【UFC319】ススルカエフ、火曜日にコンテンダーで前蹴りで勝利。土曜日にRNCでUFC初陣飾る
<ミドル級/5分3R>
ベイサングル・ススルカエフ(ロシア)
Def.2R2分01秒 by RNC
エリック・ノーラン(米国)
4日前にコンテンダーシリーズで勝利し、UFCと契約を果たしたススルカエフが、早くもオクタゴンデビュー。対戦相手のノーランも、ファイトウィークのオファーに「人生の全てを賭ける」と意気込みを語る。
−1050のフェイバリットで、すでにシカゴのファンから大きな声援を受けるススルカエフがスイッチをしながら圧を掛ける。と、場内はUSAチャントでノーランを後押しする。そのノーランがダブルジャブ、近い距離でアッパーから左フックを当てる。「問題ない」とアピールするススルカエフが、ゆっくりとした動きからストレート、前蹴り、一転してするどい左ハイを狙う。ノーランは近づくとヒザ蹴り、ステップインに左を合わせていく。ススルカエフはケージにノーランを押し込みむと、ボディロックテイクダウンへ。耐えたノーランが、体を入れ替える。
ススルカエフが回ろうとするとノーランは、スピニングバックフィストから距離を取り直す。中間距離の打撃戦は、ノーランがリードするがススルカエフがダブルレッグでテイクダウンを決める。バックコントロールで殴り、スクランブルにも前方に崩すススルカエフは、大きな前方へのスラムを見せる。しかし、フックすることなく離れたススルカエフは左右のフック、スピニングバックフィストを受けそうになる。
コンテンダーシリーズと同様に前蹴りを腹に入れたススルカエフは、ボディロックテイクダウン狙いもノーランがウィザーで耐える。と、ラウンド最後の局面でノーランは左ハイを受けそうになりながら、右から左をヒット。グラついたススルカエフに、ヒザ蹴りを入れてラウンド終了を迎えた。
2R、ノーランはジャブを伸ばし、前蹴りのススルカエフに対し首相撲からヒザをを入れる。左インローを決めたススルカエフは、ボディショットからもう一度左インローを蹴る。ノーランはたまらずヒザを両手で触れるなど、明らかにダメージを負った様子だ。すかさず組んだススルカエフがバックに回る。ノーランは前転から足関節を狙うが、ススルカエフが潰してサイドで抑える。肩固め狙いに反応したノーランのバックを制したススルカエフが、両足をフックして背中を伸ばしにかかる。
手首を掴んで胸を合わせようとしたノーランだが、ススルカエフが許さず強烈な勢いでパンチを落とすと、立ち上がろうと正座状態のノーランにRNCを仕掛けタップを奪った。「ノープロブレム。ダナ、9月にも戦う。レッツゴー」と話した。