【SHOOT BOXING】展望 新章開幕のメイン。笠原友希がフェレイラの右の強打をどう捌くか
14日(土)、東京都文京区の後楽園ホールで開催されるSHOOT BOXING 2026 act.1。メインイベントには笠原友希がタリソン“Crazy Cyclone”フェレイラを迎え撃つ一戦が組まれた。
Text by Takumi Nakamura
シュートボクシング(SB)は2025年に創設40周年を迎え、今大会から41年目の歴史が始まる。イベント的にも長らくSBのエースとして活躍してきた海人が本格的にONE Championshipへの挑戦を掲げ、新しい世代の選手たちにバトンタッチしたいと語り、大会のメインビジュアルにも“新章開幕”というコピーが掲載されている。
その新たなスタートのメインに登場するのはSB日本スーパーフェザー級王者の笠原友希だ。兄の笠原弘希、弟の笠原直希と共に“笠原三兄弟”として活躍中の友希は、SBだけでなくTHE MATCH 2022やRISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournamentにも出場し、SB以外の舞台でも戦ってきた。今回は自身初となる後楽園大会のメインイベントでもあり、大役を任された形と言えるだろう。
対戦相手のフェレイラはシュートボクセ系列のジム出身で、2019年3月のRISE大田区大会で初来日。元ルンピニースタジアムの3階級王者で、現在はONE Championshipで活躍するスアキムと対戦し、先に2度のダウンを奪ってスアキムをKO寸前まで追い込み、最後は逆転負けを喫したもののビッグインパクトを残した。スアキム戦以降は元K-1王者の大雅から3度のダウン(右フック×2、左ストレート)を奪ってKO勝利し、直近の日本での試合では、のちにRISE WORLD SERIES 2025 -61.5kg Tournament王者となる中村寛とも大熱戦を演じている。
激闘派の印象が強いフェレイラの武器は思い切りの良さ。鋭い踏み込みからフック系のパンチを振り回し、そこにスピニングバックフィストやヒザ蹴りといった技を織り交ぜる。そのなかでも右フックは予想以上に伸びてくるパンチで、スアキムと大雅もこの右を被弾してダウンを奪われている。またサウスポーの中村に対しては右のパンチを顔・ボディに打ち分け、フックをフェイントにしてのアッパーなど右の使い方が上手く、そこからの返しの左フックも強烈だ。
笠原としてはいかにフェレイラの右を被弾せずに戦うか。過去に常陸飛雄馬の右フックでKO負けしている過去がある笠原だけに、フェレイラの前進&乱打戦に巻き込まれて、右をもらうような試合展開は避けなければいけない。ただし攻撃力が目立つ一方、フェレイラは打たれ強いタイプではなく、フック系のパンチを内側から打ち抜かれたり、ボディやローを効かされる場面も少なくない。
笠原はパンチと蹴りのバランスがよく、サウスポーから繰り出すロー、ミドル、ハイ、三日月蹴り、ヒザ蹴りと蹴りのバリエーションも多く、左ストレートも得意にしており、フェレイラの弱点を突く武器を持っている。フェレイラが早いラウンドでパンチを当ててそのまま倒す、もしくはダウンを取って逃げ切るか。それとも笠原がボディとローを削って徐々にペースを握るか。そして一つの試合として勝敗はもちろん、笠原が今後のSBのメインイベンターを担っていけるかも試される戦いだ。
■放送予定
2月14日(土)
午後5時15分~U-NEXT











