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【RIZIN Y.E.S.P.Festival】Fight&Life#112より。元谷友貴「一番強いところを対処できる選手が勝てる」

【写真】試合の1カ月前は帰国して、名古屋で調整する元谷をリモートインタビューした (C)MMAPLANET

23日(火)から発売中のFight&Life#112で、31日(水)に埼玉県さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN 師走の超強者祭り」で扇久保博正とRIZIN WORLD GP2025フライ級トーナメント決勝=RIZINフライ級王座決定戦を戦う元谷友貴インタビューが掲載されている。
Text by Manabu Takashima

気が付けば、元谷。フライ級再転向から3戦目で、ベルトを狙う座を勝ち取った元谷が扇久保のGPでの戦いぶりと、自身にとってのタイトル戦について元谷が同インタビューで話した箇所をここでは抜粋してお届けしたい。


――今年の大みそかはタイトルマッチは当然ですが、勝負論あり気のファイト。そして国際戦が多く組まれています。

「さっき、ダウトベックと久保優太選手、ホセ(トーレス)と後藤(丈治)選手、新居(すぐる)選手とフアン・アーチュレタが発表されていましたね」

――そのなかでフライ級ワールドGPは見事に外敵を蹴散らした人がいて、決勝が日本人対決になりました。日本人の強さを見せた階級が、フライ級で。勝ち上がったのが38歳と36歳のベテラン勢。ここは元谷選手的にはどのように感じていますか。

「最年長が扇久保選手ですよね。でも年は感じていないです。自分は今から伸びる。今からが強くなる時期になると思っていますし。やっぱりATTに行って、凄く変化しているのが感じられるんです。ここからスね。このトーナメントは、自分にとって集大成でもなんでもなくて。まだ若手だという気持ちでいます。ここから強くなれるので」

――ではホセ・トーレス戦、アリベク・ガジャマトフ戦での扇久保選手のパフォーマンスをどのように思っていますか。

「今回、扇久保選手の研究というか試合映像をチェックしました。改めて試合運びが上手いなと思いました。勝ち方が本当に上手い選手だなと。どうすれば、ガジャマトフが崩れていくのか。それを誰も見たことがなかったなかで、自分の流れに持っていったのは凄いです。見せていない選手を崩すのって、本当に大変なことなので」

――初戦に勝ち、準決勝の相手は総選挙があるまで決まっていなかったです。その間は9月にガジャマトフと戦うことも想定していたと思います。元谷選手としては、どう崩そうと考えていましたか。

「まぁ打撃と組みを混ぜて、ですかね。扇久保選手が見せた戦い方がガジャマトフのようなストライカーを一番攻略しやすいので。だだし、本当に未知で得体が知れない。どれだけ強いんやろう、というのがあったので。どういう選手か、もっと見たいと思っていましたね」

――対照的に扇久保選手はもう、未知の部分はまるでないかと。十分に戦い方をみて、実際に肌を合わせたこともある扇久保選手の強さをどのように捉えていますか。

「自分でやりたいことが決まっている。で、そのやりたいことが強い。結局、扇久保選手の一番強いところを対処できる選手が勝てるわけで。扇久保選手の戦い方だけを考えるわけではないですが、そこは頭に入れて練習をしています」

ATTでの練習と、試合前に国内=寒天ファイトスピリットでの練習のすみ分け。春日井”寒天“たけしの存在、2026年の展望を元谷が語ったインタビューが掲載されたFight&Life#112は23日(火)より発売中です。

■視聴方法(予定)
12月31日(水)
午後12時~ ABEMA、U-NEXT、RIZIN LIVE、RIZIN100CLUB、スカパー!

■RIZIN Y.E.S.P.Festival対戦カード

<RIZINフェザー級選手権試合/5分3R>
[王者] ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)
[挑戦者] 朝倉未来(日本)

<RIZINライト級選手権試合/5分3R>
[王者] ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)
[挑戦者] イルホム・ノジモフ(ウズベキスタン)

<RIZINバンタム級選手権試合/5分3R>
[王者] 井上直樹(日本)
[挑戦者] ダニー・サバテロ(米国)

<RIZIN女子スーパーアトム級選手権試合/5分3R>
[王者] 伊澤星花(日本)
[挑戦者] RENA(日本)

<RIZINフライ級王座決定戦/5分3R>
扇久保博正(日本)
元谷友貴(日本)

<フェザー級/5分3R>
斎藤裕(日本)
YA-MAN(日本)

<フェザー級/5分3R>
クレベル・コイケ(ブラジル)
ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)

<フェザー級/5分3R>
カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)
久保優太(日本)

<フライ級/5分3R>
神龍誠(日本)
ヒロヤ(日本)

<バンタム級/5分3R>
福田龍彌(日本)
安藤達也(日本)

<フェザー級/5分3R>
新居すぐる(日本)
秋元強真(日本)

<バンタム級/5分3R>
後藤丈冶(日本)
ホセ・トーレス(米国)

<ライト級/5分3R>
雑賀“ヤン坊”達也(日本)
“ブラックパンサー”ベイノア(米国)

<フライ級/5分3R>
篠塚辰樹(日本)
冨澤大智(日本)

<バンタム級/5分3R>
芦澤竜誠(日本)
ジョリー(日本)

<RIZIN甲子園決勝フライ級/5分2R>
須田雄律(日本)
ヤマザト・エンゾ・マサミ(ブラジル)

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