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【DEEP Osaka Impact#02】角野の戴冠に続け! 濱口奏琉はMAXを、延命そらが狩野優を迎え撃つ大阪大会

【写真】DEEPフェザー級GPリザーブマッチでKO勝ちした両者の対決。GP準決勝と同様に注目だ(C)SHOJIRO KAMEIKE/MATSUNAO KOKUBO

19日(月)にDEEP事務局より、6月29日(日)に大阪市の錦秀会 住吉区民センター大ホールで開催されるDEEP Osaka Impact2025#02の対戦カードが発表された。
Text by Shojiro Kameike

昨年から松田亜莉紗や須田萌里、栗山葵といった女子選手が中心のカードが組まれることが多かったDEEP大阪大会。松田はRoad to UFCへ。須田は浜崎朱加を下し、栗山葵もフライ級王座戦線に復帰が予想されるなど、大阪の女子選手が羽ばたくためのステージとして役割を担ってきた。続く今大会は、関西×他エリアのマッチメイク。この戦いを制し、先日DEEPウェルター級王座を奪取した角野晃平に続き、全国へ飛び出すのは誰だ!?


「Tokyo Impact」「Nagoya Impact」「Hamamatsu Impact」そして「Osaka Impact」など各エリアの大会で凌ぎを削り、ナンバーシリーズにおいてベルトを賭けた戦いを目指すDEEPのピラミッド構造。そのなかで昨年は、注目のマッチメイクがあった。それは昨年12月、東京大会で組まれた相本宗輝×前薗渓と、大阪大会の角野×阿部光太だ。

ともに東西若手対決となったマッチメイクだが、東京大会は相本が前薗をKOし、(減量中に倒れて試合に出られなかったものの)フェザー級GP出場へと繋がった。一方で大阪では角野が阿部を倒し、ベルト挑戦のチャンスを掴み、そのチャンスをモノにしている。どの地域でも選手が育つと、同じ選手をリーグ戦のような形式で対戦させるマッチメイクになってしまう。そこでこの東西対決のようなマッチメイクがナンバーシリーズ以外でも必要となってくる。

昨年5月取材時の濱口。この1年の成長を見せられるか。練習仲間の前薗渓は本日、中国で試合に臨む(C)SHOJIRO KAMEIKE

今回の大阪大会では、まずDEEPフライ級戦線で浮上したい濱口奏琉が、タイのバンタオ・ムエタイ&MMA所属のMAXと対戦する。極真打撃とレスリングのミックスで注目を集めた濱口は、今年3月に東京大会で杉山廣平に判定負けを喫している。DEEPフライ級のトップ戦線に絡みたい濱口にとって、ここで国際戦に勝利することは大きな意味を持つ。対戦するMAXことマックス・リアリは、2023年12月にDEEPでRYOGAをTKOで下しており、その後は豪州エターナルMMAフライ級王座に挑む(KO負けでベルト獲得はならず)などのキャリアを積んでいる。この相手に明確な勝利を収めれば、濱口も再びDEEPフライ級戦線に名乗りを上げることができるのは間違いない。

また、3月にDEEPフェザー級GPリザーブマッチで勝利している狩野優と延命そらの対戦も決定。ともにトーナメント本戦に臨むことはできなかったが、それでも前述の東西対決がスケールアップしたマッチメイクには注目したい。前戦では強烈なパンチで狩野は畠山祐輔を延命は三村亘を倒しているだけにKO必至の一戦だ。

写真上=松場×斎藤。斉藤は現在21歳。写真下=寺崎は空手ベースの打撃が武器

さらにフライ級で松場貴志が斎藤璃貴を、バンタム級では谷岡祐樹が寺崎昇龍を迎え撃つ。斎藤と寺崎は石川県のFight Holic所属で、ともにプロデビュー以来3連勝中。ベテランから新鋭まで、今後に期待が掛かるファイターが大阪に集う今回の大阪大会だ。

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