
ヤマザト・エンゾ・マサミ(ブラジル)

PR
PR

関連記事

Movie